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『BLACK cat school』〜スクールライフは恋と波乱!?〜
10時間目 この想いだけは引けない
『続いての種目は個人種目、綱引きです。綱引きに出る選手は準備をお願いします。』
『クフフ、やっと暴れられます。』
『どの組と当たるか楽しみです。』
『ふん…。』
『よし、頑張るとしよう。』
『話さんも見てるわけだし、ベレン兄さん本気出しちゃお。』
『濃いメンバーだなぁ…。』
(ハウレスとラトに関しては強そうだし。ぜったい当たって欲しくないな。)
『チーム分けを発表します。
1試合目 2年B組対3年A組。』
(言わんこっちゃない…。)
『2試合目 2年E組対3年B組。』
(ベレンとシロも当たったらやばいのに…。)
『2年D組は勝ったチームと最終戦になります。』
『なるほど。策略を練る時間がありそうです。』
(ユーハンにとっては好都合か…。)
『では、1試合目を始めます。両チーム準備をお願いします。』
『ハウレスさん、簡単には負けませんよ。 』
『あぁ。俺もだ。』
1番前の2人がバチバチしている。
『フフ、本気のハウレスさんと戦えるなんて……幸せです。』
『ふ…っ。相変わらず不気味な奴だ。俺も簡単には負けないぞ。』
『では、綱引きを始めます。よーい、どん!』
パンッ!
ピストルが鳴った途端両チーム綱を引く。
『く…っ。』
『もっと本気で引っ張ってくださいよ、ハウレスさん。赤チームの皆さんも。クフフ。』
『ラトさんは相手を煽って本気を出させる方…一筋縄ではいきませんね。一方ハウレスさんはあえて挑発に乗り…本気を出している。これはどちらが勝つか予想が出来ませんね…。』
『2人とも…頑張れ。』
『ここで負ける訳にはいかない…華さんに想いを伝えるのは…俺だ…っ!!』
グイッ!!!
赤チームが思いっきり縄を引っ張る。
パンッ!パンッ!
『そこまで!勝ったのは赤チーム!』
『はぁ、負けてしまいました…。』
『はぁ、はぁ…!』
『2試合目を始めます。両チーム準備をお願いします。』
『2年E組対3年B組です。』
『シロと戦うことになるなんてね…手加減しないよ。』
『戯け。我は必ず勝つ。』
『へぇ。楽しみだね。』
『では、2試合目を始めます。よーい、どん!』
『く…っ!』
『ふん、どうした、ベレン。何時もの余裕な顔をしてる癖に。』
『華さんの前で負けられないよ…っ。』
『それは我も、くっ、同じこと。』
『シロさんはプライドが高い方です。そう易々と負ける方ではありませんね。ベレンさんも同じように負けず嫌いですから…ふふ、どのチームと当たろうと私は負けません。』
『シロもベレンもどっちとも譲らない戦いをしてる…でも、優勢なのは…。』
『誰にもあやつは渡さない。あやつは…我が惚れ込んだオンナだ。他の男に渡すくらいなら――!』
グイッ!!!
『あ…っ!』
パンッ!パンッ!
『そこまで!勝ったのは紫チームです!
3試合目は3年A組対2年E組です。』
『これで勝ったチームと私のチームが戦うわけですか…なるほど。』
『シロ、俺はベレンさんのようにはいかないぞ。』
『…あぁ。分かっている。お前が簡単に負ける男だとは思っていない。』
『それでは、3試合目を開始します。よーい、はじめ!』
パンッ!
『ふ…っ!』
『くぅ…!』
(2人とも本気で頑張ってる……頑張れ、頑張れ…っ。)
グイッ!!!
パンッ!パンッ!
『そこまで!勝ったのは赤チームです!
最終戦は3年A組対2年D組です!』
『ハウレスはやっぱり強ぇな。』
『うん…同じチームだけど、ハウレスのファンクラブの得点がどんどん上がっていってる。負けられないね。』
『ユーハン、作戦は練ったか?』
『えぇ。あなたに勝つためにずっと見てましたから。』
『それは楽しみだな。俺もそう簡単に負けるつもりは無いぞ。』
『私もですよ。』
『それでは、最終戦を始めます。よーい、どん!』
グイッ!!!
(この想いだけは譲れません…っ。貴方の隣に立つのは…他の誰でもない、私がいい…っ。)
(こんな俺でよければ、ずっとそばに居たい…っ。貴方が俺を選んでくれるのなら…っ。)
『互角だ…。でも、時間が…っ。』
パンッ!パンッ!
『そこまで!両者引き分けです!なので、同点20点ずつ入ります。同じくユーハン君、ハウレス君にも20点が入ります。』
(同点ですか……ここで勝てばハウレスさんのチームの連勝を避けられたんですが…っ。)
『ハウレス…凄い…。』
どんどん点数を取っていくハウレスに焦りつつある他のみんなであったが…ここで諦めるみんなではないことを私は知っている。
次回
11時間目 可愛くてしんどい