家に帰ってたくさん泣いた。
阿部先生が繋ぎ直したらしく阿部先生から大量のLINEが届いていた。
阿部》別れるってどういうこと?
阿部》なんでLINE削除したの?
阿部》俺のこと嫌いになっちゃったの?
阿部》返事してよ
阿部》俺はまだ〇〇のことが好きだよ?
阿部》俺、飽きられたのかな
3分おきぐらいに均等にLINEが届く。
それを見たらもう返したくなって…、でもやめた。
“このことが他の先生にバレたら阿部先生はこの学校を去ることになっちゃうね”
〇〇》連絡してこないでください。
震える指でメールを打ち送信ボタンを押した。
しばらくして先生から返信が来た。
阿部》そっか、ごめん。〇〇は俺と付き合うのに飽きちゃったのかな。でも〇〇が俺のこと嫌いでも、俺はまだ〇〇のことが好き。
メールから先生の悲しさと失望が伝わってきた。
私だってまだ先生のことが好きだよ…
スマホを投げ出してベッドに横になる。
机の上に置いてあるきれいにラッピングされた袋が目に入った。
先生にお揃いのネックレス、あげたかったな…
次の日
〇〇)(学校行きたくないな…)
母)〇〇ー、男の子が向かいにきてるけどー?
〇〇)えっ?男の子?
慌てて窓から身を乗り出すと玄関の前に立っている目黒君が見えた。
〇〇)目黒君…
母)とうとう〇〇に彼氏できたのー?
〇〇)ちがっ…、いや、うん、、付き合ってる。
母)え⁉︎うそ⁉︎結構かっこいいじゃない!〇〇に彼氏なんて信じられない!
〇〇)…まぁね
がちゃっ
目黒)あ、〇〇、おはよう、
〇〇)…おはよう。なんで来たの?
目黒)だって俺たち付き合ってるじゃん。そんなに冷たい声出さないでよ。
目黒君が私の手をぎゅっと掴んできた。
〇〇)っ…!
目黒)先生にバラしてもいいの?
女子)うそっ、目黒君あの女の子と手繋いでない?
女子)あれ〇〇さんじゃない?
女子)付き合ってるの?
校門をくぐるとみんなが私を指さしてヒソヒソ話したり睨みつけられたりした。
『なんであんな子と…?』
『付き合ってるんだ…、私目黒君好きだったのに…』
『最悪…』
〇〇)目黒君、手、繋ぐのやめない?目立つしさ
目黒)やだ、〇〇と付き合ってることみんなにアピールしたいから。
目黒君が私の手をさらにきつく握り直した。
その様子を阿部先生が教員室の窓から見ているのに2人は気づかなかった。
優奈)目黒君と手繋いでたって本当?
教室で授業の準備をしていると私より少し後に到着した優奈が私につかみかかるように聞いてきた。
〇〇)なんで知ってるの?
優奈)もうめっちゃ噂になってるよ?みんなめっちゃ話してたよ。
〇〇)まぁ、繋いだことは繋いだけど…
優奈)ってことは付き合ったってこと?
〇〇)いや…
キーンコーンカーンコーン
先生)はい、座れー
優奈が後で聞かせてね、と私に耳打ちして自分の席に戻っていった。
阿部先生)はい、授業終わります。宿題出してない人はここの教卓に出しに来ること。
先生が自分のすぐ前の教卓を指差した。
〇〇)あ、やば…出し忘れてた、
私は俯きながらノートを持って教卓に向かった。
ノートを出している間も先生の視線を痛いほど感じた。
阿部)〇〇…
先生が私の手首を掴んできた。先生と目が合う。
先生の目はうるうるしていて寂しそうだった。
私が口を開きかける。
目黒)〇〇?
〇〇)ビクッ
慌てて先生の手を振り解く。
目黒君が入ってきて教室が静かになった。
目黒)何やってるんですか?先生?
目黒)〇〇は俺と付き合ってるんで、触らないでください。
先生の目が驚いたように大きく見開かれる。
そう言って目黒君は私の腕を掴んで教室の外に連れ出した。
〇〇)ちょ…目黒君、どこ行くの?
連れてこられたのは屋上だった。
目黒)阿部先生とは別れたんでしょ?近づかないで。
〇〇)ノート出しに行ってただけだよ、
目黒)手、掴んでたじゃん
〇〇)(見られてたか…)
目黒)そういうの…腹立つ。
そう言って目黒君は私の腕を掴んで、手首に唇を当てキスマークをつけてきた。
〇〇)いたっ、痛いよっ!離して!
慌てて振り解いたけれど手首には赤いあざが残ってしまっていた。
目黒)これで俺のものっていう印がついたから。もう阿部先生には近づかないで、
〇〇)そんなのっ…!
目黒)先生にバラしちゃうよ?
〇〇)っ…! わかった…、
目黒)良い子。じゃあ、行こっか。
目黒君は私の頭を優しく撫でる。
ざわついた教室で阿部先生は強く唇を噛んだ。
おわりっ!なんかめめ狂愛って感じだね、
次回は明日出せると思います。
それスノのユニバ回楽しみだなー
コメント
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続きがどうなるのか、楽しみです!阿部先生と〇〇ちゃんは幸せになれるの…?