…続き…
なんで私は悪魔が見えるんだろ…(授業始まっちゃったし…めんどくさいな)
……ん?ていうかあの悪魔、やっぱりなんか見覚えあるんだよな なんでだろ…
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🏫キーンコーンカーンコーン📢
家に帰り、私は久しぶりに祖母の家に行った
祖母:奈緒ちゃん、お久しぶりねえ
奈緒:おばあちゃん、久しぶりーー……
祖母:どうしたんだい?疲れた顔して…
奈緒:いや…ちょっと色々あって
祖母:そうなのかい?奈緒ちゃんが疲れてるのは初めてな気がするねえ…まあ、年寄りの昔話でも聞いておくれ
奈緒:初めてかなあ…昔話?
祖母:私がまだ奈緒ちゃんくらいの時にねえ…いつものように学校からの帰り道を歩いていたら、誘拐されそうになって…
奈緒:はあ!?ちょっ、そんな話初耳だよ!
祖母:だから話してるのよ(笑)私も焦ったけど、その時、その犯人がいきなり倒れたのよ
奈緒:え?じゃあ大丈夫だったの?
祖母:大丈夫だったわよ(笑) 私は何もしていないのに、どうして倒れたのかしらって、不思議だったわ
だけどね…すぐそばに、男の子が立ってたの 黒ずくめ…ってわけじゃないんだけど、顔はよく見えなかったわ
それから、その子に時々会うようになったの 声かけてみたんだけど、無言でいなくなっちゃってねえ
奈緒:え…
祖母:不思議な話でしょう?奈緒ちゃんにもこんなことが起こるかもしれないと思ってね
奈緒:おばあちゃん…
祖母:なんだい?
奈緒:その人、どんな感じだった…?
祖母:気になるのかい? そうだねえ…明確ではないけれど、人じゃないように思えてしまってね?
私は昔霊感があったから、幽霊かなあなんて思ったんだけど……奈緒ちゃん?
奈緒:実は私も、今日変わった人…いや人じゃないけど…に会って…
祖母:本当かい?
奈緒:結構話したんだけどね…?その…悪魔と…
祖母:私から奈緒ちゃんに継がれたってことかねえ(笑)
奈緒:そう…かも…
祖母:話せたんなら、どう接するかは奈緒ちゃん次第だねえ
奈緒:うん…ありがと、おばあちゃん そろそろ帰るね?
祖母:うん、頑張ってねえ また来てね、気をつけて
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家に帰って、宿題をやりながら、しばらく考えた どう接するべきなのか…
そして、不思議な夢を見たのだ
☆奈緒の祖母(若い頃)と、度々出会った謎の男の子 のイメージです☆
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