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わぁ 目黒くん怖いわここまでくると3人が心配になるわ
〇〇)いってきまーす…
私はトボトボと通学路を歩いていた。
昨日目黒君に聞かれたことが気になっていた。
“〇〇さんって先生と付き合ってるの?“
先生と生徒が付き合っていることがバレたら、どうなってしまうかわからない。
〇〇)目黒君にバレちゃったかもしれない…
目黒)あ、〇〇さん!
〇〇)(げっ、今1番来て欲しくない人が来た、)
目黒)おはよう、
〇〇)…おはよう
〇〇)(目黒君とは昨日のことがあったから気まずいな、、)
目黒君が私の隣に並ぶ。
目黒)今日はちょっと早めだね。
〇〇)うん、今日はいつもより30分も早く起きれたからね。
目黒)あのさ、昨日のことなんだけど、
〇〇)あ…
女子)目黒くーん♡
すると、ちょうどいいところに頬を赤らめた女子達が目黒君近づいてきた。
目黒)あ…
女子)ねぇ、この前あげたチョコの感想聞かせてほしいなって…
女子)あ、私も聞かせてほしい!
女子がわらわらと集まってくる。
〇〇)じゃあ、私課題残ってるから先いくね?
目黒)あ、待ってよ!〇〇さん!
女子)待ってよ!目黒君!
私は集まってくる女子を押し除けて走って学校へ向かった。
教室
〇〇)はぁ、なんか疲れた…
優奈)どうしたの?
〇〇)まぁ、色々あって…
優奈)最近元気ないよね、なんか悩んでるんだったら話聞くよ?
〇〇)ごめん、これは優奈には相談できない。
優奈)…目黒君のこと?
私は黙って頷いた。
優奈)…そう。でも、1人で抱え込んじゃダメだよ?いつでも私に話しな?
〇〇)ありがとう…、ごめんね。
放課後
私は日直だったので教室で学級日誌を仕上げていた。
〇〇)(はぁ、疲れた…)
学級日誌を書き終え、係のノートを職員室に届けて誰もいなくなった教室で帰る準備をしていた。
ふと窓の方を見ると阿部先生が女子生徒達に囲まれて校門を出ていくところだった。
先生が楽しそうに笑っている。
胸がチクチクと痛んだ。
目黒)〇〇さん。
名前を呼ばれて振り向くと気づかないうちに目黒君がドアの淵にもたれかかるようにして立っていた。
〇〇)あ…、目黒君…
目黒)朝の続き、聞かせて?
〇〇)ごめん。私帰るね?
私は慌てて荷物を引っ掴んで、目黒君の横を通り過ぎようとした。
ところが目黒君がドアの淵に手を置いて出口を塞いできた。
〇〇)ごめん、通してくれる?
私は出来る限りの冷たい声を出ししゃがんで潜り抜けようとする。
目黒)ダメ逃げないで。
そう言って目黒君は私の体に右手を回し込んで引き留めた。
目黒)もう逃さないよ?ちゃんと答えて?
〇〇)やだ。言いたくない。
目黒)言いたくないってことは付き合ってるの?
〇〇)っ…!
目黒君が私と向かい合う。
私は目黒君の目を見ることができない。
目黒君が急に抱きしめてきた。
〇〇)⁉︎//
目黒)正直に言わないとずっとこのままだよ?
目黒君は阿部先生とは違う、甘く大人な香りがした。
〇〇)…付き合ってないっ!
目黒)ふーん、まだ意地はるんだ。
目黒君はそういうと私の手首を掴んで壁に押し付け強引にキスをしてきた。
目黒君の下が私の口内に入ってくる。
〇〇)んっ…!ひ、ぁっ//
こんなキスしたことがない。目黒君の舌が絡められる。
〇〇)やめてっ…、
目黒君の胸を押して突き放した。
目黒)認めないなら、まだやるけど?
そう言って目黒君の顔が再び近づいてきた。
〇〇)あべせんせいっ、とつきあってるっ、付き合ってるから、!もうやめて…!
目黒君の顔があと数センチのところでピタッと止まった。
目黒)ふーん、そうなんだ。
すると目黒君がスマホを取り出して録音ボタンを止めた。
目黒)今の全部録音してあるから。
『あべせんせいっ、とつきあってるっ、付き合ってるから、!』
目黒)さてと、これを先生にばら撒いちゃおっかな〜?
〇〇)えっ、やめてよ!
私は慌てて目黒君のスマホを奪い取ろうとした。
目黒)だーめ。これをばら撒かれたくなかったら一つお願いを聞いてね?
〇〇)お願い?
目黒)阿部先生とは別れて俺と付き合うこと。
〇〇)えっ⁉︎そんなのやだよ!
目黒)じゃあこれ先生に聞かせようかな?
〇〇)だめっ!
目黒)このことが他の先生にバレたら阿部先生はこの学校を去ることになっちゃうね。
〇〇)…付き合う
目黒)え?なんて?
〇〇)阿部先生と別れて目黒君と付き合う。
目黒)よくできました。じゃあこれは先生に見せないでいてあげる。
〇〇)ぐすっ((泣
目黒)ほら泣かないの?じゃあ、スマホ貸して?
言われるがままにスマホを渡すと目黒君がなにやらそうさして私に返してきた。
目黒)先生に別れようって送って連絡先も消しといたから。
にこやかに笑う目黒君を見ていたら吐き気が催してきた。
阿部先生に頭を撫でられたこと、キスをした時のこと、可愛い笑顔、大人なあの表情まで全てが涙となって溢れてきた。
私は目黒君を突き飛ばして教室を飛び出した。
阿部先生、ごめんなさい…、ごめんなさい、
驚く同級生達を追い抜かしながら私は一直線に校門へと走った。
私はもう、あのネックレスを渡すことはないのかもしれない。
でも、これだけはわかる。私はまだ阿部先生が1番好き。
おわりっ。
昨日の夜出そうとしたら寝落ちしちゃって結局出したの朝になりました。ごめんなさい🙇♀️
なんかめめのキャラ変わってきちゃったな…
次回はまぁ考えてないよね… 今日出します。
阿部先生どうなっちゃうんだろ…