TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

「…今日、本当は―――」

斜め下を向く様に俯いている彼女は、まだ言うのに迷いがあったのか、声は小さくて聞こえにくかった。それでも、すぐ近くに居た私の耳にはその声がはっきりとまでは行かずとも、届いた。…届いてしまった。

「…ほんとに…?庵梨。」

「うん、本当だよ。だからね、一つだけお願いがあって。」

瞬間、私の背中に悪寒が走った。

嫌な予感がして、私はそのお願いを聞きたくもないし、受け入れたくも無くなった。

けれども同時に、これを受け入れるべきだとも思った。

「…分かった。」

私は、お願いを聞き入れる他無かった。

嫌な予感が外れていてほしかったから、もしかしての微かな可能性に賭けてみる事にした。

「ありがとう…!」

私の返事を聞くと、そう言って何時もの様に笑顔を顔に浮かべる庵梨。そして、私にだけ聞こえる様にし、そのお願い事を言った。

◇ ◆ ◇

「お〜ふたりさんっ、僕達を差し置いて何を話してるのかな〜?」

loading

この作品はいかがでしたか?

22

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚