テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
🦐「あー…僕って本当に運いいなぁ…」
🧣「ハァハァ…♡…っっ、え、びす、せんせ//」
昼休み。全然戻って来ない秦中先生を探し、旧校舎まで来ていた。そこには、興奮しきった様子の秦中先生がいた。さっきから自分の脳を溶かしていく、甘い匂い。発情期、Ω。二つの言葉がするりと出てきた。自分はαだ。発情期特有のフェロモンが、脳に届いて理性ごと持っていかれそうな感覚…最高に、気分がいい…。何より、都合がいい。自分が好意を寄せていた相手が、Ωだった。今はそれほど差別意識は高くない時代になったものの、やはり差別意識は残るのだろう。未だにΩは色々と肩身が狭いだろう。故に、Ωの妖怪は、こぞって自分の性を偽る。秦中先生もそう。秦中先生はβらしいが、βなわけがない。薄々感じ取っていた違和感が、昇華されていく
🦐「あー…秦中先生って、番いるの?」
いるならいるで、消せば済む話だが、こんなところに隠れたということは
🧣「っっっっ…、/////////」
番は、いない。恐らくこの事実を知っているのは学園長と医者くらいだろう。無意識に、喉がなる
🦐「隠すにしてもさぁ…βはないよ、秦中先生」
🧣「あっっ♡」
顔を持ち上げ、目を合わせる。かなり強引に合わせたはずだが…やはり発情期だとそれすら気持ちいいのだろうか
🦐「ね、秦中先生。僕はね?できることなら優しくしたいからさ。…秦中先生、僕の番になってよ」
🧣「ぁう…」
秦中先生を床に押し付け、抵抗なんてできないようにする。もっとも、できる状態ではないだろうが。恐らく、抵抗されようものなら、このまま無理にうなじを噛んで番にするだろう。できれば、優しくしてやりたいし、合意を得た上で致したい
🦐「大丈夫。痛いことはしないから。ちゃんと、君の希望は尊重する」
ただ、一緒に高天原に来てもらいますけど
🧣「…!」
🦐「それだけは譲れない」
こんなところに置いておく必要がない。秦中先生が教師に向いている性格なのは分かっている。それでも、同僚は下賎な妖怪共にすぎない。そんな状況に置いておくなんて、僕が僕を許せない
🦐「秦中先生も、しんどいでしょ?」
昼休みが始まって20分が経つ。20分ものの間、抑制剤も飲まずによく耐えたと思う。耐えたからこそ、辛いだろうに…
🧣「ぁぐ…」
🦐「で?なってくれますよね?」
🧣「っっっっ…!どけ、♡!!!!!」
🦐「…」
しんどいはずなんだけど…普通に斬りかかってきたし…。ただ、立てはしないんだね。それだけで、君の負けだ
🧣「っっだか、ぁ!♡♡?」
🦐「ねえ…秦中先生…秦中先生は、強姦してくるようなやつと一緒にいたい?」
🧣「ぅあ…♡♡♡」
🦐「別に…秦中先生が強姦されたいならシてあげますよ?」
🧣「だれ、が♡♡♡♡♡♡」
🦐「そうでしょう?…せっかくですし、合意を得て気持ちよくなりたいじゃないですか」
🧣「っっ、しるかっっ、♡♡♡」
🦐「…」
別に僕は、ここで無理矢理番にして、ナカに出して、孕ませて。現実的に逃げられないようにしたっていい。ただ、そんなことをして靡いてくれるほど、秦中先生は弱くない。そういうところに惹かれた手前、無理矢理、という行動に躊躇する
🧣「フー…フー…」
必死に息を整えようとする秦中先生。多分、理性だけで発情期を沈める気なのだ。恐らく、抑制剤を持っていない。どう、したものか…
🦐「…高天原に来なくていいって言ったら、番になってくれますか?」
🧣「…」
そうじゃ、ないのか。じゃあ、本気で、僕に気はないわけだ。運命でも、なんでもない
🦐「運悪いじゃん…僕…」
気づけば、口に出ていた。出すつもりはなかった。ただ、この状況で、失恋とは…あまりに捻りがない
🧣「…なんで…俺、なんですか…?あんたなら、ほかにいくらでも…」
それだけは、言ってほしくなかった。遠回しの、拒絶。いっそのこと、もう…
🦐「…」
🧣「えびす…せんせ?」
ただ、黙って秦中先生を押し倒して、服を脱がせていく。いっそのこと、無理にでも…
🧣「恵比寿先生!!!!!」
🦐「…なんです?そんな大きい声出して」
🧣「…なんの、目的が?」
🦐「目的?わかるでしょ。今から秦中先生孕ませるの」
🧣「…」
そんな顔で見ないでよ…したいのはこっちだ。できれば、対等に…なんて思ってた自分がバカらしくなってくる。そうじゃないか。彼は妖怪で、僕は神様だ。むしろ、秦中先生に僕の命令を拒否する権利なんてない。最初から、そうすれば…最初?
🦐「…僕、伝えてないんだ…」
🧣「!」
一度でも、面と向かって愛してる、なんて言っただろうか。いや。言ってない。そりゃそうだ。秦中先生からすれば、同僚の性欲処理を迫られている感じに近かったのだろう。そんな相手にいきなり番になってと頼まれて、強姦されかけて。どっちが被害者だ。何が失恋だ。ふざけてる
🦐「…ね、秦中先生」
🧣「はい…っっ、♡」
🦐「僕さ、秦中先生のこと、大好きなんだ。…愛してる。だから、僕と…付き合って、くれませんか?」
うまく、言えた自信がない。まさか、想いを告げるのが、こんなにも大変だったなんて。苦しいし、…怖い
🧣「…」
?
🧣「…ごめんなさい、恵比寿先生」
ああ、これが、失恋っていうのかな…
🧣「えっと、知ってます」
?
🦐「ん?」
ん?
🧣「なんとなく、っっ、…なんと、なく…そういう、目、だったので…まさかとはおもったんですが…」
?
🦐「?」
🧣「えっと…。はい。だいぶ前から知ってます」
?
🦐「…?」
言葉が出ない。?がずっっっっっっと頭をぐるぐる回っている。きづ、かれてた…?
🦐「えっと…、その…//」
あーあー…かっこ悪いなあ僕………
🧣「で、えっと…別に、いいですよ?」
🦐「え…」
🧣「遊びで捨てられる感じもないですし、…やさし、かったから」
確かに、以前ニュースでみた。街中で、突如発情期に襲われたΩの男性が、そのままαに食われ、精神的に病んでしまった…とのことだった。差別意識が残る中で、僕の思考はともかく、行動はかなり良心的だったと言えると思う。しかし、今はそれどころではなく、受け入れてもらえた高揚感に、きを抜いてしまった
🦐「ぁ…」
🧣「…」
かなりのタイムラグで、現在進行形で、僕は秦中先生…秦中くんに欲情している。情けない
🦐「えっと…」
🧣「…まあいいや。…ねえ、恵比寿先生」
🦐「はい…?」
🧣「このまま一緒に授業サボりません?」
妖艶に、職務放棄宣言と共犯のお誘いをしてくれた秦中くん。教師としてどうなんだろうか
🧣「別に…業務滞るんなら学園長がなんとかしますって」
完全なる他力本願。しかもあのジジイが?絶対秦中くん殺される。まあ、今となっては、秦中くんを殴ろうもんならいっそのこと…っと。ジジイがいなくなったら困ることもある。今、実質的なじじ…学園長の右腕は秦中くんだ。ジジイがいなくなれば、その業務が秦中くんに回ってしまうかもしれない。それだけは避けたい
🧣「なんなら…このまま適当にホテルにでも行って初夜と行きましょうか?」
…秦中くん、ノリいいな…
🦐「…秦中くん」
🧣「ん?」
🦐「ここで、一回シない…?」
🧣「いや、まずいでしょ…」
🦐「大丈夫。僕運いいから 」
今度は、ちゃんと。誰にも邪魔はさせない
〜思ったより短くできたのでその後〜
🧣「ぁ!、♡♡♡♡♡えびっっっっ〜〜〜〜♡♡♡♡え、びすせん♡せ…い、まぁ、イ…たからぁ♡♡♡」
🦐「知ってますよ♡」
ゴチュンッッッッッッ
🧣「ぁぁぁ〜〜〜♡♡♡♡♡♡ぅあ!ゔぁ…♡♡♡チカチカビクンッッッッ 」
🦐「…!潮吹いてメスイキとか…煽り上手ですね、秦中くんは♡♡♡」
ゴチュンッッッッッッドチュドチュ…ゴリッッッ
🧣「〜〜〜〜♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡
🧣「は、ハァハァ…」
🦐「…あー…どう、でした…?♡」
あの後、30分ほど行為に及んだ。お互い興奮しまくって、理性なんてぶっ壊れて。求めて、求められを繰り返し、30分で秦中くんの体力を奪い取り、余すことなく、全ての愛液を出し尽くさせるほどには、激しい行為だった。僕も、この短い時間で何回ナカに出しただろう。結腸を抜いて、出して。さらに奥で繋がって、そこで出して。…あれ。何回繰り返したっけ。それ。ダメだな…思考が、まとまんない…♡♡♡
🦐「あ、忘れてた…」
🧣「?」
🦐「秦中くん。うなじ」
🧣「あー…ー♡?…かんでなかったっけ…?」
秦中くんも興奮冷め止まずといった形である。秦中くんのうなじを見れば、少し出血している。そんな、強く噛んだっけ…?
🦐「ごめん…痛かったよね」
🧣「あー…♡?…思い出せないんで…多分、快楽にどっぷりして…♡??」
🦐「…」
そうだった。まだ、秦中くんのナカから抜いてなかったや。でも、少しだけこの空気を味わいたい
🧣「…」
秦中くんも察してくれたのか、何も言わないと言ったように身体を地面に放り出す
🦐「…夏休みって、休暇ありますよね?」
🧣「え、っと…♡…はじ、んん♡//、まって、からぁ♡一週間だけ、仕事、してぇ…そのあとは、やすみ、だったはずですが…♡♡♡♡♡」
最高。夏休みに感謝だ
🦐「じゃあ、秦中くん。仕事終わりから1週間、ホテルで愛し合おうか」
🧣「1週間て…」
🦐「玩具にプレイに…色々やりたいし…こういう激しいセックスもしたいんだ♡」
🧣「…うん。じゃあ、そうしよう」
夏休みまで、後1週間。いっそのこと校舎全壊させれば今から休校→夏休みにできるのでは?そう思ったが、逆に仕事が増える気がする。そんな考えを打ち消すべく、出し尽くした秦中くん相手に第二ラウンドを始めた
…あんまオメガバースしてなくね?
コメント
3件
本ッッッッ当に最高でした!やっぱりオメガバースなどはいいですね~!秦中先生のヒートも可愛かったですし恵比寿先生の理性を失いかけている所も告白している所も可愛くて格好良いかったです!!最後のやっている所も最高に秦中先生が可愛かったですし恵比寿先生のSっけなところがやっぱり良いな~と思いました!!全てにおいて最高過ぎて途中から語彙力が消え去ってしまいました!まぁ、一言でまとめると神作品ということです!