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「はっ❗️」
俺は寝ていたのか?さっきのは夢夢にしてはリアルすぎる。
腕には点滴が、俺はゆっくりと体を起こす。すこし頭がクラクラするが大丈夫そうだ。
部屋のドアを誰かがノックする。
「コンコン」
「失礼するよ、私は〇〇署の刑事の中村というものです」
「はぁ」
「少しお話しても大丈夫かな」
「どうぞ」
どうやら、刑事の話によるとキャンプ場には俺の荷物しか残ってなく、死体などはないとのことだ。僕が寝言でぼやいていたので周辺の捜査はしたらしい。あれは幻覚ではない、あの女は存在していた。
💫2日後💫俺は退院してやっと元の生活に戻ることができた。まずははらごしらいだ。ファーストフード店に入り、食えるだけ腹に詰め込んだ。口直しのコーヒーを頼みほっと一息つく。
ふと視線を感じ窓の外を見る。
通りの向こうにあの女がいる。。。咄嗟に目を逸らし、頭をフル回転させた。なんであいつがここに。。再度確かめるために横目で窓の外を見る。
やっぱりあいつだ、こっちを見てやがる。周りの通行人はみえていないのか、季節外れの薄着の女の前を通っても無視してやがる。
何だってんだあの野郎。
「もういないよ」
隣の席の女が話しかけてきた。
「えっ」
俺はまた横目で窓の外を見ると女は消えていた。
「だからもういないっていってんだろ」
女はタバコを咥えながら俺に話しかけている。
「あんた、女がみえるのか?」
女は立ち上がり俺の向かいの席に座り灰皿にタバコを押し付けた。
「あんたの脳、支配されて始めてるよ」
「はぁ?」
「脳みそで具現化されてんだょあの女に」
「俺の幻影なら何であんたも見えるんだ」
「強い思念を辿ったらあんたの頭にたどり着いた」
なんなんだこの女、若いくせに上からものを言いやがって。
「このままだとあんた死ぬぞ」
「。。。」
タッタッタッ
「姉御、お待たせしました」
「ネギ、これケチャップだ、頼んだのはマスタードだぞ」
「あっすみません、すぐに取り替えてきます。」
「あぁもういい、ここ座れ」
ネギは、汗だくの見知らぬおっさんの存在に気付いた。
「あの、どちら様ですか?姉御の知り合いですか?」
「こんなおっさんと知り合いなわけないだろ、馬鹿か」
なんなんだこのクソガキども、俺は立ち上がり店を出ようとした。
「死ぬぞ」京子
「なんなんだあんた達、さっきら死とかよ」
「まぁ死にたくなかったら座れ」京子女は座席を指差した。
「姉御は口は悪いですが正しいことしか言わないのでどうぞ座ってください」
俺は脱力感と重量に引っ張られ椅子に腰掛けた。
しばし沈黙の時が流れる。女がタバコに火をつけ話し始めた。
「父親が心配してるぞ。」京子
「えっ」
「あんたのことだよ、母親と妹は親父さんが守ってるけど、流石に3人守るには限界があるってよ」
「いい加減なこというんじゃねぇ」俺
「山であの女と鉢合わせのか」京子
なんなんだこいつ魔女か占い師か?
「お前のエネルギーが美味いのか、ターゲットにされてるぞ」京子
この女の話では、女の正体はかなり強い悪霊で俺の生命エネルギーを食ってるようだ。最終的に用済みになったあとは死がまちうけてるといっていた。
「そんなこというなら、なんとかしてくれよ」俺
「金はあるのか?」京子
「金だと」
「200万用意したら考えてやる」京子
「ふざけんなそんな大金なんかねぇ」
「じゃあ諦めろ、こっちもリスクがあるから対価が必要だ」京子
「わかった、金ははらねぇから、自分で何か出来ないか教えてくれ」
女はタバコを吸い終えると、ため息をつきこう言った。
「わかった、大サービスでこのネギをボディカードにつけてやる」
「姉御そんな無理ですよ😅」ネギ
「無理かどうかやれるだけやってみろ、お前には潜在能力がある、それを信じろ」
「えぇっ、そんなぁ🥲」ネギ
「私の修行部屋を貸してやる、そこでおっさんを見守れ☝️」
姉御はそういうと、鍵と住所を書いてでていった。