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愛瑠()
16
本人様には関係ありません
nmmn
病み、というか悶々と考えているような作品です
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自分へのご褒美は欲しいもの、なんていうけれど、欲しいものが手にはいらないと分かっている人はどうすればいいのだろう。
昔から、周りみたいな休憩が欲しかった。
小学生のときは、中学受験。
中学にあがってからは、医学部受験にも対応できるよう大学受験塾。
別に、そのことに不満はない、はず。
医学部には行かなかったけれど、医学部だって目指せる成績であったことは俺の人生にとってもよいことだったと思う。
ただ、周りの子みたいな休憩が欲しかった。
無論、小学生の時から休んだ日は無かったのか、なんていったらそんな訳はない。
中学生の時だって友人関係はそれなりに築いてきたし、学生時代を通して年相応のことをしてきた。
でも、やはり小学生の頃のあの部屋にどこか縛り付けられているのだ。
中学受験なんて、どれだけ努力したかだ。
十何年も先の将来を考えて、周りの友達が遊んでいてそれを断って、土日も塾にすし詰めで、ねている時間以外は机にがっついて。
そんなこと、小学生ができるだろうか。
そんなことをしないとだめだとは言う気はない。
しかし、それらをしないと奇跡の頭でも持ってない限り受かれない学校というのは存在する。
小学生がそんなことをするには、本人の確固たる意志か、親の厳しさが必要だ。
小学生がそんな確固たる意志を持っていることはかなり珍しいことだ。
ではその他大勢の、そこまでできた頭をしている訳でもなく、勉強をすることは嫌いだ、なんてひとはどう受かるのか。
親である。
小学生なんて、ませたことを幾ら言ったって目の前のことが全てだ。
親の目をかいくぐって、何度もさぼってその度に怒られて監視が強くなって。
最初の頃は好きでもないけどある程度はできていた勉強がどんどん嫌いになってくる。
次第に、だれかに習う事自体が嫌いになる。
言い聞かされたり、親が見ている教育YouTubeで嫌でも分かるのだ。
自分にどれだけの金額が課金されているのか。
金額が分かったとて、具体的な労働対価はわからない。
でも大きさはなんとなくわかって、どんどん成長してどんどん解像度も高くなっていく。
習うということ、それは俺が優秀になるという対価。
その対価が出なかった時、どうすれば良いのか。
どうもしない、そんなことは分かっていても「ならまだ結果が出る勉強をお前はやって将来も学歴でどうにかしろよ」なんて誰かの声が聞こえる気がする。
誰に言われたわけでもない、想像の声。
そんなことを思いながらも、なんとなくなんとなく。
親が学費は惜しみなく出すから塾には行って。
中学にあがってからも遊びに行くと言った時、親の常套句は「勉強は終わる予定なの?終わらなかったら遊びに行かせないからね」だった。
少しヒステリックな声で言われるそれは、俺にとっては遊ぶということをタスクにされたように感じたものだ。
だって、友達との予定なんてそんな断るわけには行かないし、1日前に飛ぶなんて体調不良でもないのに最低すぎるから。
その時、齢13にして察したものだ。
俺は、周りの子たちみたいに休めないんだなって。
小学生の頃は「中学受験が終わったら遊べるよ」だった。
中学はこれ。
高校になったら多分大学受験。
大学になっても就職なんだろうなって。
周りの子たちみたいに、何も気にせず休みの日は遊んでみたかった。
文字にするとくだらないことだ。
小学生の頃の俺は「将来のため。ほら、勉強していたら周りの子が馬鹿だとわかるでしょう?」なんて言葉に縋って、勉強ができない子たちを馬鹿だと心のなかで見下していた。
でも、多分。
羨ましかっただけなのだ。
放課後とか公園で遊んで、帰ってランドセルを放り投げて「やっば〜いwww宿題終わってないんだけどwww」なんて言う子達が羨ましかったのだ。
宿題が終わってないことも、その子たちが寝坊とかで遅れることがあって先生に軽く怒られているのも羨ましかった。
親は絶対に寝坊なんかしないし、小学校の勉強は馬鹿にしていたけれど成績はとりなさいと言っていたから提出物はしっかりやらされていた。
そんな、くだらないこと。
でもきっとこの先の人生も、親から開放された今も手にはいらないもの。
こういう休憩は、なんだか小学生とか中学生の特権のようなものだから。
そういう時期の感性があるからこそ完成するもの。
周りみたいな休憩が欲しかった、なんて最初に言ったけれど、その周りは昔のことだったのだと自分で思う。
手にはいらなかったけど、欲しいもの。
まだ、望んでいる。
きっと、ずっと人生が終わるまで望むのだろう。
そんな人生は寂しいとだれかに言われてしまうかもしれない。
俺も思っている節があるのかもしれない。
多分、俺は心の何処かで親を恨んでいる。
学費を愛情だと思っていた彼らを。
あぁ。
誰かの文豪が言っていた。
「恥の多い生涯を送って来ました。」
俺は後悔の多い生涯、なのかな。
なんて思いながら布団に入った。
こんなことは戯言で、戯言であるべきことで。
目が覚めたらこんな悶々と考えたことは忘れていつも通り振る舞う。
それがルールだから。
ルールに縛られて、あの部屋に縛られて。
縛られた生涯でもあるのかな、なんて思って目を閉じた。
明日も、俺であるために。
お疲れ様でした!
読んでいただきありがとうございます!
2000字と短編集にしては多い文字数だったかもですね。
こめんと、ふぉろー、はーと作者が舞って喜びます!
リクエストはしてくださる方がいるなら応えたいです。こめんとへどうぞ!応えられなかったらごめんなさいぃ(_ _)気軽にどうぞ!
はい、体調不良…、書き途中デス。
うーーむ、書きにくいよぉぉ。
がんばりまっす…。
夏休み?いや、休みなんか存在しない。夏は、課題とコンテストやリーグの為の期間ですっ!
↑主の遺言これにしたいです。
ほかの作品も是非見てね〜!
こめんと初タメ◯!
ばいび!
コメント
1件
読ませていただきました。「周りの子みたいな休憩」が欲しかった、でも最早手に入らない——その諦めと渇望の描写に胸が締め付けられました。特に「羨ましかっただけ」と気づくところが切ない。ルールに縛られながら、明日も自分でいるための決意で布団に入るラスト、ずしりと響きました。