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___________________________日帝side
…芬蘭は領土復活の為、我等枢軸国側に着いている。
然し、先程は共同交戦国としての芬蘭ではなく、 俺の恋人として其処に居た。
淋しさと強さを宿した目は、しっかりと俺を捉えて離さなかった。
「…」
蝉時雨が映る夏の青空に佇む入道雲は、
国同士の争いなんて知らぬ顔をしている様にゆっくりと流れる。
芬蘭は国を守る為、国民を守る為に戦う。
…独立を守る為に戦うのだ。
俺達は国を背負って生きるのだ。
それがどんなに辛くて苦しい事か。
蝉になど分かりもしないだろう。
負ければ国は揺らぎ、崩壊するかも知れない。
他国の一部として併合されかねない。
そんな事を考え、部屋の外の青空を網膜に擬えた。
いつか話した空軍の古き友人の様に、散った後は青空を駆け征くのだろうか。
散る前に、せめて。
手紙を遺そう。
俺の意思を嚥下してもらう為に…最期の挨拶をする為に。
俺は焦茶色の卓袱台に便箋を押し付け、筆を走らせた。
永世⇢ℛNui🌍💫 @攻"め"
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