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七夕
⚠︎
とある存在しているゲーム実況者の方々のお名前を借りています。
nmmnというとてもデリケートなものなので、拡散、転載等、ご本人に迷惑がかかる行為はおやめください。
久しぶりに書いたものなので、とてもキャラがブレてます。
下手。
解釈違い注意
not腐
一応、去年投稿した「七夕」の続編でやらせてもらってます。
あの話から何年か経った七夕の日です。
運営は全員近くに住んでいて、kyoさんとcnさんとrdはおんなじアパートに住んでいます。
なんでも許せる方のみお進みください。
ーーーー
『らっだぁ〜今日何する?』
「うーーーん」
『やっぱゲーム?』
「それぐらいしないよなぁ」
『いや、でも虫取りっていう選択肢もあるぜ?』
「それ喜ぶのお前だけだろ 笑」
『そんな事ない?!』
「嘘つけw」
『wwまぁでも遊べるだけでも俺は嬉しいよ』
「…おれもだよ。」
「 … 」
カチッ カチッと時計の針が一定のテンポで1秒、また
1秒とどんどん進んでいく。
ふと、枕元に置いてあったはずのスマホを手繰り寄せ、開いた。
開いてすぐ目に入ったのは「7月7日」という文字。
「だからか。」と思いつつも、目覚めたばかりの目はズン、と重く、無理に開けずにそっと目を閉じた。
『こっちにおいでよ。』
目を閉じるとそんな声が聞こえてくる。
嗚呼、これで何度目なんだろうか。この日が来る度に聞こえる声。
大切だった記憶がある人の声。
彼がどんな声か、いつの間にか思い出せなくなっていた。今となっては顔すら鮮明に覚えてはいやしない。
ガサガサと布団から這い上がり、気怠い身体を引きずりながらも洗面所へ行く。
こんな朝は最初に顔を洗って気合いを入れるのが1番良いのだ。
『こっち来たらいくらでも遊べるよ』
「…」
『…もう俺のこと忘れたの?』
…五月蝿い。
おれだって忘れたかった訳じゃない。忘れたかった訳じゃなかったのに…。
月日の流れは残酷だ。どれだけ大切な人でも日が経てば経つほど記憶から薄れてしまう。
俺の中に残っている”彼”は名前と後ろ姿だけ。顔はモザイクがかかったように思い出せない。
彼のことを1つ、また1つと忘れてしまう自分にどれだけ嫌気が指したか。思い出そうとしても思い出せないあのもどかしさ。
…いっそのこと全て消えてしまえばいいのに。
いつ買ったかも分からない睡眠薬を手に取り、蓋をあける。
ピーンポーン
「…」
ピーンポーン、ピーンポーン
『らっだぁー??』
あーッ!!もう何でこんな時に限って!!!
「っ、はーい!!」
多少の怒りを覚えながらも、薬を置いて聴き馴染みのある声の元へ行く。
ガチャ、とドアを開ければそこに、レウクラウド、又の名をレウが、大きい…いや、バカデカい笹を持って佇んでいた。
「レウs」
「らっだぁ!!」
「…?」
「これ、いつもお世話になってる近所のおばちゃんから貰ったんだけどさ、一緒に短冊書かない!?勿論運営も呼んで!」
…その笹をくれたと言うおばちゃんから貰って、全速力でここまで走って来たのだろう。そう思うぐらいにはレウからはたくさんの汗が伝っている。
「…一旦家入る?それ持ってくるの疲れたでしょ」
「え、いいの?」
「良くないなら言わねぇよ。ほら入りな」
「お邪魔しまーす、」
何故か緊張しているレウを放って置いて、リビングへ向かう。
「ぁ、やべ」
机に薬置いといたまんまだった、、バレたら心配されそ〜
そんなことを思いながら薬をサッ、と棚に戻し、振り返った。
「んねぇ、らっだぁ。」
「なに?」
振り返った直後、ベランダに笹を置きに行っていたレウが丁度戻ってきたようで、声をかけられた。
一瞬薬のことバレたか!?とは思ったが、何かを見つけたような素振りは無く、ホッと胸を撫で下ろした。
「短冊に何書く?」
「え〜、何も考えてなかったわ。逆にレウは?」
「俺?俺は〜、『画力が上がりますように』とか?絶対願うことじゃないだろうけど、w」
「あ〜いいね。レウっぽい」
…なんでそんな目で見るんだよ。絶対適当だとか思ってるだろ。
正解だよ。
リビングの椅子に座るや否や、突き刺さってしまうんじゃないかと思うぐらいの痛い視線を送ってくる。
痛い視線が無くなったと思ったら、何やら肩に掛けていたボディバッグを漁っていた。
「何探してんの?」
「んーと、短冊に出来そうな紙」
「あーね。がんばれ」
「他人事だなぁ」と今にも言いそうな顔をしながら、また視線を落とした。
それとほぼ同時にまたピーンポーンとインターホンが鳴った。
何も宅配を頼んでいないはずなのに、今日は良く誰か来るなぁと思いつつ、カメラを覗く。
そこには大きめの画用紙を持った、ドアップのぶt…ばどが居た。
「はーい?」
『あ、俺や俺。開けてくれー』
「俺さんですか?」
『んー、もうそれでいいや』
「飽きるの早くない!?」
いつものちょっとした茶番をしていると、少し遠くからツッコむ声が聞こえた。
…分かるぞレウクラ。俺ももうちょっと続くかと思ってた。
誰にも受け取られることのない共感を、しみじみと考えながらも、ドアを開ける。
「よっ!……そんな軽蔑するような目で見んなや。」
おっと。表情に出ていたか。まぁでもこれはしょうがないと思うんだ。だってコンちゃんの首根っこ掴んでるんだよ?しょうがないでしょ、おれ悪くない
みどりはみどりで「オレは関係ないよ」感出して後ろの方に立ってるし。
何だコイツら。
「えっ、みんな揃ってる…珍し」
俺が癖の強い3人の登場で固まっていると、後ろから声がした。
「お、レウさっきぶりやな」
「え、さっき?なに、おれの家来る前に会ってたの?」
「いや、俺がベランダに笹置いてた時に下にいたからちょっと喋ってたんだよね」
詳しく聞くとその時にレウがばどを誘って、ばどがコンちゃんとみどりを無理矢理()連れてきたらしい。
「まぁ入って入って」と家に上げると、それぞれおれの家のものを物色し始めた。
本当に何だコイツら。
「ねぇ〜ばどが持ってるの短冊用でしょ?おれの物物色してないで作ろうぜ」
「ソーダソーダ」
「お前も物色してただろうが。自分は違うみたいな顔してんじゃねぇよ」
「ハァ???やんのかァ?」
「お?お前一回も勝てたこと無いくせに良く言うねぇ??」
「ねぇ〜らっだぁ困ってるって、やめたげなよ」
コンちゃんがそう言っても治らずヒートアップしていくばどとみどり。
ここに来てまで喧嘩するなら帰れって言いたい。
喧嘩している2人を横目にレウが「おもんな」とボソッと言うと、2人はピシッ…!と効果音が入りそうなほどピタリと喧嘩を辞めた。
流石レウ。さすレウ。
そんなこんなでみんなは短冊に願い事を書くターンに入っていた。
と言っても俺は何も思いつかないからボーッとしているだけなんだけどね。
そんな俺を見兼ねたみどりが「願い事ないノ?」と聞いてきた。
それに「無いというか、思いつかないんだよね」と返すと「フーン」と言ってまた自分の短冊に視線を戻していた。
俺の願い事ってなんだろう。
ぺいんとと会うこと?今いる友達と笑い合って過ごすこと?
…どれも何か違う気がする。
「よし、書けた!」
そう言って一番最初に書き終わったのはばどだった。
ずっと短冊の方に向いていた頭が上がり、みんなばどの短冊を目で捉えている。
「え、何て書いたの?」
「『健康に過ごせますように』って書いた」
「なるほどねぇ〜」
「コンちゃんは?」
「俺は『お金が沢山手に入りますように』か『この幸せが一生続きますように』で迷ってる」
「絶対後者の方が良いでしょ!!w」
「えぇ〜そんなことを無いよ〜〜」
…あ、そうか。俺は今でも残っている罪悪感を消したかったから『ぺいんとに会いたい』っていう名目で、この世から消えようとしてたんだ。また話したい、遊びたいとか、そんなことじゃ無くて。
「らっだぁ〜書けた?みんなもう先に行っちゃったんだけど」
「あー、うん。今丁度書き終わった」
「お。ナイス〜じゃあ行くか」
先に歩き始めたコンちゃんに着いていくように俺も椅子から立ち上がりベランダの方に歩いて行く。
掃き出し窓の向こうには、わちゃわちゃしながらも笹に短冊をくくりつけている3人が居た。
窓は閉まってるはずなのに、ここまで聞こえてくるのはよくわからないけど。
「おーい、ぽまえら!!!俺にもつけさせろ!!」
「は?おい、割り込みすんなや」
「遅いお前が悪い」
「は?????」
「ちょっ、ここ狭いんだから暴れないでっ!!笹が落ちる!!」
ちょっとしたハプニングは少々あったけど、大した被害は出ず、無事に全員の短冊をくくりつけれた。
そして今は夜。折角だしみんなで天の川見ようぜ、と言って今の今までゲームしたりして遊んでいた。
「時間的にそろそろ見えるんじゃない?」
自分の腕につけていた腕時計を見たレウが、もう一度テレビの画面に視線を戻して言った。
「あー、たしかに。だいぶ暗くなってきたしな」
「もう出る?」
「言ってベランダだけどねw」
「エ−…マダやり足りナイ。」
「じゃあみどりだけ家ん中でゲームか、残念だなあ」
「エ。それなら俺も行ク!」
そんなことを各々言いながら、ちょっとした毛布とか、折りたたみイスとかを準備して外に出る。
外は予想通り肌寒かった。もう夏だと言っても夜になると寒くなるもんで。
…あの日の夜はもっと寒かったっけ、
いつも横にあった温かみが無くなってたもんなぁ…
はは、と渇いた笑いを溢しながら柵にもたれ掛かる。
空にはキラキラと光る無数の星が並んでいた。
「…綺麗だねぇ」
全員外に出たタイミングでコンちゃんがそんな当たり前な事を言い出した。…いや、当たり前では無いか…?
「そういえばらっだぁって結局願い事何書いたの?」
「え、ん〜…」
あんなエモい感じだったのに突然ぶっ込みすぎだろ。とか思いながら何を書いたかを思い出す
…あ〜、、そう言えばめちゃくちゃ恥ずかしいこと書いた気がする…。完全に忘れてた。
「……秘密!」
「え〜教えてよ」
「絶ッッ対に教えないが??」
「なんでよ」
「…恥ずいから。」
一瞬ムスッとしたレウだったが、また空を見上げた。
夜空を見つめるその横顔は、不思議と穏やかで。
しばらく星を眺めた後、レウはふっと笑って「また来年も見れると良いね」と言ってきた。
「……そうだね、絶対見よう。来年も」
そう合間を置いて言うと、一度目を見開いてから嬉しそうな顔で「うん」と元気に返してきた。
夜の静寂の中に、サワサワと笹の葉と短冊が擦れ合う音が染み込んでいく。
…あの日と同じ空のはずなのに。今日は少し違って見えた。
『…またいつか会える日まで待ってるからな』
「良い夢みろよ」
end
あとがき。
どうもこんばんは〜いなりずしです。
七夕のお話なのに七夕に間に合わなくて、めちゃくちゃ急いで書き上げました。
あんまり納得いってないところもあるんですけど、遅れ過ぎるのも良くないなって思って「まぁいいか!いっちゃえ!」みたいなノリで投稿しました
いや〜ほんと最近全くと言っていいほど書いてなかったんで大分キツかったです。変じゃないかな!?って何回見返したことか…
取り敢えず書き終えることができて私は満足です。
ではまた!
来年も書くかも…?
コメント
2件
お前にしちゃ珍しいホワホワ(?)回… 嫌いじゃない、こういうの
はるです!読んだよー! 去年の七夕の続編なんだね。最初のらっだぁの暗い雰囲気から、レウがバカデカい笹持ってきて一気に空気が変わるところ、めっちゃ良かった。みんな集まってワチャワチャしてるうちに自然と気分が上向いていく流れが好き。 「また来年も見れると良いね」からの「絶対見よう、来年も」のやり取り、じんわり来た…。終わり方、余韻が綺麗で良きでした!