最終章「ガラスの靴の選び方」その4
流星祭、二日目。
最初は問題なかったのだが――しばらくして、校内の各所である報告が増えていった。
階段からの突き落とし。
物の落下。
それにより軽傷を負うという事件が、立て続けに起こっていた。
騒ぎになるとまずいという理由で、このことはあまり公(おおやけ)にはされていない。
だがある共通点を見つけた者もいた。
「午後も頑張るよーん!」
「うん」
「後追い屋敷」の受付には、修介と一茶が詰めていた。
前日同様一茶が客引きをし、修介は受付だ。
すでに、「後追い屋敷」の前は列になっていた。
「――よお一茶。繁盛してんじゃん」
そんな中、誰かが一茶に話しかけてきた。
妙にトゲのある声に、修介が思わず視線を向けると、見覚えがない男子生徒の姿がある。
「あっつん。来てくれたのん?」
「偵察ていさつ。うち今客いなくてさー」
人を小******************
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