私は今夢を見ているのだろうか。
今信じられない事が起こっている、時間を巻き戻したいと思えば、巻き戻せる、でもわかる、この手にある数字が無くなれば、巻き戻しが出来なくなると言うことが、なぜわかるのかわからないし、どうしてこんな事ができるのかも分からない、でも戻すことはできる。
「おはよう」こんな能力を持っていてもいつもの日常は変わらない、「おはよう、橘」「今日体育あったっけ?」「いや、ないと思うぞ?」「マジかー、間違えて、体操服持ってきちゃったよ」やらかした「ははは、お前バカだなー、一昨日も昨日も体育があって今日あるわけないだろははっ」「お前ちょっとバカにしすぎじゃないか?」なんかムカついてきた「おおすまんすまん」「まあ、いいよ、うんそのかわりしっかり今日のこと覚えとけよ?」「なんかすげー怒ってね?」「そー言えばさー通学中にさーぶつかられたんだよね、服装を見るに、うちの生徒だと思うんだけど」「マジかよなんか嫌なやつだな」「しかも謝罪がなかったんだよね」「なんか嫌だなー気をつけろよ?」こんな日常だ、けどこんな能力を持っていれば、いつか転機は訪れてしまう…
プーーというクラクションと共に生々しい音と真っ赤な血が飛び散る「ひぃ」え、え、もしかして交通事故、え何これ、え、え、…落ち着け私、時を巻き戻す力があるんだ、それを使えばいいじゃないか
一ーーーーー
よし戻ってこれたあの人は…いた!どうしようどう助けよう、確かあの人転けて、トラックは全速力でぶつかってた、ん、あれなんでだろ?、まあいい、とりあえず助けよう、転けたら助ければいい、「痛!」「大丈夫ですか?」「足をくじいて動けないの助けて」「わかりました、ほら、背中に乗ってください」「わかったわ、ありがとう、任せるわ」「任せてください」……
「ありがとう、助かったわ、あなたは命の恩人よ」「えへへ」そうこのときはまだわかっていなかった、何故なら、感謝されるのが嬉しかったから……
駅のホームで電車を待っていた「やあ元気かな、まあ体は元気だろうね、体は、君は何回でも…いやもういい、死ねよ」
ドン! 「え?」、うしろから押された、押したやつは笑っている張り付けたような笑顔だ、時間よ戻って、もどってよぅ、調子にのって使いすぎた、もう数字はゼロだ、後悔してももう遅い、ああ[時が戻れば良いのに]……………
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どうもこんにちは月詠真宏です。2話目ですけど少しずつ話が動いてきましたねどこがどう変わっているのか、なぜ変わっているのか 考えて読んでいただきたいです。