阿「あ、雨降ってきちゃった…」
平日の夕方
大介や辰哉達は学校から帰って来ており
家に帰って来てないのは蓮と照の2人だけ
確か蓮には傘を持たせたから大丈夫だけど、、、
問題は照。
朝バタバタしてたから多分持って行ってない
康「照にぃぬれてへんかなぁ」
阿「心配だね…もう少し様子見よっか」
数時間経っても止まない雨
流石に迎えにいくか…
辰「うわーっ、あめやばぁ!」
ラ「きゃっきゃっ!」
大「すごいねぇ!」
翔「しょたあめきやい」
辰「翔太こっちおいでたっちゃんとギューしとこ」
康「ママ、てるにぃ、大丈夫かなぁ、」
阿「うーん、こりゃお迎えかなぁ…」
康「こうちゃんもいくぅ!」
阿「へ、一緒に行くの?」
康「こうちゃんも照にぃお迎えに行きたい!」
珍しく食い気味にお迎えに行きたいって
言う康二。
何かそんなに行きたい理由があるのかな…?
辰「じゃあ俺大介達のこと見とくね」
阿「ごめんね、ありがとじゃあ康二行こっか」
康「やったぁ!いまいくでぇ照にぃ!」
阿「そんなに慌てなくても大丈夫だよ笑」
レインコートを着せ最近買った傘を差しながら
ルンルンで歩いていく康二
阿「もしかしてその傘使いたかったの?」
康「んふふっ、はやくつかいたかってん!雨ふらんかなーってずぅっと待ってたんよ‼︎」
阿「ふふっ、そうだったんだ笑」
康「てるにぃこうちゃんがお迎えいってよろこぶかなぁ…」
阿「ひかるも康二がお迎えに来てくれたってわかったらすんごい嬉しいよ」
康「やったらいいなぁ!」
しばらく歩くとひかるが通っているダンススクールについた。
阿「あっ、ひかるー!」
照「母さん!康二までありがと」
阿「朝傘持っていくの忘れてたでしょ」
康「こーちゃんがとどけにきたでぇ!」
照「うん、ありがとう助かったよ」
康「んふふっ!どーいたしましてぇ!」
阿「家でたつや達待ってるから帰ろっか」
照「たつ兄面倒見れてるのかな笑」
阿「んー、危うい笑」
しばらくするとさっきまで降っていた雨が
嘘みたいに止んでいった
阿「あ、雨止んだね」
照「本当だ…あっ、虹‼︎」
康「えぇっ!どこどこ?こうちゃんもみたぃぃ!」
照「ほらあそこ!」
康「ほんまや‼︎にじやぁ!」
照「虹って7色だったけ」
阿「基本はね、でもいろんな世界から見たら2色だけのとことか8色の所もあるんだよ」
康「ママものしりさんやね」
照「なんか虹って俺たち家族みたい」
阿「どうゆうこと?」
照「俺達兄弟だれも血は繋がってないけど1人1人色んな色の可能性を秘めて1つに固まってるって所が似てるなって」
阿「…言われてみればでも自分達が虹だったら9色になっちゃうね笑」
照「それもまた個性って事で笑」
康「照にぃ!虹がなくなっていっとる!」
照「虹はそういうものなのいつかは消えちゃうんだよ」
康「こうちゃんきえんとってほしかったぁ」
照「また雨が降ったら見れるよ」
虹はいつかは消えてしまう
その虹のように俺たち家族もいつかは離れ離れになって一緒に暮らさなくなるかもしれない
そのいつかの日がくるまでこの子供達の笑顔を
絶やさないで過ごしていけたらいいな
康「ママー!はよかえろぉ!」
阿「はーい、今行くよ!」
………………………………………………
次回作…俺だって彼女出来るから‼︎
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