テラーノベル
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あっという間に、夜になった。
「3人とも〜夜ご飯にするよ〜」 あっもうそんな時間か、
「「「はーい!」」」
「じゃあ、いただきます!」
「はい!」いつもよりちょっと豪華な、夕食。
1年に1度の楽しい時間。それにこの今年は、”4人”いつもより少し多くて、小さな食卓を4人で囲む。みんなニコニコで、楽しそうで、
「ごちそうさまでした!」美味しいご飯。
「はい、お粗末さま!」
パッ
「うわっ真っ暗!」みんな?どこ?
「ハッピバースデートゥーユー〜ハッピバースデーイヤ龍馬/龍馬くん〜ハッピバースデートゥーユ〜おめでとう〜」わ〜ケーキだ!
「ありがとう!」いつもより少し大きいケーキ。今回も母さんが作ってくれている。苺が乗った、ショートケーキ。俺が1番大好きなケーキ。
「さっろうそくの火消して〜」なんか消すのもったいないな〜今日が終わってしまう感じがする。
「うん!フー」でもみんなは、ずっといる。明日からも変わらず。
「「「おめでとう!」」」
楽しい日は、すぐに過ぎ去ってしまうものだった。俺も1歳をとって、このまえ誕生日が来たと思ったら、すぐに1年が経ってまた誕生日。その間に悠馬くんが来て、なんか濃い1年だったな。なんて、自分に合わないことを考えてしまったりもする。
「龍馬くん〜龍之介さん達が川に鮭捕りに行くって言ってるんだけど、一緒に行く?」
「うん!行く〜」母さんも喜んでくれるかな。
「それじゃあ、準備して行こっか。」
「うん!」悠馬くんと村の外へ出るのは初めてだな〜18歳未満の人は、大人と一緒でなければ、村の外へ出てはならない。昔、勝手に村にから出た子供が、狼に食われて死んだらしいからだった。
「おまたせーおじさん!」この人は、この村で1番狩りが上手い、龍之介さん。狩りに行けない俺らの分まで、魚とか分けてくれてる。
「おう!久しぶりだな〜龍馬!」いつも元気で、男の人たちをまとめあげてる。
「久しぶり!おじさん!」
「悠馬もな!」
「うん。」
「ほらみんな持ってるから行くぞー!」
「「はーい」」楽しみだなー、熊とかいるのかな。
「もう少しで着くぞー!」
「うわぁー綺麗。」風で揺れる、木々の音。川のせせらぎがすごく気持ちよかった。うっすらと見える鮭達も気持ちよさそうに泳いでいた。
「綺麗だね!悠馬くん!」
「そうだね!」
「お前ら!狩りの時間だ!」
「うおー」やっぱ村の男の人たちは活気があっていいな。俺達も行くか!
「行こっ!悠馬くん!」そう言って、手を繋いで、川へ走っていった。
「うん!」
「待てーちょ早っ悠馬くん!そっちいった!」
「うおっ捕まえた、」
「凄っほらおじさんのとこ持ってこ〜あ、動くから気をつけて!」
「おう!」凄いな、今の瞬発力。
「おじさーん鮭捕まえた〜」
「おっすげーな!ガシガシ」
「ちょおじさん!やめてよ〜それに、これ捕まえたの悠馬くんだし〜」なんか俺まで誇らしかっ。
「おっそっかすげーな!悠馬!お前もこっち来い!頭撫でてやる!」
「お、おうガシガシちょ力強いっやめっ」悠馬くんがあそこまで恥ずかしがってんの珍しいな。可愛いかも。
「お前らそろそろ帰るぞー」あっもうそんな時間か、楽しかったな。悠馬くんの意外な一面も見られたし。
「「はーい!」」
「楽しかったね!悠馬くん!」
「そうだね!」
「そういえばさ、いつからあんな仲良くなってたの?おじさんと?」朝から少し気になってた。悠馬くんがあそこまで誰かと話してるの。俺と雅さんと母さんだけだったから、
「このあいだの、コスモス。龍之介さんに採ってきてもらったから。」
「あ、そーだったんだ!流石だな〜おじさんは!」
「ほらさっさと来ないと門限に間に合わないぞー」
「あっはーい!」今日はというか、今日”も”楽しかったな。多分今日の鮭捕りに行くのだって、悠馬くんに誘われなかったら言ってなかったと思うし、っていうかそういえば、初めて悠馬くんに誘われたかも!もっと距離が近くなった気がする。嬉しいな。明日は、どこへ行けるのかな。
今日、2本目の投稿です。もっと投稿するかもしれないです。
今回も最後まで見ていただき、ありがとうございました!次回も是非見てください!
いいね100!超えました!本当にありがとうございます!
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