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夜になり各々仕事を終わらせ待ち合わせの場所へと向かう。
店の扉を開けると、奥の個室からはすでに聞き慣れた賑やかなメンバーの声が聞こえていた。
楽しそうな声にこちらも思わず笑みがこぼれそうになる。
涼|お疲れ様。
引き戸を開け中にいるメンバーに声をかける。
佐|りょーたー!やっと来たなー!
はやくこっちこーい!
すでに飲んで若干出来上がった状態の佐久間が遅れた涼太に絡み出し自分の隣へと座らせる。
翔|おいっ!なんでお前の隣なんだよ!
深|まぁまぁ、とりあえず舘さんも来たし乾杯しよーぜ!
全員|かんぱーい!
阿|舘さん仕事お疲れ様!
涼|ふふっ、ありがとう。
阿部もお疲れ様、照も。
岩|お疲れ様!
佐|りょーた飲もーぜ!!
岩|佐久間うるさい…。
涼|あっははは!!
佐久間に肩を組まれながら楽しそうに話してる涼太。
離れた席からその姿を見せつけられる俺は面白くなくて酒のペースが上がっていく
翔|(…めっちゃ楽しそうじゃん…。)
深|おーい、翔太ー飲みすぎんなよー笑
翔|…トイレ。
不機嫌さを隠そうともせずに俺はそのまま席を立つ。
佐|翔太どしたん??
深|お年頃なんだよ!笑
涼|ふふっ、そうだね。
俺もちょっとお手洗いに行ってくるよ。
佐|えぇー!?涼太もー?
岩|はいはい。
佐久間はこれでも食べてな!
阿|(…ゆり組!)
メンバーの会話を背に受けながら涼太は静かに立ち上がり翔太の後を追うように部屋を後にした。
涼|(コンコン)…ガチャ…翔太?大丈夫?
ふふっ…ねぇ、そんな顔して拗ねないで?
翔|…。別に拗ねてねーし。
呆れたようなでもどこか甘い声。
近くに歩み寄り翔太の頬にそっと手を伸ばし親指で優しく撫でる。
翔|…ほんとは2人だったのに。
お前が他の奴らと楽しそうにするから…。
お酒の勢いもあってか柄にもなく本音を口にしてしまい急に恥ずかしさが押し寄せ俯く翔太。
涼|もう…そんな可愛いこと言われたら皆の所に戻れなくなっちゃうよ?
耳元で囁く低く甘い声、至近距離で見つめ返してくる涼太の熱を孕んだ瞳に顔が熱くなる。
阿|(コンコン)翔太ぁー?舘さん?大丈夫ー?
翔|…っ!?ッ大丈夫!!ありがと!
今行くって ほら涼太行こ!
涼|ふふっ。戻ったら翔太の隣に座るね?
悪戯が成功した子供みたいにニヤッと口角を上げ更に耳元で囁く。
翔|…っ!?当たり前だばーか!!
涼|ふっ…あははっ!!
阿|(!?…見ちゃダメな物を見てしまった気が!!!)
コメント
1件
第11話読み終わったよ!飲み会の賑やかさと、その裏で翔太が拗ねる感じがすごくリアルだった。特に涼太が後を追ってトイレで甘い声で囁くシーン、阿部が「見ちゃダメな物を」ってなってるところで吹いたw 2人の関係性の機微が丁寧で、続きが気になる…!