前回は遂に💛さんsideが出てきたところですね👍🏻
こっからちょくちょく出てくると思うので、お楽しみに☺️
☃️ BL
💛 × 💜
Prologからの閲覧をご推奨します。
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💜side
日が出てると言うのに、家の中だというのに、どうにも寒い。
それなのにたまに暖かい日もある。本当に体調管理が難しい季節だ。
「……ベッド汚ぇなぁ。」
汚してしまったベッドを見ると、気が落ちる。
これを、いつも照が片付けてくれてたんだ。俺が気持ちよく寝ていた横で、この作業…
「照には頭も上げられねぇわ…」
俺が見てないところで照に負担をかけていたと思うと、振られたのも無理はない。
とはいえ、振った理由を言わないのはどうかとも思う。
ーー
「おはようございま〜す」
照と話さない日々も、嫌々ながら慣れてきた。
どうしても話さないといけない時はまだ、緊張で堪らないけど。
「ふっか、ちょっと来い」
「え、翔太?」
楽屋入りして早々、翔太に手を引かれてトイレに連れていかれた。
「おい、いくら連れションしたくてもそんな無理やりは良くないぞ〜」
自分から連れてきたくせに、手首を掴んだまま何も話さない。
何か悩みでもあるのかと聞いても答えないし、一体なんなんだ。
「お前、照と……」
何か真剣な顔をしていたとは思ったが、まさかの照の話。
でも、付き合っているだなんて言っていないし、別のことだろうけど、なんだろう。
そんな不自然だったか? あからさまに話していない訳では無いが、裏で話していないのは別れる前も一緒だったし、何を疑問に思って翔太はこんなことを……
「喧嘩、したんだろ?」
「照に相談されたんだよ。ふっかと気まずくて話せないって。」
「照が?いやなんで…」
自分から振ったのに、なに俺のこと気にしているんだ。
まだ未練あるならまた告白すればいいのに、俺は一生待ってるんだから。
「昨日、駐車場で声を掛けたのも、照に頼まれたからで ……ひとまず、お前らは早く仲直りしろよ。」
「照声掛けにくそうだし、お前からでも声かけなよ。」
「…うん。ごめんな、迷惑かけて。」
「ほんとだわ(笑」
「…でも、メンバーなんだから迷惑かけてなんぼだし、声掛けにくかったらいつでも相談しろよ。」
「そうだな、少し頑張ってみるよ。」
やっぱりSnow Manは良いグループ。
これは自惚れじゃない。事実。
翔太に限らずみんな優しいし、家族のような存在。
「あ、そうだ。時間あればだけど、家来る?」
「え、いいの?……って、翔太人家に上げんの苦手だろ」
「ふっかも潔癖だしいいわ(笑」
「でも上がったらすぐ風呂入れよ」
「うん。ありがとう……」
流れで翔太の家に行くことになった。
そういえば、長いことメンバーの家になんて行っていないな。
照が嫉妬深いのと忙しいのもあり、全然そういう機会がなかった。
ましてや潔癖症で中々人を家に上げない翔太に誘われるなんて、いつぶりだろう。
「お邪魔しま〜す。」
「ん。で、何があった?」
「え?…ああ、別に大したことはないよ」
「ふーん。まあいいや、風呂入ってきて。」
大したことではあるけど、それを付き合ってることすらもしらない相手に全てを話すのは果たして正解なのか?
そう考えるとどうしても喉の奥で言葉が詰まってしまう。
とりあえず翔太の為にも、風呂に入ることにする。
「上がったよ」
「俺も入ってくる。好きにしてて」
そんなこんなで翔太の家。何も無い。
比喩表現とか言うやつで「何も無いけど〜」とか言うけど、翔太の家の場合は本当に何も無い。
ミニマリスト、かっこいい。憧れる。
ーー
数十分後。翔太が髪をタオルでわしゃわしゃと拭きながら出てきた。
開口一番、照の話を真剣な顔でつついてくる。
「ちょっと意見が食い違って大喧嘩しちゃってさ。」
「その意見ってなんだよ」
「俺、照にも濁されて何も状況把握出来てないんだわ。相談にも乗れねぇし、差し支えなければ教えて欲しいんだけど。」
出来るだけ濁す気だったが、それは照も同じなようだ。
さて、これはどう話を終わらすべきだろう。
事実を全て話すのは照も嫌がるだろうし。翔太も突然そんなこと言われたら驚くだろうし。
「……そうだよな。でも、色々勘違いされそうだからあんま詳しくは照に悪い。」
「ちゃんと整理できてから改めて言う。今は意見の食い違いとしか言えない。」
嘘では無いが、濁してなんとか切り抜けられそうで安心。
翔太も「整理できたら絶対話せよ」と言ってくれて、とりあえず山場は過ぎた。
「それにしても、あんな仲良かったいわふかが決別とはねぇ。」
「言ってなかったけど、他メンも怪しんでるから。急に仲悪くなったなって」
「んー、そうだよねぇ。」
これは早急にどうにかしないと、グループとしてでも迷惑かけてしまう。
なんとか流れで気まずさが溶ければ…とか思っていたが、照にも連絡取らないといけないぐらいにまで来た。
なので、翔太と解散した帰りのタクシーにて、照にメッセージを送った。
『 別れたいってのはいいけど、少しでも理由は言えよ。 』
『 翔太に言われたけど喧嘩したって何?お前が 一方的に振ってきたんだから翔太使ってまで状況把握しなくていいだろ 』
『 なんでもいいけど、1回は話をさせて欲しい。 』
なんか口が悪いが、これぐらいじゃないと話はできないだろう。
照には悪いが、1度話し合いをしないと俺も納得しない。このままじゃグループの危機となる可能性もある。
『 分かった。明日仕事終わり残って。 』
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休む前にほぼ書ききってた小説を少しいじってそのまま投稿です!
やっぱり休む前と今だとだいぶクオリティの差がすごいですよね💧笑
おそらくこの上手さは見納めです😇
コメント
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続きお待ちしてます🙏😊