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運命の交差点  〜花々に囲まれて〜

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運命の交差点  〜花々に囲まれて〜

12 - 第十二話 最後の招待客と友の寝言

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2025年05月17日

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「は、はい。以後気おつけます」


独華の勢いに押し負けた。どうして、このドールの主は礼儀正しいのに、このドールはそうでは無いのか、なんて悩んでいると、最後の招待客が来たようだ。


ベルギーのドール、白蓮がシルバーのヒールをコツコツと鳴らして此方に向かってくる。


白蓮は、ビターチョコレートを思わせるようなワンピースにシルバーのネックレスを身に着けている。髪色は、黒ベースに内側が濃い黄色、毛先 は紅色をしている。相変わらず何処か不思議な雰囲気を纏っている。


「お久しぶりですね、欧華さん」


「お久しぶりです。白蓮さん」


そう久々に白蓮と言葉を交わした。


「この面々が集まるのは珍しいですね」


少し楽しそうに白蓮はそう言って笑った。


「えぇ、普段は誰かしらが忙しくしていますから。本当は、仏華さんや伊華さんも呼びたかったのですが、生憎お二人は忙しいようで、ですが、今回は、白蓮さんと独華さんが来ました」


そう言った私の顔は幸せそうだったと思う。


そんなこんなで楽しいお茶会をしていると、蘭華は完全に寝落ちした。白蓮は少し眠そうだ。


「あら、私は蘭華さんを客間に連れていきますから、白蓮さんも着いてきては?」


そう言うと白蓮は眠そうな顔で静かに頷いた。


蘭華は以外と身長が高いので運ぶのが大変だ。そういう時には、引きずるのが最適解だ。


連華と独華二人だけにするのは少し癪だが、仕方あるまい。


「欧華、笑った、〜。よ、った」


運んでいる時蘭華がそんな寝言を言っていた。余程幸せな夢でも見てるのだろう。​

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