テラーノベル
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文化祭が終わり皆ふわふわとした雰囲気も落ち着いてきた頃、悲劇が起こる。
「……若井くん、だよね?」
本を持って廊下を歩いていると、いきなり知らない先輩から声をかけられる。
その声がする方へ振り返ると、そこには夕陽をバッグにして優しそうな顔をした少し長髪の先輩が立っていた。
しかし優しそうな顔立ちでも、どこか恐ろしい雰囲気を纏っている感じがした。
「あ、若井です……」
「……ちょっとついてきてくれない?」
「……? わかりました……」
何故だか分からないが、先輩についていくことに。
あんまり知らない人に付いて行ってはいけないが、今回ばかりは相手が先輩なため付いて行かないという選択はほぼ無い。
先輩が連れてきた場所は、今は何も使われていない空き教室だった。
端のほうにある本棚や机からは少し埃がたっている。
「……単刀直入に言うね。………元貴と別れて? 」
「……は、?」
はじめましての人に普通そんなこと言えるのか?
俺は何か騙してからかっているのかと思いたいが、先輩の表情からそれはないと悟る。
そもそも、なんでこの先輩にそんな事を言われないといけないのか。この先輩は誰なのか。
俺は怒りを抑える前に口が開いてしまっていた。
「……なんで貴方にそんな事言われないといけないんですか。てか、そもそも貴方誰ですか?」
「…あぁ、自己紹介がまだだったね。僕は3年の藤澤涼架。」
……3年……、大森先輩より年上だ。
「元貴の幼馴染です」
「……え、?」
俺が先輩の学年に驚いていると、その後先輩は更に驚く衝撃的なことを言った。
幼馴染……?そんな事先輩に聞いたことなかった……
そして、わざわざここに呼び出して「別れて」と言ってくるということは、2つの理由が予想できる。
1つ目は、藤澤先輩が大森先輩のことを昔から好きだったから。
2つ目は、俺と大森先輩が2人で付き合っていることを知って、釣り合ってないと思ったから。
個人的には前者の方が可能性は高いと思うが、、
そう考えていると、先輩はゆっくりと口を開いた。
「……僕、元貴のこと昔から好きだったんだよね。なのに最近出会った君と……」
やっぱり。当たりだ。
でもそんなの知らないし。好きになって付き合うと決めるのは大森先輩なのだから。
「ね、別れてくれないならさ……」
藤澤先輩はそう言うと、何やら胸ポケットからシャーペンを出してきた。
(シャーペン……なにに使うんだ……?)
そして先輩はゆっくりと此方へ近づいてくる。
(……!!!)
そこで俺は気づいた。シャーペンで俺は襲われると。
シャーペンはすぐ折れるが、攻撃は強い。
そして高校生ならほぼ持っているであろうもの。
俺は逃げようと思ったが、先輩に壁まで追い詰められ逃げれない状態に入っていた。
(やばっ__)
バンッ!!!!!
「っ、!?!?」
「……元貴、」
「はぁっ、はぁっ、………何してんの涼ちゃん!!…………若井くん、行くよ」
先輩は俺の腕を引っ張って助けてくれた。
「あ、おい!!」
藤澤先輩の声は段々と遠くになっていく。
走っていると、ふわっと少し冷たい風が頬を撫でる。
そのまま先輩は寮に連れてきてくれた。
「あのっ、ありがとうございます……っ、」
「……若井くん、震えてる。」
「ぇ、あッ、 」
先輩にそう言われて身体を確認しようと目線を下げると、先輩が大きな腕で俺にハグしてきた。
ギュッ
「ぇッ、」
「……ごめん、本当にごめん。」
「なんでっ、先輩が謝ることじゃ……」
「いや、今回は俺が悪い、ほんとにごめん。 」
「……っ、」
俺はさっきの事件と、今先輩が凄く申し訳なさそうに、悔しそうに謝ってくる姿に涙が出そうになる。
それを見抜いたのか、先輩は優しい声でこう言ってくれた。
「………泣いていいよ。」
「……っ、!!………ぅ、ぅ゙ わぁんッ、!泣」
「……」(撫
「…ぅっ、うぅ………グスッ泣」
先輩のその1言で我慢していたものが一気に溢れてくる。
先輩は何も言わずにただ撫で続けてくれていた。
なんか最初考えてたストーリーと違う方向に行っちゃっててやばい
皆が求めてるのもこんなんじゃないよね、、ごめん😩😩
なんとかがんばる!!(?
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コメント
10件

襲われてもいいような良くないような良くないな。
やっぱ涼ちゃんだった…🫥🫥 邪魔はしないでくれぇぇ!!