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彼女が目を覚ますと、機能訓練をすぐに初めて前より更に動けるようになった。彼女は猪名寺乱太郎、摂津のきり丸、福富しんベヱとご飯を一緒に食べたり、勉強を教えたりしていた。
話はきり丸と彼女が忍術学園で再会する前に遡る。きり丸は他の忍術の知識は曖昧なものの、五車の術だけは理解していた。そして、算術だけは飛び抜けて点数も取れていた。
土井半助がきり丸に聞いた。
なぜ、五車の術と算術が他の生徒より理解しているのか、と。
きり丸は土井半助から視線を外さず、左腕に巻き付けている黄色の組紐をぎゅっと右手で左腕ごと握りしめて答えた。
「姉ちゃんとじいちゃんに教えてもらったんです」
「姉と祖父がいたのか?」
[姉ちゃんとじいちゃん]という言葉に引っかかり、土井半助はきり丸に聞き返した。
「じいちゃんはいないけど姉ちゃんはいます。」
過去形ではなく、現在進行形だった。
きり丸は土井半助の目から目を逸らさなかった。
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きり丸もアルバイトを縫って姉を探していた。
姉とお揃いの黄色の組紐で髪を結って。
前のうちに行ってもいなかった。
姉は一足先に卒業したから、会えないのかなと思っていた。
その日、きり丸はアルバイトをしていた。
山菜を取りに裏裏山まで行った。
山菜を集め終わったまでは良かった。
人攫いがくるまでは。
人攫いに捕まったものはどこに行くか、分からない。しかし、じいちゃんが言っていた。
内蔵を取られるか、殴られるだけの存在になるか、犯されるか、遊び半分で実験されるか……
人さらいの3人~4人を見た。
きり丸は山菜を持って逃げた。
走って走って、沢山走った。
「まてぇー!!!ガキ!!」
そう言われて誰が待つのか、きり丸は心中でツッコミを入れて逃げる。
早く、忍術学園の近くに行かなきゃ、
腕を掴まれた、男が笑っている
腕を引っ張る。
その瞬間、きり丸の腕を掴んでいた男にハンマー型の先端と棍がくっついたような武器が男の頭に入り、男に髪の長い誰かが馬乗りになり、苦無を使って首に刺した。
もう3人が誰かを押さえつけようとするが、それを避け、きり丸を担いで山菜のカゴを持つ。片手には先程の武器が携えられていた。
「私の弟に手を出すな、」
聞いたことのある優しい声だった。
初めて会った時に自分の手を引いてくれたあの子の手だった。
お揃いの黄色の組紐……。
「ね……ねぇ……ねぇちゃ……?」
掠れてた。
姉はぎゅっとしてくれた。
しかし、状況は最悪…
この辺は同室である猪名寺乱太郎と福富しんベヱと遊ぶ時に来ていたところで、近くに洞穴がある。
姉はきり丸を洞穴の奥でおろし、血の付いていない苦無をきり丸の小さな手に持たせた。
姉は、優しく微笑んだ。
「……ねぇ……ちゃ……」
きり丸が姉を呼ぶ。
姉は、きり丸と目線を合わせてきり丸を抱きしめた。きり丸と離れる時、きり丸は姉の羽織を掴んだ。姉は、きり丸に羽織をかけて、穴の入口へ行く。
佇む姉は1等かっこよくて、綺麗で美しかった
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幼い頃、約束した
「君と一緒にいる」
かなったよ、姉ちゃん!
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