🖤side
グループ仕事の楽屋にて。
しょっぴーの目の下に隠しきれないほどの隈が出来ていて、俺は思わず心配で声を掛けた。
🖤「どうしたの?それ」
💙「なんでもない」
明らかに元気がないし、少し目元も腫れてる。何もないわけないだろ、と思い、休憩中に外へと呼び出した。
💙「照と喧嘩した」
🖤「そりゃまたどうして?」
しょっぴーは、恨めしそうに俺を見る。
💙「……知らん」
🖤「なに?俺に関係すること?」
💙「………………」
🖤「言ってよ」
💙「お前、俺にキスした?」
🖤「は?」
よくよく事情を聞く。
俺の家でみんなで飲んだ日のこと。しょっぴーは誰かにキスされたと言うけど…。
🖤「それ、本当の話?」
💙「たぶん…」
🖤「俺じゃないよ」
💙「……だよな、そっか」
しょっぴーは頭を抱えた。容疑者はもう1人。でも、しょっぴーはそんなことはもうどうでもいい、と言った。
💙「どうしたら、許してくれんのかな…」
いつもは強気なしょっぴーが、弱々しく小さく見えた。俺は思わず肩を抱く。
しかし悪いことは重なる。
階段で座って話していた俺たちに、通りすがりの岩本くんが気づいたのだ。
💙「照!」
弾けるように立ち上がるしょっぴー。
軽く突き飛ばされる俺。
そんな俺たちを岩本くんが一瞥して、さっさと背中を翻して去って行く。
💙「照ってば!!」
💛「そんなに目黒といたいの?」
岩本くんの肩に掛けた手を、しょっぴーは振り払われてしまった。
💙「違う!」
💛「もういいって。俺、疲れた、翔太」
💙「誤解だって」
💛「どれが?」
💙「どれも」
💛「キスしたことも?」
💙「それは………。でも、気持ちはないし」
💛「目黒と俺の悪口でも言ってた?」
💙「言うわけないじゃん!」
💛「とにかく、言い訳は聞きたくないから」
💙「ふぇ………」
しょっぴーは、そのまま、その場に座り込んでしまい、岩本くんは苛立ちを隠さず立ち去って行った。
🖤「ごめん」
泣きじゃくるしょっぴーをなんとか立たせた後、放っておけなくて抱きしめ、頭を撫でた。岩本くんは嫌だろうけど、このまま放置はできない。なんとか泣き止むまではそばについていた。
コメント
4件
タイミング悪いーーーーー😭😭
あーーーーーーーーー😭😭😭😭😭😭😭 まきぴよさんの書くすれ違いめっちゃ好きなんだよーーーせつない