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【注意】

・🖤が体調不良(?)により病み注意

・怪我、流血表現あり

・捏造

・ご本人様とは関係ありません

↓↓↓↓↓



















♢  side Meguro Ren

今日はSnowManユニット曲をダンス練習しにスタジオまでやってきた。今回やってきたスタジオはいつもとは少し違って、1つの建物に5つのダンススタジオがある為、それぞれ3つに分かれて練習をするという形になった。

今回の俺が所属するユニットメンバーは、岩本君と康二の2人。

現在は休憩中で、岩本君が少しの打ち合わせで席を外していた。

もう十分休憩した所で、岩本君を待っていると、康二が話しかけてきた。

Koji「めめ〜!」

「ん?」

Koji「見て見て、これめちゃめちゃ可愛くない?」

そう言いながらスマホの画面を見せてくる。そこに写っていたのは犬の可愛い動画で、俺も犬を飼っている身だから、良いなと思った。

「え、良いねこれ。もっかい見せて?」

Koji「ええで!それだけじゃなくて下の方行っても他の動物いっぱい出てくるから!」

と、スマホを貸してくれたので俺は受け取ろうと手を出した。

その時、康二が言い出した。

Koji「めめ人差し指の所怪我してるで?」

「え?あ……ホントだ……。」

人差し指を見てみれば、切り傷があった。血が出た跡があったがもう乾いていた。

Koji「絆創膏とか要る?」

「いや大丈夫!痛くないし。」

Koji「ならええけど……。」

「(いつ怪我したんだろ……まぁいっか。)」

Hika「ただいま〜。」

Koji「おかえり照兄!」

そうこうしている内に岩本君が帰ってきた為、練習を再開する事となった。

……さっきの怪我が、全ての始まりとは知りもしない。




それから数日が経過した。俺はプライベートでふっかさんと一緒に出かける予定が入った為、その待ち合わせ場所に来ていた。

特に問題も無く、ふっかさんも待ち合わせ場所に来た。

Fuka「お待たせ〜。」

「おはようふっかさん。」

Fuka「おはよ、マジで眠い〜。」

「いつもの事でしょ笑」

Fuka「確かに?笑」

「さ、行こ行こ!」

Fuka「おっけーい。」



Fuka「うわ、良いなこの服。」

「洒落てる〜、あ、この帽子とかふっかさん似合うんじゃない?笑」

Fuka「いや何これ?笑」

「何か……リンゴみたいな帽子、笑」

Fuka「これ小さいし子供用だろ!笑」

「冗談だって笑笑」

Fuka「じゃあめめにはこれな?」

「ねぇ〜小さいよ笑」

Fuka「あはは笑じゃあこっちのネックレスとかは?」

「あ、良いねこれ。買っちゃおうかな?」

と、俺達2人は和気あいあいと楽しくショッピングをしていた。



それから数十分後、俺達は片手に買った物を詰め込んだ紙袋を持って歩いていた。

Fuka「いやーいっぱい買ったな笑」

「ね!やっぱり買い物楽しいなー。」

Fuka「見て見て、こんなに買っちゃった笑」

「買いすぎだよふっかさんは笑」

Fuka「はー……ちょっと休憩しない?歩くの疲れちゃったわ。」

「そうだね、あそこの公園にでも行こっか。」

Fuka「だな。」

そして、近くの公園へと歩き出したその時だった。

キキーッ!!!

Fuka「っめめ危ない!!!」

「え?」

……そして気付けば、俺は地面に倒れていた。

「っ、!?」

『っあ、ご、ごめんなさい、……っ!?』

どうやら自転車とぶつかってしまったらしい。

Fuka「め、めめっ!!」

それと同時にふっかさんが駆け寄ってくる。

「……あぁ……え……?」

俺は訳が分からず唖然としてしまっていた。

『っきゅ、救急車呼びますね!!』

Fuka「あ、お願いします……!!」

「えいや、俺大丈夫ですから!怪我もしてないですし、救急車呼ばなくても全然平気なんで、!」

Fuka「っは、?」

「え?」

確かに自転車とぶつかったが、痛くも無いし、見た感じ擦り傷だけで特に大きな怪我をしている訳でも無い。だから救急車など必要無いと言ったのだが、自転車の人もふっかさんも俺を見て「何を言っているんだ」とでも言うような表情をした。

Fuka「……なに、言ってんの……?」

「え、だから……怪我なんてしてない、」

Fuka「お前頭から血出てるから、!!」

「えっ……、」

そう言われた瞬間、俺は反射で手で頭を触った。

……その手には、血がべっとりと付いていた。

「……なん、で……、」

Fuka「ぶつかった時に倒れて頭打っただろ!?とりあえず病院行くから大人しくしとけって!!」

「……う、うん、」



俺は治療を受けた。幸い、後遺症に繋がる事も手術する事も無く、包帯を巻くだけで終わった。

……だが、俺は呼び出されてしまったのだ。

『……目黒さん、お座りください。ご友人の方もどうぞ。』

「……はい、失礼します……。」

Fuka「……目黒に、何かあったんですか?」

『……単刀直入に申し上げますと……目黒さん、貴方は無痛無汗症かも知れません。』

「無痛……無汗症……?」

『簡単に言えば、痛みと温度を感じる感度が低くなって、痛みを感じる事も、汗をかく事も出来ない病気の事です。』

Fuka「そ、んな……、」

「……、」

『……怪我、火傷、骨折でさえの痛みも分からなくなる為、悪化させたりしてしまったり、汗をかく事が出来なくて熱中症を起こしてしまったりする事がこの病気の難点なんです。』

「……俺が、病気……?」

Fuka「な、何とかならないんですか、?」

『……完全に治す治療法はまだありません。今は、薬を使って症状を軽くする……という事しか……。』

「……、」

『……アイドルを、されている……との事ですが……激しい運動に加え、怪我に気付かない場合があるとなると……少し、活動を続けるのは難しいかも知れません。』

その時、俺の中のナニかが崩れた音がした。



今まで、ちゃんと普通に生活出来ていたハズだったのに。

「……、」

Fuka「……めめ……、」

「……俺、もう……Snow Manとしてやっていけないのかな。」

Fuka「っ、」

「……俺、ただ皆と楽しく歌って、踊って、ファンの皆と一緒に楽しみたかっただけなのに。」

Fuka「っそんな事ない、!」

「……。」

Fuka「めめなら、大丈夫。俺は信じてる。」

「…………うん、ありがとう。ふっかさん。」

Fuka「……とりあえず、照達にこの事言わないとね。」

「……うん、」

ふっかさんは、そう言ってくれた。

……だけど、もう俺の心は……。

分からなくなっちゃった。

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