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一国のロゼが魔族のハーフなのに人に恋をしてしまう話

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一国のロゼが魔族のハーフなのに人に恋をしてしまう話

3 - 救われたあの日。(短編だけど本編にかなり絡んでくる)

♥

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2023年04月02日

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昔から、人に迷惑を出来るだけ掛けたくなかった。

でも、好きな事になると止められなくなって、気付いたら独りで……

そんな時、来てくれたのがミズキだった。

ずっと、話したり、教え合ったり、

幸せだったんだ。

でも、僕が悪魔と人のハーフだから。

ミズキも母さんと同じように、「魔女」として呪われてしまった。

「シュヴァリエ」

「なんだ?」

ニコニコと気分の良い顔で答える。

あぁ、彼のことが。シュヴァリエが。

好きなんだ。

自覚なんてしたくなかった。

「…僕から離れて」

「……え?」

パチパチと瞬きをして、「何を言ってる?」という顔をしている。

わかりやすい。

あぁもう、なんで僕はハーフとして産まれてきてしまったのだろう。

親にも、シュヴァリエにも、ミズキにも。

みんなに迷惑を掛けている。

明日。

明日まで安静に、と言われていた。

だから、明日死のう。

こういう時、あの時のミズキはどうしたっけ?


__________「飛ぶの?君」

__________「飛ぶなら、ボクも一緒に飛ぼっかなぁ」

__________「そういえば、なんで飛ぼうと思ったの?」

__________「…それは、苦しいだろうね。だけどそれは……」



__________『人を好きになれて、大切にできる…良い人ってことなんじゃない?君、ずっと「人のため」の話してるよ?』

__________『君はもっと生きた方がいいよ。……え?ボクはって…ボクは気にしないでよ。人と違うだけだから。』





あぁ、懐かしい。

あれが、初めての出会いか。

『自分は最低』、『生きてる価値無い』って。

そういう風に、思ってたんだ。

ミズキが居たから、生きれた。

ミズキが、面白そうで。気が合いそうで。

ずっと、今まで生かされて来たんだ。

ミズキに、死ぬ前に別れを言わないとね。















『ありがとう。ミズキはミズキだから、人目なんて気にしないでよ?「被害妄想垂れ流して最悪なことばっか信じてちゃ生きてけない」って言ったのはミズキなんだからね。』

















ルイの死体を調べた時に、差出人不明、宛先の人名も不明なそんな手紙が出てきたらしい。


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