【注意】
・🖤が体調不良(?)により病み注意
・捏造
・ご本人様とは関係ありません
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♢ side Meguro Ren
岩本君が会って話をしたいと言う事で、俺はふっかさんに着いてきて貰って岩本君と会うことにした。
Fuka「……めめ、大丈夫?しんどくない?」
「……うん、今は大丈夫。」
Fuka「分かった。もし何か体が変って思ったら絶対言えよ?」
「……うん、」
そして、岩本君の自宅へ着いた。インターホンを押すとすぐに玄関から顔を覗かせた。
Hika「ごめん、俺の家まで呼び出して。」
Fuka「大丈夫。」
Hika「……とりあえず上がって。」
「……お邪魔、します、」
相変わらず岩本君の家は綺麗だ。何度か来た事もあるけれど、絶対に筋トレのグッズは何かしら置いてあって、それでも清潔感は保っている部屋で尊敬している。
そして岩本君に、ソファーに座ってと促される。
Hika「……さっき電話で言ってくれた事、もう1回聞きたい。」
Fuka「……言える?」
「…………ごめん、俺……今は、」
Fuka「……じゃあ俺が言うね?」
「……ありがと、」
そして、病院で言われた事をふっかさんはもう1度岩本君に伝えてくれた。
Hika「……そうか……。」
岩本君の表情は濁った。
「…………っご、めん……岩本、君……。」
Hika「……何で謝んだよ、目黒は何も悪くない。」
「だって、俺……Snow Manとして活動出来るの、もう……っ、」
俺は罪悪感が心に沢山積もって堪らなかった。俺の所為で、Snow Manはいつも通りに活動出来なくなる。
Hika「……、」
「っだから、ごめんなさ……っ、」
Hika「誰が辞めろって言った?」
「……え、?」
Hika「俺は、Snow Manって言う世界にたった1つしか無いグループに、目黒が居て欲しい。」
「っでも、」
Fuka「俺らに迷惑なんて掛けてなんぼだぞ。」
「……ふっかさん、」
Hika「だから、これからもずっとSnow Manで居てくれない?……でも、目黒がそれでも嫌だって言うなら俺達は何も言わない。目黒の自由だから。」
「…………俺、は……。」
Fuka「……めめは、どうしたい?」
「……皆と、一緒にダンスしたい、歌いたい。」
Fuka「……じゃー決まりだな!」
「……居て、良いの……?」
Hika「当たり前だろ。メンバーなんだから。」
「……っうん、っありがと、」
♢
後日、俺はそのままSnow Manとしての活動を続ける事にした為、ダンス練習に来ていた。
メンバーも事情は知ってくれていて、少し不安気な顔をして俺が楽屋に姿を現すと、特に病気の事を聞く訳も無く普段通りに接してくれた。
「おはよ、ございます……、」
Koji「めめ!おはよーさん!」
「お、おはよ康二……。」
Abe「飲み物あるから飲みなー。」
「……ありがとう。」
でも少し気を使ってくれているのか、汗をかいていない俺に対して飲み物を飲むように促したり、怪我が無いかとチラチラと見てくる様子が伺えた。
「(心配してくれてるんだな、)」
Hika「皆揃ったから、スタジオ向かうよー。」
♢
準備運動をして、岩本君の指導によりいつも通り踊る。細かい所をしっかり確認して、周りのメンバーと連携し合って。
……だが、俺の体に少し異変が起きていた。
Hika「1回サビ通そっか。」
と、サビのダンスを全員で合わせようと言う話になり、音楽が流れる。
「(っあれ……なんか、力入らない、?)」
手足に力が入らないのだ。
「(それに、……ぐらぐら、して、)」
初めてそこで俺はしんどいと言う自覚をした。周りのメンバーに助けを求める前に体が崩れ落ちる。
Shot「めめ!!」
隣で踊っていたしょっぴーが俺にいち早く駆けつけてくる。
「っう”ぅ……、」
他のメンバーもその状況を理解したらしく、駆け寄ってくる。
Rau「めめ大丈夫!?」
Abe「脱水症状かな……?」
Hika「舘さんそこの水取ってきて!!」
Date「了解、!」
どうやら脱水症状を起こしていたらしい。舘さんから水を受け取って、しょっぴーが俺が飲むのを補助してくれた。
Fuka「めめ大丈夫か?」
「っごめ、ん……もう大丈夫、」
Koji「ちょっと休んでた方が良いんちゃうか?」
「……うん、そうする、」
Hika「窓際で座ってな、今日は風もあるから涼しいだろうし。」
Saku「立てる?」
「今は、無理かも、」
Shot「じゃあ肩貸すから、あっちまで歩こう。」
Abe「椅子用意するね。」
そして俺は窓際に座った。窓を開けると、涼しい風が髪をなびかせる。
「(涼し……あ、水も飲まないと、)」
ちらりと遠くを見てみると、メンバー達がいつもみたいに鏡に向かって練習している。
「……、」
今回は激しめのダンスだ。”汗”もかく事だろう。
「(……なんで、)」
額に、そっと手を触れる。
何も、濡れてなくて、ただただ乾いていて。
「(なんで、こうなっちゃったんだろ、)」
♢
『……___ん、』
声が聞こえる。
『____っ、』
聞き慣れた声が。
『____んっ、』
「……、?」
『蓮ってば!!』
「っうぉ、……、」
目の前には佐久間君とふっかさんが俺の顔を覗き込んでいた。いつの間にか眠っていたようだ。
Saku「大丈夫?」
「あ、あぁうん!大丈夫、さっきよりはだいぶ楽になったよ。」
Fuka「……だな、顔色も悪くないし。」
Saku「次からは休憩に絶対水分補給しないとね。」
「そ、うだね……ごめん、俺だけ練習出来てなくて、しかも寝ちゃってたし、」
Fuka「全然気にしなくていい。色々あるだろうし、休める時はしっかり休んだ方が良いよ。」
「……ありがと、」
『怪我とかしてない?』
「あ、舘さん……。」
Date「ん、してなさそう。」
俺の手や顔をまじまじと見つめながらそう言う舘さん。
「(こ、こんなに近いの初めてかも、メンバーなのに……緊張する、)」
Date「……?、目黒?」
「え、っあ……、」
Date「顔赤くない?」
「っや、えっと……、」
Saku「舘さんとめめって普段そんなに距離近くなった事ないもんね〜笑」
Fuka「丁度いい距離感って言うかなんて言うか。」
Saku「緊張しちゃってるんじゃない?笑」
「……、」
Date「えっご、ごめん!そんなつもりは無かったんだけど……、」
「あ、いや……だ、大丈夫、!」
Date「……でも良かった。元気そうで。」
「え?」
Date「……ううん、何でも。それより後10分くらいで練習再開するらしいけど、目黒来れそう?」
「あー……多分大丈夫?次はちゃんと水分補給するようにするし……。」
Date「分かった、照に言ってくるね。」
「あ、ありがとう……。」
そう言い終わった後、舘さんは駆け足で岩本君の元へ行ってしまった。
「……、」
Fuka「めめ?」
「あ、今行く。」
Saku「また何か体調悪くなったら言えよー?」
「分かってる、ありがとう。」
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