魅來「それじゃあ早速行きましょうか！」

翠嵐「…そうだな。」

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魅來「…」

薄気味悪い場所…

夏祭りの音がほのかに聞こえるのに、ここと来たら…

翠嵐「何ボーッとしてんだ」

翠嵐「とっとと行くぞ」

魅來「はいはーい」

「ばあ〜〜！」

魅來「きゃっ？！」

翠嵐「…うおっ」

？？「桜楽クンに君は…？」

翠嵐「俺は翠嵐（すいらん）だ、お前は？」

？？「ワタシ？ワタシはね…」

八尾「雨宮八尾（あまみややお）！」

八尾「ここに怪異が出ると聞いてはるばる来たのさ！」「彼と共にね！」

？？「か、会長…ちょっと待ってくれません？」

？？「あ、桜楽！それと天使さんやないですか〜！」

魅來「げっ…」

翠嵐「お前は、唄樂元（うたらげん）…？」

元「そうです〜！いやあ、久しぶりやなあ」

魅來「なんであんたまで居んのよ…」

元「そりゃあ、僕も風鳴ちゃんに会いたいからなあ」

魅來「ふん…勝手にすればいいけど、風鳴を先に見つけるのは私たちだからね？ 」

元「なんや、威勢だけは良いままやねんなあ」

魅來「あんただって、1回殺されかけたとは思えない威勢の良さしてるくせに！」

元「なんやて〜？！」

八尾「いやあ…すまないね、ウチの副会長が。」

翠嵐「いや、こちらこそ悪いな。ウチの副社長が。」

八尾「まあでも、先に風鳴クンを見つけるのはワタシたちだがね」

翠嵐「お前も威勢だけは良いんだな。まあ、風鳴を見つけるのはこの俺だけどな。」

八尾「…この勝負…」

2人「勝つのはウチだ！」

魅來「あら、翠嵐もやっとやる気になってくれたわね。」

元「会長も…えらいおもろくなりそうやなあ！」