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そして真は見つからぬように城に戻った真は考えずとも心の奥底では噂が広まっていることとは別に自分が村にいたのがバレないでくれという感情で溢れ薄く涙を浮かべていた
(もういい今日は寝よう…異世界に来てからは楽しいことも辛いこともあったけどこれは辛いや苦しいじゃなく、恐ろしいこんな事なら転生なんて、いやさよならも言えずに勝手に死んで勝手に転生したんだ…結局前と変わらないじゃないか、少し自分が強くなったらかと言って前の自分との存在価値みたいなものは変わっていないな、最低だよな俺っていう人間は)
真は前の人生の自分と比べ変わっていない事に気づいただが既に村を救っているから自分の価値は前よりは上だだが真が本当に思いたかった、自分に伝えたい思いはこんな思いじゃなかった。そして三日間の間に城の者と親睦を深めた後村に行くことを決めた。そして村に着くと
「皆さん何故欲しがらないのですか?もっと欲しがってくださいよ、ほら欲しいんでしょ?この石が」
真達の推理は正しかった、あの石をあんなにも渡そうと必死になりすると真は司教と目が合った
「あぁ、真さんでしたかこの石を自分の胸に当てるとステータスが上がるんですよ!さぁ欲しいと思ったでしょう!さぁ!」
シャウズは必死にこの石を真に渡そうとしている
「すみません、俺は死回廊の迷宮に行く途中なので」
そして少し司教は残念そうに
「そうですか少し悲しいですではもう会わないと思いますがさようなら」
そして司教は亜空間のような亀裂の中に消えていった。だが真はそんなことよりも村の皆んなが心配で仕方がないそして1人の村人を見つけた
「いや違うよ!確かにステータスは上がってるんだって!」
「だから、ステータスは上がってもお前は何ヶ月か後に魔物と同類の魔兵になるんだぞ!今すぐそんなことやめてルードさんに治してもらえ!お願いだ…」
もう1人の友達?のような人物が石を貰ったもう1人に話しかけていた
「何でだよ!強ければいいじゃないか別に俺は魔兵になってもいい、」
石の所有者は少し切なさに似た何かを持ちながら話していた
「本当にそうか?お前は母を愛していたな心の底からずっと、母はお前がそんな事を望んでいると思うか?お願いだお前は前のお前でいい強さを求めないでくれ…」
「でも…いやそうだな、母さんがこんな事望むはずがないよなありがとうな。俺はお前がいなければきっとこのまま何も変わらずに周りを苦しめていたな」
(いいなぁこんな親友持ってて。)
真は少し感動したその時
「確か貴方はシンさんでしたか?ありがとうございましたあの時貴方がいなければこの村は残っていなかったさらに、あの石の真実を皆に広めてくださり」
1人の老人にそう言われただが真は完全には救っていないという考えで無駄な罪悪感を感じた
「いやそんなの全然大丈夫ですよ。俺がしたくてしたんで」
「ありがとうございます。」
そして礼をして老人は去りさっきの2人は城に向かった
「俺も少し見物した事だし寝よっかな」
そして真は眠った
続く