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類司 博ペガ(3) 『終』

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2022年03月25日

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類司 博ペガ(3)『終』


博ペガ最後!

(1)、(2)を読んでから読むことをおすすめします。


死ネタです。

救いはありません。



では本編すたーと!





え?そんなに司くんに会いたいのなら、自殺でもして会いに行けよって?…僕だって、今すぐにでもそうしたい。自殺して、司くんに会って、謝りたい。けど、できないんだ。

___司くんは、それを望んでいないから。………気になるって?弱々しい司くんを知っているのは僕だけでいいんだけれど…。仕方ない、特別だよ。


司くんが生前、僕に言ったんだ。


「オレ達は常に危険と隣り合わせの状態にある。明日が必ずやってくるなんて、言い切れる状態ではないんだ。…だから博士、頼む、長生きしてくれ。絶対に、博士には死んで欲しくない。寿命が尽きるまで、生きていて欲しい。この先何が起こるかわからない。だが、博士…類には、生きていて欲しい。

…わがままなのは、わかってる。けど、お願いだ。これが、オレの最初で最後の、類へのわがままだから…。」


って。司くんは、普段全くお願い事とかわがままとか言わないから、正直めちゃくちゃ嬉しかったんだ。

何より、これを話しているときの、司くんの寂しそうな笑顔に心を掴まれてしまってね。

…僕はその場で、指切りげんまんをしたんだ。僕の寿命が尽きるまで、この世で過ごす、って。


……さて、おしゃべりもここら辺にしておこうかな。僕は早く作業に戻らないといけないんだ。本物以上に本物で、完璧な司くんを、作り上げないと。





博士は作り続ける、納得がいく“彼”が完成するまで。


カチャカチャ…カチャカチャ…研究室に音が響く。


博士は、これからも同じことを、何回も、何回も繰り返す。“彼”を作って、完成したら電源を入れ、“彼”が言葉を発する度に、ソレが作り物だという事実に耐えられず、工具でソレを壊す。壊してから、“彼”を自分の装置で帰らぬ人とさせてしまったことを思い出し、狂い叫び、絶望し、また“彼”を作り始める。

博士は生前の“彼”の願いによって、死ぬことさえも許されない。



カチャカチャ…カチャカチャ…



「るい、ど、ウじ、ハカ、せ…」



「違う、司くんはこんなモノじゃない…!!」



ガチャンッ…、グシャッ…!バキッ…!ブチブチ…!



「あ゙あ゙!!司くんッ…!!ごめん、ごめん、ごめんね、次は、次こそは…絶対に君を…!!」



カチャカチャ…カチャカチャ…カチャカチャ…カチャカチャ…



研究室の奥には、博士の手によって破壊された、“彼”を模したロボットが、山積みになっている。

“彼ら“の綺麗な金色の髪は、生前の輝きを失っていた。






___博士が”彼”と再会するのも、時間の問題だろう。




終わった〜!

いや、見事に救われないね。こういうの大好き(最低)

結構いい感じに終われてよかった。


完結したので、博ペガのタイトルを考えて欲しいです!お願いします┏○ペコ

(出してくれた人のリクエストを書きます…)



っていうか、「前回の博ペガ♡全然付いてないのになんで投稿すんの?」って思った人いるんじゃない?

もうね、あまりにも付かないから最後まで書き終わっちゃったのよね。

私が♡数指定するのって、続きを書く時間稼ぎ(?)みたいなものだから、実は書き終わったら意味がなくなるんだw

いや、だからって「♡しなくてもこいつ勝手に投稿するわ」って思われたら嫌なんだよなぁ…(面倒くさい)

みなさんのいいね、コメント、全て私の小説を書くモチベーションに繋がります!

沢山のいいねとコメント、よろしくお願いします!



見てくれてありがとうございました。

よろしければ宣伝お願いします…(ボソッ)



博ペガ(1)〜(3)まとめ→♡100

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