《…とまあ、色々話したわけだが…今日は話がもう1つある》
《お前たち才能の原石共の指導、サポートをしてくれる人物を用意した》
「指導者…!?」
「誰だろ?プロの選手とかかな〜?」
《お前達もよく知る人物だ》
《では紹介しよう
【サッカー界の悪魔】こと、アリサ・アダムス選手で〜す》
《…と言っても、今は居ないんだけどね》
「アリサ・アダムス!?」
「嘘だろ!?」
《今は会見の方に行ってくれてるから居ないけど、戻ってきたら軽く挨拶してもらうから、そこんとこ宜しく》
《…あ、アリサが指導にはいる理由とかはこの後各グループに資料を配るから》
《それじゃ》
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「アリサ・アダムスって…!俺ずっとファンだったんだよ!サインとか貰えるかな!?」
「イガグリも?いやでもそうだよな〜…!俺もアリサ選手からパス受けて見てぇなー!」
彼らだってまだ高校生、プロの選手には憧れを抱くものである
勿論、年齢などは関係ないが、サッカーに熱中している時期で言うとピークなのであろう
「…でもなんで今なんだろうな」
「なんでって…どゆこと?」
「いやだって、初めにまとめて紹介しとけば良かったじゃん。なんでわざわざ今紹介すんのかなって」
「ん〜、まあ言われてみれば?」
「あ!寝坊でもしちゃったのかな?」
「いやいや蜂楽じゃねぇんだから」
「やっぱプロだし都合かなんかあるんじゃね?」
「あーそれありそう!」
「えーでも…」
「ちぎりんは難しく考えすぎなんだって!」
「そーそー!」
皆さん覚えているだろうか、アリサが集合に遅れた理由を
────そう
“ショッピングしていたから”である
そして、時間を教えてもらったにも関わらず、忘れたからである
プロで忙しかったからなんて、そんなカッコイイ理由では無いのである
皆さん、騙されないでください
彼女、日常でカッコイイところはミリしかございません
コメント
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面白いです✨✨ 続き楽しみです✨✨✨