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色んな受と攻がラブラブしてるよってだけの話
受 「 」
攻『』
モブ ˹ ˼
攻×受
先生×生徒
学校のチャイムが、俺の教室に響き渡る。
だがそんなのは無かったかのように教室は騒がしいままで
それは俺も例外ではない。
『お前らそろそろ静かにしろー、俺だってめんどくせーからさァー。』
センコーが面倒くさがっては1番ダメだろう
とかなんとか思いながら俺は喋るのをやめない。
『……… 受 。 』
『し 、 ず、 か 、 に 。』
センコーは人差し指を口にあて、まるでガキにシーーーッ、とでもやるようにいたずらに笑った。
「… ンで俺だけが言われなきゃいけねェンだよ」
「センコーが面倒臭いなら授業とかやらんでも良くね?」
『面倒臭いは面倒臭いけどもね。君達をちゃんとした大人に更生させるのがワタシ達職員の仕事でして。』
「ッち、…めんどくせェ。」
吐き捨てるように言うと、俺はその場を離れ、教室のドアに手をかける。
『あちょっと、まだチャイム鳴ってないぞ。』
センコーは俺の事を呼び止めるが、見向きもせず俺は屋上に向かった。
俺は屋上につくと、仰向きの姿勢で天を見上げた。
俺は昔から不良だった訳じゃない。むしろ…
「は、はァ〜〜〜〜〜〜……♡♡♡」
「ミカヅキモ、かァッわい〜〜…………♡♡」
※ミカヅキモ(三日月藻、学名:Closterium)
単細胞生物で、体長 0.2~0.4mm、幅 0.02mm。 光合成で生きている藻類。
「名前通りの三日月みたいなこのフォルムに反して主な生息地が池や沼とか、ギャップ萌え〜〜……♡」
寧ろ、滅茶苦茶に頭は良い方であった。
なんでこんな底辺な学校に通学しているかというと、家が貧乏なのだ。
暗い性格では無かったので、ヤンキーを演じて教室では浮かないようにしていた。
「は〜…バイトしたいけど此処バイト禁止なんだよな…」
なんて、考えているうちに俺は寝てしまっていた
先生side
『あちょっと、まだチャイム鳴ってないぞ。』
呼びかけても受はこちらを見向きもせずに教室を出ていった。
受が出ていっても、教室が静まることはなく…。
真面目に授業を聞いてくれそうな子に向けて俺は化学の授業を始めた
暫くしてチャイムが鳴り響くと、昼休憩の時間になったので。
終礼をして俺は購買のパンと、自動販売機で買ったお茶を持って屋上に向かった。
『はァ〜〜…屋上こそが俺のしふ、く…』
音を立ててドアを開けると、そこには化学の教科書や資料を広げたまま寝ている受が居た。
『え、何。なんで化学の…?』
資料は学校から盗んだものでは無さそうで、自分で買ったような痕跡が幾つかあった。
それぞれの細胞、生物には特にふせんやマーカーが引いてあり…、受からは考えられないような物で頭が混乱した。
『え、ええ…どうしようか。』
見て見ぬふりしよう。
後でネタばらししたら面白そうだし。とか俺は思って、なんだが弱みを握ったような気持ちになった。
どうせなら今日の放課後ネタばらししてみようか。
なんて考えながら俺は昼飯をすませ、残りの業務を終わらせに職員室に向かった。
生徒side
昼休憩終了後、俺はチャイムで目が覚め。
流石に寝すぎてしまった…と後悔しながらダッシュで教室に向かう。
「げ、…」
運が悪いのかなんなのか。五限目は数学なようで。
俺はため息をつくと、大きな音をたてて教室のドアを開ける。
˹おい、お前!きちんとチャイムに間に合うように昼休憩を済ませなさい!だからお前は…˼
案の定、数学教師の長ったらしい説教が始まった。
「ウルセーよハゲ。別に何の時間に俺が来ようが勝手だろ。」
面倒臭い。そう思って俺は五限目、六限目を寝て過ごした。
˹2年4組、×× 受 君 。攻先生がお呼びです。至急、理科室に来てください。繰り返しますー˼
俺が?なんで?
また説教か?
嫌だな…面倒臭いとかっていう考えがよぎりつつも、俺は理科室に到着していた。
「入りたくねェ、…」
そう呟くと、目の前の扉が音を立ててゆっくり開き。
『お、来たな。』
と、ガキみたいな笑顔をみせて
『入っていいぞ。俺はちょっと授業で使うものを持ってくるから。』
俺よりも身長が高い故か癖故か。俺の頭を優しく撫でどこかに行ってしまった。
このまま帰ってしまおうか…。
『あ、よかった。帰ってなくて。』
なにやら大きなダンボールを持って、安堵の表情をする。
「…帰っていいスか。」
自分でもわかる気怠げな態度にセンコーは
『ごめんな。笑もうちょっと待ってくれないか?』
とダンボールの中身を出しながら言う。
俺は気になってしまった。
ダンボールの中身を、横目で見てみると…
次回 R18