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※ゾムさんが凄く料理得意です。悲しい話なので、覚悟して下さい!

シャークン→「」 ゾム→《》 ナカム→『』




どうぞ(*・∀・)つポイッ



~ゾムseid~

「ただいまで~す」ガチャッ

《おぉ、お帰り~》

いつもの声といつもの時間、”あなた”は必ず帰って来る。

「今日はどんなメニューですか?」

《ふふっw今日は、お味噌汁にご飯と豚肉の野菜炒めやで!》

いつもの会話といつものテンションでかわす言葉

「いただきます」

《ん、いただきますニコッ》

箸が皿に当たって鳴る音が異様に響く、いつもの事。

《今日のお味噌は何か分かる?》

「これは、、、、、、赤味噌かなぁ?」

《さすがやなぁ~正解やで!》

淡々と進めるクイズに全部正解しているシャークンはきっといや、結構凄いのだろう。心の中で呟く。



晩御飯クイズが終わった後は適当に喋って、風呂に入る

「ゾムさんは、いつ見ても細いですよね~」サワサワ

《、、、、、、あんま見ないといてや///》カァァァァァ

風呂に入った後は早く寝て朝起きての繰り返し。こんな日常で俺が一番好きな時間はご飯を食べてシャークンが

「ごちそうさまでした」

と言って、俺が

《お粗末様でした》

と返す時だ。普通ならこの時間の何が好きなのか分からないだろうが、料理を作ってる側としてはとても嬉しい言葉である。この日常で唯一の楽しみの一つだった


はずなのに、、、、、、、、、、




ある日の事だった。

《、、、、、、え?》

電話が掛かって来て誰だろうと思いながら取った時、

サイレン音が耳に入り、悪寒がした。

『えっと、、、シャークンと友達のナカムです』

『今アイツ、車に引かれて救急車に運ばれてるんです』

『良かったら病院、一緒に行きませんか?』

《、、、、、、お、お願いします》

、、、、、、、、、、予想通り。

嫌な予感がして心臓がバクバクする。電話越しでも聞こえてるんじゃないかと思うくらいに鳴りやまない音が、ますます頭を混乱させる。どうか、、、無事で居てくれ。そう願って、カバンに色々詰め込んでさっきのナカムさんに電話した。「ごちそうさまでした」が聞こえなくなる怖さがまだありながらも玄関えと向かってった。外は大雨で、曇り空させ見えない。怖い。無事で居てくれ

そう願い続けたあの日






~??月??日ゾムseid ~

《ふふふっふふー~ん♪》

鼻歌混じりに洗濯物を畳(たた)む。

今はご飯を食べて風呂に入っている”彼”を待ちながら家事をしていた。

《、、、、、!ヤッバ、洗濯物まだあっちにあるんだった、、、》

そう言って反対側のドアに手を掛けてドアを開ける

「ごちそうさまでした」

懐かしくて優し程い声、、、、、きっと”あなた”なんだろう。

ありがとな、言ってくれて。心配してたんでしょ?

《、、、、、お粗末様でした》

居ないはずの後ろに優しく返す。すると、安心したと思うため息をついて

黙りきった気がした。しばらく沈黙が続いて、やることを思い出し

ドアを再び手に掛けた。でも最後あともうちょっとだけ、、、、

《ありがとな、シャークン》

「、、、、さようなら。ゾムさん」

《さようならなんて言うなよプクー寂しくなるやろ》

「じゃぁ時々、二人に話しかけますよ」

《時々じゃなくて、毎日な!》

「ふふっw、、、はいはいちゃんと毎日話しかけますよ!」

《約束な!》ニカッ

「約束です」ニコッ

、、、、、、、、、、じゃぁな。明日、は「ごちそうさまでした」でしたが

“2つ”聞けるのか~♪楽しみやなぁ。と言うか、三人分も作らんきゃあかんな、、、、、、。俺はそう思いながら手に力を入れた










バタンッ(ドアを閉めた音)









これ続編欲しい?コメントで言って~( ;´・ω・`)

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