小学校の高学年になる頃にはもうそれこそ起きるのが嫌だった。このままずっと寝てたいと思った。でもそれって要するに死んでるのと同じだよね。夢は見ることがあっても実際には何もできないんだから、死んでるみたいなもんじゃん?
だから本当は死にたいって思ってたんだと感じる。本当に死ぬのは怖いけど、起きて現実を見るのは嫌だったんだから、やっぱ死んでるのと同じじゃん。
だけど麗は、自分が生きてることをすっごく楽しんでる。それこそ全力で楽しんでると思う。羨ましいくらいに楽しんでるのがめちゃくちゃ分かる。
考えてみたら当たり前かもね。自分が生まれてきたことを喜んでもらえてるんだからさ。
私はそんな風に感じたことなんて一度もないけどね。
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