テラーノベル
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放課後グラフィティ
※!メンバー女子高生化注意!
※!完全に深夜テンション!
※!好き勝手設定ごめんなさい!
※!別ジャンルのハイブリッド再々リサイクル!
設定考えるのが楽しかっただけのやつです。
気分害される恐れもある為、それでも大丈夫というお方のみご覧ください…
設定あれこれ。
私立戎女学園 高等学部2年
中高エスカレーター式のお嬢様学校
同学年女子生徒5人でアイドルグループKL!Mを結成・活動中。
勇子仁子太子→幼稚園からの幼馴染
柔子舜子→中学校からの同期
メンバー&部活紹介
勇子(はやこ)愛称はやちゃん
演劇部
他校にもファンクラブが出来るくらいの知名度あり。演劇のスイッチが入ったらとことんやり切る。でも知り合いが見にきてるとかになると急に素がでて恥ずかしくなる。でも頑張る。実に真面目。活動でもその経験を活かしたいので俳優のお仕事絶賛大募集中。
仁子(じんこ)愛称じんちゃん
弓道部
立ち居振る舞いが秀麗すぎて母校のみならず他校にもファンクラブが結成されている。一見近寄り難く何を考えているか分からないミステリアスガール。実は何も考えていない。九州出身でたまに謎の男気をみせることも(悪ノリともいう)。グループのリーダー。
太子(だいこ)愛称だいちゃん
ダンス部
小さい頃から新体操を習っており踊ることが好き。でも練習はキライ。部では副部長を務めておりムードメーカー。得意ジャンルはロックとポップ。関西出身で訛りを出さないよう目下努力中。実は言葉遣いや礼儀に若干厳しめ。そのくせ自分はたまにめちゃくちゃ。
柔子(やわこ)愛称じゅうちゃん
帰宅部
部活をやる意味がわかんない。何で知らない人らと一緒に汗とか涙とか流さなきゃいけないのって思ってる。そのくせメンバー大好きだし活動にも一生懸命。仲良いひとには毒舌が出る。髪はブロンドでフランス人と日本人のハーフ。実は誰より優しい。たまに不憫。
舜子(しゅんこ)愛称しゅんちゃん
茶道部・華道部
見た目がギャルなのでまずは形から清純純情派を目指して入部。腕前はまだまだだけどセンスはいい(本人談)。甘え上手な愛嬌ありまくりハッピーガール。関西出身だが訛りはあんまり出ないタイプ。実は文武両道。運動部の助っ人に呼ばれたりもする。メンバーが大好き。
メンバー全員揃ってのレッスン日である今日。
放課後、担任に呼び出された勇子と仁子を待ちながら、机の上にお菓子を広げて喋っていると。
どういう流れだか、話題はここにはいない、勇子の好きなメンバーの話になりました。
「そりゃあ、やわ子じゃなーい?はや子って、事あるごとにやわ子やわ子言ってるしぃ」
ぽりぽりと、じゃがいものスナックをかじりながらテキトーに答えた太子へ、ちっちっち、と舜子は指を振ります。
「わかってないなぁ。だいちゃんはそんなんだから、いつまでたっても勇子ビギナーなんだよ」
「はや子ビギナーって、なにソレ?」
「舜子ははやちゃんのエキスパートなの?」
太子と柔子は、首を傾げながら舜子に問いかけます。
「まぁ、わたしくらいになるとそうなっちゃうかなぁ〜♪」
得意げに胸を張る舜子に、太子は不満げに唇を尖らせました。
「え〜、何それぇ。付き合い長いわたしの方がエキスパートなハズじゃん」
「確かにだいちゃんの方が付き合いは長いだろうけど!でもでも、わたしにはわかっちゃうんだなぁコレが」
うふふと笑い、舜子はみんなに向かって悪戯っぽくウインクをして見せます。
「はやちゃんって、じゅうちゃんには結構ベタベタするでしょ?でもねぇ、じんちゃんにはそれができないの。はやちゃん、ほんっとーに好きなひとの前では、なかなか素直になれないんだよね♪」
いろんな含みを持たせた舜子の言葉に、柔子は深々と頷きました。
「サザンの曲かよってくらい見つめ合うと素直におしゃべり出来ないタイプだからね」
「なんやそれ。中学生か」
「だいちゃんっ!関西弁出てる出てる!」
途端に無表情になった太子を慌ててなだめながら、舜子は苦笑いしてうーんと腕を組みます。
「でもほんと、はやちゃんもいい加減素直になっちゃえばいいのにねぇ」
「ね?アレでバレてないとでも思ってんのかな」
舜子と柔子がお互いに顔を見合わせ、呆れたように肩をすくめる様子に、太子はがたりと立ち上がって叫びました。
「え!?なになに、やわ子も知ってたの?!」
「もちろん。舜子がエキスパートなら私たぶんマスターくらいあるから」
「もはや達人じゃん!」
「確かに、じゅうちゃんって周りのことよく見てるから。分かってないのって、だいちゃんくらいじゃないかなぁ?」
「ほんとにぃ!?」
「うん。はたから見たら意識してるの丸わかりじゃない?でも隠そうとするからさ。そこらへんめんどくさいよね、はやちゃんって」
チョコレートのお菓子を口に運びながら辛辣に言った柔子の頭を、舜子はノートでペシンとはたきました。
「あいたぁ」
「じゅうちゃん、ちょっと言い過ぎ。」
「…ゴメンナサイ」
しゅんと素直に謝った柔子を見て、太子はおかしそうに笑い声を上げます。
「あははは!それで言うと、やわ子はしゅんちゃんに弱いよねぇ」
「……うっさいなぁ。」
「…はぁぁあ!?あんた、ダレに向かって口きいてんねん!」
「ちょっ、だいちゃんっ!」
「何も気付いてなかった鈍感なだいちゃんに言われたくなーい」
「じゅうちゃんもやめなってばぁ」
ぎゃあぎゃあと(主に太子と柔子の言い合いで)騒がしくなった教室。
その扉が開き、やっと呼び出しから解放された、勇子と仁子が姿を現しました。
「あっ!ふたりとも、ちょっと助けてよぉ〜」
それにいち早く気付いた舜子は、困った顔でふたりに助けを求めます。
「なんか廊下まで声聞こえてたけど。なに?ケンカでもしてるの?」
「どうせ、またなにか余計なこと話してたんでしょ」
面白そうに笑いながら聞く勇子とは対照的に、仁子は訝しげな顔で目を細め、みんなの顔を見渡しました。
「え、あっ、い、いやぁ〜?別になにも…」
そう言いかけた舜子の言葉を、太子がカットイン。
「はや子のすきなひとが誰かって話ししてたんやけどさぁ!なんかやわ子がめっちゃナマイキなこと言…」
「「だいちゃんっっ!!!」」
舜子と柔子は同時に叫ぶと、慌てて太子の元まで駆け寄り、口を手で塞ぎます。
しかし、時はすでに遅し。
「…へぇ〜、本人のいないとこでそんな話してたんだ」
勇子はさっきまでの笑顔を引っ込め、ムスッとした顔で3人に冷たい視線を向けました。
なんだか微妙になってしまった雰囲気をなんとかすべく、舜子と柔子は取り繕うように説明します。
「違うよはやちゃん!好きなひとがだれかって話してたんじゃなくて、メンバーメンバー!はやちゃんにとってメンバー内では誰が一番なのかなぁって!ね!じゅうちゃん?」
「そうそうそう!別にみんなしておもしろがってたわけじゃないから!」
「やわ子、さっきはや子のことめんどくさいわぁゆうてたやんか」
「ちょッ、だいちゃん!?それじゃただの悪口になっちゃうじゃん!」
ちょっと黙ってと柔子は太子の口をもう一度押さえます。そんな柔子をフォローするように、舜子もぶんぶんと首を振りました。
「ほんとに悪口言ってたワケじゃないんだよ?!ただ、はやちゃんも、もうちょーっと素直になってもいいんじゃないかなぁ〜って!たまには思ってるだけじゃなくて、じんちゃんに好きだよって言ってあげてもいいんじゃないかなぁってさぁ…え、あれ??」
「いやそれフォローになってなくない!?」
テンパった舜子の言葉でなんだかさらに流れがおかしな方向になってしまい、柔子は絶望の声を上げます。
「…言いたいことはそれだけでしょうか。」
腕を組んで仁王立ちの格好で3人をにらみつけ、さらに不機嫌になってしまった勇子。
本人のいない所で勝手な話をするんじゃないと、マジな説教が始まりかけたその時。
「ちょっとそれ、嬉しいかも。」
唐突にすっとんきょうなことを言い出した仁子を、勇子は驚いた顔で振り返りました。
「は?!」
振り返った先には、にっこりと笑いながら、小首を傾げ、勇子を上目遣いで見つめる仁子。
サラサラのロングヘアーが揺れて、それを指で耳に掛ける。そんな普通の仕草さえとても綺麗。
「じん…」
綺麗だけれども。
顔に浮かぶ、どこまでも腹の読めない微笑みを見ながら、この場にいるメンバー全員が悟りました。
『あ。コレはなんか、変なスイッチ入ってるぞ』と。
「私、勇子のことすきよ?」
やっぱり。
案の定、普段なら仁子が言うはずのないその言葉に面食らった勇子は、思わず後退りしました。
「な…によ、突然」
「勇子は私のこと嫌い?」
「なんでそうなるの、」
「じゃあすき?」
「はぁ!?」
「言ってくれなきゃ、仁子わかんないなぁ」
「ちょ、っと、仁子っ!」
「勇子、だぁいすきよ」
「ちょ」
「ねぇねぇ、勇子は?」
「あの…ッ」
「勇子は私のことどう思ってるの?」
「もっ、もうわかったからぁっ///!」
真っ直ぐな瞳で詰め寄る仁子に、真っ赤になりながら照れまくる勇子。
なんだか漂い出したなまぬるーい雰囲気に。
やっぱり仁子には敵わないなぁと、しみじみ思うメンバーでしたとさ。
end.
いつぞやの画像をみて、どうしても書いてみたかったんです、、
でも桃さんいなくて悔しくてそこだけが心のこり。絶対に、かわいいのに。
悪ふざけ、大変失礼いたしました…
コメント
1件
最近コメントしてなくてすいません🙇♀️😭私女子化すごい見たかったんでとってもうれしいです‼️しかも女子高生って天才ですね…やっぱり仁子には敵わない👍‼️