セカンドダンス

帰り道

１人で帰っていた隼也

隼也：（幹恵のダンス良かったな〜…）

すると…

友美：……

隼也：（友美だ…しかも男の人も…）

友美は男性と歩いていた

隼也：（アイツにも彼氏出来てたんだな…）

隼也：（まあ今は関係ないけど…）

隼也は複雑な思いを抱いていた

その夜

幹恵のお疲れ様会のため、２人は中華料理屋に来ていた

隼也：今日はお疲れ様！

幹恵：ありがと〜！

２人は乾杯する

隼也：にしても幹恵のダンス良かったな〜

幹恵：ありがとっ笑

隼也：いいえ笑

ここで、隼也が話を切り出す

隼也：あのさ、幹恵

幹恵：ん？どうかした？

隼也：会場でさ、元カノに会ったんだ

幹恵：元カノ…？

突然のカミングアウトに幹恵は動揺する

隼也：最初に会った時の事覚えてる？

幹恵：うん…

隼也：実はあの日、アイツと別れたばっかりの日だったんだ

幹恵：そうだったの…？

隼也：その時に幹恵と顔合わせたからな〜…

幹恵：じゃあ、隼也に取ったら２度目のお付き合いになるって事？

隼也：まぁ、うん…

幹恵：そっか〜…

隼也：ごめん…暗い話なんかして…

幹恵：全然大丈夫だよ

隼也：うん…

幹恵：どれくらい付き合ってたの？

隼也：2週間くらい

幹恵：短かったんだね…

隼也：色々あってな…

隼也：幹恵に会ってから俺の人生が明るくなった気がするんだよ

幹恵：隼也…ｷﾞｭｯ

幹恵は隼也の手をギュッと握り締める

隼也：ん？

幹恵：じゃあ、私が前に付き合ってた子の事を忘れさせるくらいたっくさん愛情注ぐよ

隼也：ありがとう…

幹恵：うんっ！

幹恵によって、隼也の心の穴は閉ざされた