誰かの心臓になれたなら!
当たり前の注意を挟みませんでして
自衛してね☆
じゃ、いってら〜
『「こんな世界」』
『と嘆くだれかの』
『生きる理由になれるでしょうか』
『これは僕が いま君に贈る』
『最初で最期の』
日帝『「愛の言葉だ…」』
『街も人も歪み出した』
モブ(使いまわし)「彼奴だよ葛粉虐めてるの…」
モブ「なんで学校きてんだよ…」
『化け物だと気付いたんだ』
日帝(この前まで、仲良かったのに…)
『欲動に巣食った愚かさも』
葛粉「うぇーん、ナチスくん怖いよぉ♡{クスクス}」
『全てがこの目に映る』
ナチ「あ、嗚呼…大丈夫か?」
『シアトリカルに手の上で誰も彼も踊らされる』
モブ「オラッ、まだ平気だろ」
モブ「葛粉ちゃんはもっと辛かったんだからね!」
葛粉「やりすぎですよぉ♡」
『生まれた意味だって知らぬまま』
日帝(思えば、望まれていない生だったなぁ…)
『形骸化した夢は錆びついてしまった』
愛されたい、なんて叶うわけなかったんだ
パラ『「愛をください」』
『きっとだれもがそう願った』
台湾『「愛をください」』
『そっと震えた手を取って』
ナチ(小)『「愛をください」』
『心を抉る 醜いくらいに美しい愛を』
『「こんな世界」』
『と嘆くだれかの』
『生きる理由になれるでしょうか』
『いつか終わると気付いた日から』
『死へと秒を読む心臓だ』
日帝(そろそろ…もういいかな…)
『ねえ このまま雨に溺れて』
ザアアアアアアアアアアアアアアア
『藍に融けたって構わないから』
日帝「…つめた…{ボソッ}」
寒いなぁ…
『どうか どうか またあの日のように』
ナチ(小)「寒くないの?」
『傘を差し出し笑ってみせてよ』
日帝「しみるなぁ…{グスッ}」
『もしも夢が覚めなければ姿を変えずにいられた?』
『解けた指から消える温度』
ナチ「…随分と体温が下がってしまった…」
ナチ(そういえば、誰か体温が高い子が居たな…今思えばアレが初恋だったのかもしれん)
心に確かなぬくもりが広がると同時に、懸念も生まれた
『血を廻らせるのはだれの思い出?』
ナチ「…あれ…?誰だっけ…?」
思い出せない…
『雨に濡れた廃線』
『煤けた病棟』
『並んだ送電塔』
『夕暮れのバス停』
『止まったままの観覧車』
あの頃と随分変わっちゃったなぁ…
『机に咲く花』
モブ「クスクス…」
『君の声も』
(ナチ「おはよう、日帝」)
『何もかも最初から無かったみたい』
ナチはもう暫く喋ってもくれてないな…
『死にたい僕は今日も息をして』
日帝「…」
『生きたい君は明日を見失って』
ナチ「…」
『なのに どうして悲しいのだろう』
日帝『「いずれ…死するのが、人間だ」』
『永遠なんてないけど』
『思い通りの日々じゃないけど』
『脆く弱い糸に繋がれた』
『次の夜明けがまた訪れる』
日帝『「どんな世界も君がいるなら」』
日帝『「生きていたいって思えたんだよ」』
ナチ「ッッッ…にっt…」
日帝『「僕の地獄で君はいつでも絶えず鼓動する心臓だ」』
日帝『「いつしか君がくれたように」{グスッポロポロッ}』
日帝『「僕も、だれかの心臓になれたなら」{ズビッ}』
{ギュッ}
ナチ「にってぇ…大丈夫…大丈夫…俺は…味方だから…」
ナチ(懐かしいぬくもりがする…)
日帝「ナチ…」
ナチ(嗚呼。日帝は…俺の、大切な…心臓(生きる意味)だったんだ…)
柔らかくなった雨が祝福するかのように降り注ぐ
陽の光も刺してきた
もう、寒く無い
あは
じゃ、バイバイ
お粗末様でした!
コメント
5件
見るの遅くなってごめんなさい!まじでありがとうございます! 最高です!!ᵔᢦᵔ
あのリクエストです。「バレリーコ」をアメリカに歌わせて欲しいです。