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※言葉とかないので読みにくいかもです。
※💚視点で、彼=💙、❤️=亡くなってる、みたいな感じです。
柔らかい手、透き通った白い肌。
唯一無二な声に、豊かな表情。
そんな彼に俺は、淡い恋をした。
俺の気持ちは全部見えてないでしょ?
こっそりと彼を思っている。
彼の過去にいた恋人に、俺は胸を締め付けられている。
ずっと、そんな気持ちが、
俺の頭の端にしがみついてる。
そんな事実に涙が伝う。
いっその事、消してしまいたい。
彼が恋をしていた事実を、
過去の恋人と深く絡み合って、
染み込んだ痕跡を。
見えないフリをしても、見えてしまう。
そこには、俺の見た事のない彼の笑顔があった。
彼の過去を知ろうとした事もある。
そんな俺を「はしたない」と
咎めてるのは、
「諦め」とか「折り合い」で出来た未来の俺。
何度祈っても、時は戻ってくれない。
もう、死んでしまえたら…
そんな事を考えても、行動には移せない。
こんな醜い心なんて、
消すことができたんだ。
俺が愚図りだした原因も。
過去の恋人を深く恨み始めて、
大きくなっていくばかりの、羨望。
何度だって、変わるフリをした。
でも、いつも頭の隅にいる感情に、
俺のよく知る本音があった。
彼の心に開いてしまった穴。
昔はそこに誰かがいた。
そんな虚しさも、
ずっと考えていれば、慣れるかな。
いつか後悔してしまう。
彼に恋した瞬間を。
俺が彼を見すぎて、知ってしまった事実。
他人のままずっと、いられた世界だったら
…なんて、
なんで知ってしまったのだろう。
彼が恋をしていた事実を。
過去の恋人と深く絡み合って、
染み込んだ痕跡を。
こんな、俺の羨望を、
もしも、許すことが出来るのなら、
こんな感情でも、
前に進める気がした。
これは正しい答えなのかな。
きっと、正しい答えなのだろう。
これは正しい答えなのかな。
これは正しいのかな。