テラーノベル
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信さん、喧嘩弱いんだ…いや、秦中先生が強すぎるだけか
てか…野衾物騒すぎるやろ…最後に野衾の解説入れるので読んでみてください
🦇「ただいまぁ〜」
ひゃ〜…我ながらくっっらい部屋だなぁ…電気つけていいって言ったのに…
🦇「飯綱?大丈夫??」
🧣「信…早かったな」
🦇「悪い〜?」
🧣「別に。てっきりまだかかるかと思ってた」
🦇「そりゃぁ…愛しい人が待ってるしさ〜?」
🧣「へいへい…」
俺の中学生時代からの親友の飯綱。なんで一緒にいるかって言われても…軟禁?かな。監禁じゃないよ(笑)。最初は嫌がってたけど、今はなんかふっきってる。何があったのかは知らない。そんな簡単に折れたり自分を曲げるタイプじゃない気がするんだけどな
🦇「あ、そうだ。電気電気〜」
🧣「ぎゃっっ」
🦇「…」
なにその悲鳴(?)。まあ、俺が出かけてから電気つけてなかったんだもんね〜…眩しいんだ
🦇「…そろそろ、教えてくんない?なんで、この生活受け入れてくれたのか」
🧣「…俺が、いなくなったらお前どうすんだよ」
🦇「あんま自分を売るようなことはしないほうがいいと思うよ?」
🧣「売ってない。…気づけなくて、ごめんな」
🦇「まあ、言ってなかったしねぇ…飯綱は悪くないよ」
この生活を始めるにあたって、自分のことは隠さず全部話した。今まで、誰にも言ったことはなかったが、なんとなく、話したいと思った
🧣「…今日は、いるか?」
🦇「う〜ん…欲しいような別にいいような…」
🧣「…毎度思うけどさ、そんなんでいいわけ?」
🦇「今までやってなかったし…」
🧣「…」
🦇「も〜そんな顔すんなよ〜?」
🧣「いや…その、なんというか…。?あ、まって、夜ご飯作り直すから!!!」
🦇「うん?」
🧣「に、にんにく入れちまった…!」
🦇「…にんにく嫌うの、ヴァンパイアだよ?」
🧣「え」
🦇「別に食べれるよ…」
🧣「…まじかぁ」
ん〜…ま、ヴァンパイアも野衾もおんなじようなもんか。でも、俺は全然ににあたっても、こんなに長く一緒にいても灰にならないし
🦇「え、今日餃子?」
🧣「ああ。考えんのしんどかった」
🦇「任せっきりでごめんなぁ〜」
🧣「はいはい。悪いと思ってんならさっさと弁当出して風呂入ってきてくんね?」
すっごい母親感。母親にしかそんなこと言われないんだけど。てか、ずっと流してたけど、今日髪型変えてんだよなぁ…ま、昼休みに俺がいじったんだけど。でも、昼休みからずっと崩さずにいてくれたんだよ?尊すぎるでしょ。…やっばぁ…
🦇「…ねえ、飯綱」
🧣「…明日学校なんじゃねえの?」
🦇「飯綱もあるじゃん」
🧣「だから言ってんだけど?」
🦇「ね?ちょっとだけ…さ?」
🧣「ったく…血は?」
🦇「せっかくだし、いただこうかな」
🧣「…分かった。さっさと飯食おうぜ」
学校には、お互いちゃんと行ってる。学生である以上、欠席なんかは面倒だ。それに、寮生なのですぐバレる。飯綱は、最初は凛太郎と同じ部屋だった。でも、寮内で喧嘩しまくって部屋を18回全壊させて離された。そして俺に飯綱のお鉢が回ってきた。今じゃ感謝しているが
🦇「ねえ、食べていい?」
🧣「いてぇの分かってる?」
🦇「うん」
🧣「…見えないとこにしてくれよ…?」
🦇「俺がそんなヘマするわけないでしょ」
🧣「…(確かにしてねえな)」
🦇「ま、そこは気遣ってるから」
🧣「そりゃどーも。…マジで、痛いのはいや」
🦇「分かってるって…保健室切り飛ばしたもんね」
いや〜すごかった。注射構えたたかはし先生見た瞬間鎌出して開けた天井から逃げたもんね…で、その後学園長に坐禅組まされたよね。歩けなくなるまで
🦇「ん〜…どれならいけそう?」
🧣「…嫌すぎる…」
🦇「だよね〜…じゃ、噛んでいい?」
🧣「甘噛みにして…!」
🦇「ん〜カリ」
🧣「っっぁ…」
🦇「ハッッ…ごめん、痛い?」
🧣「いつもじゃねーか…」
🦇「ごめんて…」
飯綱の制服の着こなし的に見えない肩口に歯を立てる。痛くないようにはしたつもりだが、痛かったらしい。涙目である
🧣「グスンッッ」
🦇「泣いちゃうんだったら断ってくれていいのに」
🧣「うるせぇ…!!」
🦇「まったく…しみるけど、大丈夫?やめるなら今だよ」
🧣「やる」
🦇「…分かった。ありがとう、飯綱」
そうやって、さっき甘噛みしたせいで出血している飯綱の肩口の血を舐めとる
🧣「ぁぅ…」
本当に…断ってくれていいんだけどなぁ…。どっかで欲しいって思ってるから突き放してあげられないんだよなぁ
🦇「ん…美味しいね、やっぱ」
🧣「ぅん…」
🦇「ありがとうね、飯綱」
🧣「ん…」
しんどいよね。ごめんね。止まれなくて。求めて、ごめん。いっそのこと、嫌われてしまったほうが互いのためだろうか
🦇「大丈夫…?」
🧣「ん…」
🦇「目真っ赤じゃん…」
そう思いつつ、10分ほど血を舐めていた。飲んでしまえば最後。なかなかやめられない
🦇「…キモチイコト、する?」
🧣「…やめとく。明日、学校あるし」
🦇「だよね〜」
🧣「………」
🦇「って飯綱?なんでカッター?」
🧣「っっっっっ!!!あ゛あ゛ぁ…ぅ、」
🦇「ちょ!!!!!何してんの?!!!!!」
机の上に出しっぱなしにしていたカッターで、己の肩口の傷を深くしていく飯綱。急いで止めたが、肩からは先ほどの何十倍…という量の血が垂れてきている
🦇「ちょ、本当に、なにやってんの」
🧣「いや…満足、できなかったんだろ…?」
🦇「っ、…いや、十分だよ」
🧣「嘘だな…お前がセックスしようって言ってくんのは決まってもうちょい欲しい時じゃねえか 」
うっそ。そこまでバレてんの?…まあ、最近あんまり満足できること少ないけどさぁ…。そもそも、回数が以前より増えている。これ以上は、負担にならないようにしたいのに
🦇「でも、なんで…」
🧣「しょうがね、体質じゃねーか。好きでそうなってんじゃねえんだから」
🦇「…」
🧣「…気にしなくて、いいから。満足するまで食えばいい」
🦇「…泣いても、止めてあげられないよ?」
🧣「ああ。分かってる」
🦇「はぁ…」
🧣「信?」
🦇「じゃ、せいぜい楽しませてよ、飯綱」
🧣「久しぶりに見たな。お前のそういう顔」
🦇「あ、一応これつけてくんない?」
🧣「…目隠し?」
🦇「みたら、止まりそう」
🧣「…」
🦇「怖くは、しないから」
🧣「いや。それは分かってる。…ただ、俺の方こそ、我慢させてごめんな」
本当に、君が謝る必要なんてどこにもないのにね。全部、気づかれてて、おんぶにだっこ。なっさけないなぁ…とりあえず、お言葉に甘えさせていただくとしよう。とはいえ、飯綱も動物妖怪。自身が食われるような光景見たくもないだろう。目を塞いだのはそういう理由もある。食っている、食われている音を聴かせないために、飯綱の両耳を自身の手で塞ぐ。そして、目の前のご馳走にかぶりついた
まず、野衾って、コウモリ、とかムササビって言われてるらしい。木の実を食べるのはまあそっか、てなるじゃん。問題はさ、火、食べるんですって。どんな味なんだろ。後、なんとなく察した人もいるかも知れませんが、野衾、生き血啜ります。で、人の目や口、耳を塞いで襲うんだって。襲うんだって。地域ごとにまた伝承が違うから、気になったら調べてみてね⭐️
あ、あと相談(ネタバレ注意)
…倉橋さんと…黒狐さん(?)どっちみたいですか?
まあ…両方なんだそれみたいですね…
倉橋さん→…似てんなぁ…色々と(容姿とか頭脳…主人?に忠実??????…忠誠心?になるとこ)
黒狐さん(?)→ワンチャンサーカスに売られた時に会ってないかな(学園長関連で目はつけられそう)
みたいな考えしかないです。はい
でもう一個。なんかカバー変えようかな〜って前々から思ってて。テスト勉に心折れてた30分くらいで仕上げた
かなりクオリティー低いね…あ、これは漫画のあるシーンです
『漫画のあるシーンの人物や服を変える』っていう特殊な特技(と言えるかわからないくらいのクオリティーだけど)持ってて…で、右側、誰にしようかなって相談です
ようはじの書き慣れ具合で言えば、
①秦中先生
②学園長
③隊長
④ねずみ先生
⑤恵比寿先生
④は…身長的に無理ですね…まあ実質学園長と隊長、恵比寿先生の三つ巴…まあ、他キャラでもいいんですけどね。めっちゃ着物っぽいと思うかも知れませんが、全然服は変えられます(柄つけると死にます)
長くなりましたが、上のやつと合わせて答えてくれると嬉しいです
コメント
3件
倉橋と黒狐どっちも見たいです!