テラーノベル
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🌩️🦒×🤝 ヴィラン化
・ ご本人様とは全く関係ありません
・ 完全捏造( 妄想 )です
・ 名前伏せません
・ 洗脳 , 刺す(重傷), 拘束等あります
・ 完全主好みでござります
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【 🌩️🦒side 】
tt「 うぅ … 、ぅ … 」
usm「 っは 、ビビってんの 。 」
tt「 そりゃあビビるでしょ … こんなゲームに出てきそうなデカイ洞窟の中入るって … 。 」
そう 、俺とテツはこれから目の前の大きな洞窟に入る 。
なぜかって ?もちろん 、任務のためだ 。俺らがこんな所好きで来るはずがない 。
任務内容は “ 洞窟の中のKOZAKA-Cを倒して欲しい ” とのこと 。最近 、この洞窟から何かが出てきては村で悪さをして 、帰っていくそう 。
で 、村の人々がもう耐えられない 、ってなって俺たちの方に連絡をくれた 。
usm「 っし 、入るぞ 。 」
tt「 えぇっ !?ちょ 、置いてかないでよ !! 」
警戒しながら洞窟の中に入っていく 。テツは俺の背中に張り付くようにして歩いている 。ビビりすぎだろ 。
usm「 … なんか変な匂いすんな 。 」
tt「 えそう 、?もういいから早く倒して出ちゃおうよ … 、 」
usm「 ん … 、ちょ 、俺暗所無理なんだけど … 」
tt「 ええッ !?俺 、リードできないからね 、!? 」
いや 、そこまでここは暗くないから怖くないけど 、テツを前に行かせたいがために嘘をつき無理矢理テツを前に行かせた 。先程よりもビクビク震えている 。
tt「 あー 、もー 、いや … 、 」
usm「 ッは 、ビビりすぎだろ 。 」
tt「 うるさいなぁ … もぉ … 、どこだよぉ … 、 」
と 、弱々しい声で敵を探すテツ 。もう怖いというよりテツの面白さが勝っちゃって 、笑いが込み上げてくる 。
tt「 ちょ 、りとくん笑ってないでこっち来てよ〜ッ !! 」
usm「 はいはい 。笑 」
tt「 っ … 、?なんかここら辺匂いキツくない 、? 」
usm「 え 、だろ ?なんか香水みたいな 。 」
鼻からすぅっと吸ってみた瞬間 、頭がぐわんぐわんして立ちくらみがした 。
usm「 っぉ 、 」
脚がよろけて倒れそうだったが 、何とか持ち堪えた 。
tt「 んぇ 、だ 、大丈夫 、? 」
usm「 大丈夫 。テツ 、この匂いあんま吸うなよ 。 」
tt「 え 、?あ 、うん 、? 」
鼻と口を軽く抑えながら 、どんどん先へと進む 。… が 、何故か奥に進むにつれてその匂いが強くなっていく 。
usm「 ッ … 、きつ 、 」
tt「 … 、… りとく 、も 、むり … 、 」
どたっ 、
usm「 !テツ !起きろ !! 」
usm「 っ … 、ッ … 、゛ 」
俺も 、もう流石に耐えられない 、
テツに続くように 、バタッとその場に倒れた 。
usm「 … んん 、… ゛ 」
何か物音が聞こえて目を覚ます 。
ここは何処だ 。俺は一体何を … 。
usm「 … あ 、テツ … 、あれ 、? 」
俺の隣で倒れていたはずのテツが何故かいない 。なんかここら辺血臭いし 、早く敵倒してテツ見つけて帰ろう 。
usm「 … は 、? 」
重い腰を上げ立ち上がり 、前を見るとそこには手首に手錠をつけられたまま傷だらけになっているテツの姿があった 。
usm「 は 、テツ 、大丈夫か 、!? 」
すぐに近寄り肩を揺さぶるが 、起きる気配はない 。呼吸はしてる 、どうやら寝ているようだ 。死んでなくて良かった 、とホッとする 。
『 動け 』
何処からか聞こえてきた声 。誰かを指示するような言葉に身構える 。
tt「 … 」
usm「 … んぉ 、テツ ? 」
急にテツの手錠が外れ 、その場にスッと立ち上がった 。脚も腕も傷だらけなのに 、よくそんな普通に立てるなと思いながら 、「 大丈夫だったか 」と声をかける 。
usm「 …… 、… ? 」
tt「 … 」
… 何か変だ 。
どれだけ俺が声をかけても返事をしない 。目も開いてるし聞こえてるとは思うんだけど 、テツはただただ後ずさりする俺に近寄ってくるだけで 。
usm「 … 、…… 違うよな 、テツ 。 」
tt「 … 」
まるで操縦されているロボットみたいなテツを見て 、先程の誰かの一言を思い出した 。まさかな 、と思いながらテツから距離をとる 。
『 やれ 』
usm「 ッ !? 」
また指示が聞こえてきたなと思えば 、突然テツが俺に殴りかかってきた 。不意打ちすぎて流石に避けれなかったが 、今の傷だらけのテツの攻撃はそこまで強くなかった 。
usm「 おい 、テツ !! 」
ひたすら攻撃を続けるテツ 。やめろ 、と何度声をかけても全く聞く耳を持たない 。
usm「 っ 、おい !目ぇ覚ませよ !! 」
テツの手首を掴み 、そのまま無理矢理床に押し付ける 。倒れたテツに跨って 目を覚ませ とまた何度も話す 。
tt「 …… 離せ 」
usm「 お前が戻るまで離さねぇ 。 」
威嚇するように俺を睨み倒してくる 。
usm「 聞け 、テツ 。 」
tt「 嫌だ 。 」
usm「 いいから聞け 。 」
tt「 嫌だっ … て 、言ってんだろ !゛ 」
急に声を荒らげたと思えば 、いつも使っているナイフを俺の横腹にグサッと刺してきた 。しまった 、そういえば左手抑えるの忘れてた 。
usm「 ッぅ 、゛ッ〜 … 、!!゛ 」
tt「 離せ !!離せっつってんだよ !! 」
横腹を刺されてとんでもない激痛に襲われる 。が 、今の俺はそんなことどうでもいいと思える 。俺の横腹の前にテツを助けなきゃいけない 。
usm「 だから 、離さねぇよ … 。お前が思い出すまでな 、 」
tt「 ッ〜 !!離せ !離せ !!゛ 」
容赦なくグサグサと色んなところを刺してくるテツ 。
痛い 、今すぐに悲鳴を上げたい程に 。
でも 、テツを 、
佐伯イッテツを取り戻 ____
usm「 ッぅ … 、゛ 」
ドタッ 、
『 もういい 、戻れ 』
【 🤝side 】
tt「 ッは … 、… ん 、… ? 」
あれ 、俺何してた ?
確か 、りとくんと洞窟入って 、キツイ匂いに襲われて … それ 、で …
tt「 … ぇ 、りと 、く 、? 」
目の前には血だらけのままぐったりと倒れているリトくんの姿があった 。
tt「 りとくん !!大丈夫 !? 」
ゆさゆさと揺さぶっても起きる気配はなし 。脚や腕 … 色々なところに刺傷がある 。一番酷いのは横腹だ 、血が止まらない 。
tt「 息は … してる 、!よし 、帰 … 、…… 、? 」
リトくんを担ぎ上げようとした瞬間 、手に冷たい何かが当たる 。何だ ?と思って見てみると 、そこには俺のナイフがあった 。しかも血だらけで 。
tt「 え … 、?なん … 、… ぇ 、 」
…
あ 、俺 、
…
…
… まぁ 、いいや 。とりあえず 、リトくんを 。
重たいリトくんを頑張って担ぎ上げて急いで拠点に向かった 。
【 🌩️🦒side 】
usm「 … ん 、? 」
目が覚めると目の前には白い天井があった 。ガバッ 、と勢いよく起き上がる 。
usm「 ッ !!う 、ッ … 、゛ 」
起き上がると同時に横腹に激痛が走り 、思わず強く抑える 。着させられた白い服を少し上げると 、腹には包帯が巻いてあった 。腕にも 、脚にも 。
… あぁ 、そうか 。俺 …
hbt「 !リト !! 」
usm「 んぉ 、マナ 。 」
突然マナが部屋に入ってきた 。目と口を開けて俺を見つめている 。
hbt「 ッはァ〜〜〜 ……… 無事でよかった 、 」
起きた俺を見て安堵したのか 、その場に座り込んで よかった と呟いている 。
hbt「 …… 、あ 、ちゃうちゃう 。ちょ 、ちょっと待っといてな 、? 」
と 、急に何かを思い出したかのように慌てて部屋を出ていった 。なんだったんだ 、と思いながら部屋を見渡す 。
天井も壁も置いてある家具も白い 。ベットはふかふかですぐ隣には椅子が1つ置いてある 。多分 、病室なんだと思う 。
ガラガラ … 。
usm「 … んお 、テツ 。 」
tt「 、 」
扉が開いた音がしたと思えば 、テツが立っていた 。
usm「 … どした ? 」
tt「 …… 、… 」
酷く俯いているテツに声をかける 。が 、聞こえていないのか無視しているのか 、返事は返ってこなかった 。ただただヨロヨロと俺に近付いてくるだけだ 。
usm「 … ん 、どした 、? 」
tt「 …… ごめん 。 」
そう言って頭を下げるテツ 。5秒程沈黙が続いて 、その後 あぁ 、あの事か とやっと理解する 。
usm「 仕方ないことだろ 、お前もやりたくてやったんじゃないんだし 。」
tt「 そう 、? 」
スッ 、と俺の方に手を伸ばしてくる 。思わず俺はビクッと肩を跳ね上げた 。
あ 、いや 。怯えてるとかそんなんじゃなくて 。ただ急に動き出したからびっくりしただけで 。
tt「 … ほら 、怖いんでしょ 、? 」
usm「 ちがう 、お前が急に動いたから 。 」
tt「 嘘つかないでよ 、… 右手震えてる 。 」
と言われて自身の右手を見る 。これでもかというほどにガタガタと震えていた 。思わず左手でギュッと握る 。
usm「 ちがう 、これは 、! 」
tt「 リトくん 。 」
tt「 …… 、… 本当にごめん 。トラウマ 、植え付けちゃったよね 。そりゃそうだよね 、 」
tt「 同期に刺されてさ 、… 刺されたまんま耐えてたんだ … 俺のために 、 」
tt「 … そんなん拷問とかと一緒じゃん … 、死んじゃうよ 、 」
usm「 … テツ 、 」
tt「 …… ごめん 、ごめんね 。許してくれなくていい 。 」
tt「 多分 、俺生きてちゃだめなやつだと思うし 、 」
usm「 それはちがう 、! 」
tt「 … もう 、死のうかな 、 」
usm「 テツ ! 」
ガシッとテツの腕を掴む 。
未だに痛む横腹 、確かにこれはテツにつけられた傷だ 。脚のやつも 、腕も 。でも 、どれもこれも別にテツがやりたくてつけたものじゃない 。
usm「 っと 、… ッ … 、゛ 」
tt「 、だめだよりとくん 、立っちゃ 、 」
usm「 … ふ〜 … 、 」
掴んだテツの腕を借りて 、ゆっくりベットから下りて立ち上がる 。俺もこんな弱々しくなることあるんだな 、と今の自分の状態に改めて驚く 。
usm「 … 隈やばいぞお前 。寝た ? 」
tt「 …… 、 」
usm「 … 寝てねぇんだな 。いつもより煙草くせぇし 。 」
tt「 ごめん 、 」
usm「 すーぐ謝る 。… いや 、今のは謝る方がいいか 。 」
usm「 でも 、この横腹の件はお前は悪くない 。無罪 ! 」
tt「 無罪ではないよ 、一応刺したのは俺なんだし …… 、… 」
地味にテツの肩や手が震えている 。そんなテツの手を優しくギュッと握った 。
tt「 …… 、記憶は曖昧でも 、身体はしっかり覚えてる 、 」
tt「 リトくんを刺したときの感覚とか 、血の生暖かさ 、とか … 。思い出すだけでゾワゾワする 、 」
tt「 、なんか 、このまま生きてていーのかな 、 」
静かに頬を伝って落ちてゆく涙 。拭うように人差し指をテツの目元に持っていく 。
usm「 逆にお前は死にたいの 。 」
tt「 … 、 」
usm「 死にたくないだろ 。なら死ななけりゃいーじゃん 。 」
tt「 …… でも 、 」
usm「 いいから 。生きろ 。 」
tt「 っ 、!… う 、ん 。 」
よし 、とテツの頭を撫でる 。
usm「 ほら 、いつまでも泣いてないでマナたちの方行くぞ 。 」
tt「 ん 、! 」
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はて、、、、(?)
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だいすきです!!!!!!