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真夜中のあの子

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真夜中のあの子

2 - 前編

♥

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2025年10月23日

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うい

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前編





クラスではずっと1人。多分嫌われてる。


家では暴力受けて、味方はいない。



逃げ出してしまいたい。


そう思ったときにはすでに体が動いていた





赤¦…公園でいっか。



そういって、ブランコに揺れながらどうやって死のうかとそんなことを考える。


醜い体とすり減った精神を癒す方法なんて俺にはわからない。


赤¦俺の味方は剃刀と薬だけ。


なんて口にするが、ほんとうにその通りだ。

自分を傷つけてなんになる。それはそう。だけれどこうしないとずっと昔に死んでいるはず。



赤¦ま、もう死ぬし。意味ないけど。

赤¦真冬だし、こんだけ薄着だったら朝には死んでるでしょ。


そこらのベンチに腰掛け眠ろうとする。するとどこからかどこか聞き覚えのある声がした。









眠れず少し散歩しようと外に出た。

真夜中のはずなのに少し歩いた先の公園からブランコが揺れる音が聞こえる。


水¦ぇ、いや怖いんだけど…!?


ゆっくりゆっくり近づいて覗いてみると目をまん丸くしてこっちを見ている薄着のクラスメイトのあの子がいた。


水¦…((ボーッ




ぇ、生きてる?というかあの子誰だっけ。


水¦ぇっと…大丈夫?

水¦な、泣いてるけど…


赤¦…、別に

赤¦放っておいて。


水¦な、名前は…?


赤¦だからっ゛..、放っておいてって…


水¦でも、そんな格好じゃ…ッ


赤¦死んじゃうって?

赤¦もとからそのつもりだから。どっかいって


赤く晴れた目で少し怒ったよな眼差しでそういうが僕は放っておけない。



水¦着いてきて。


赤¦おまっ゛…どこ連れてく気だよ


水¦お前じゃないよ。水だよ。水っ!


赤¦同じクラスの…ッ、?


水¦そぉだよ?君の名前は?


赤¦…んなこと教えるかよ。

赤¦いいから話せよ゛ッ!


腕を強く掴み連れていこうとすると震えた大きな声で抵抗される


水¦大丈夫。僕の家に連れていくだけ


赤¦大丈夫じゃ…ないよ…、

赤¦離してよ…ッ疲れたよぉ…ッ


君はしゃがんで泣き出してしまう。


水¦分かった。名前だけ教えてくれない?


赤¦赤…、


水¦あぁ..、えっと大神さん?


赤¦そーだよ。離してッ


水¦ごめんね。


さっきより明らかに弱くなった対抗を無視して首筋辺りを思いっきり殴り、気絶させた。












その後、君を抱き上げ家に連れて帰ると玄関で慌てている白と遭遇した。


白¦水くんっ!?


水¦ぁ、白ちゃん。どーしたの?


白¦水くんが急におらんくなったから…


水¦あぁ、ごめんね…、寝れなかったから


白¦ほんまにびっくりしたわ…

白¦で、その子は?


水¦公園にいた


白¦そんな薄着で?


水¦うん、死ぬつもりだったみたい


白¦なんで寝とんの


水¦抵抗凄かったから気絶させた


白¦…、名前は?


水¦大神赤、

水¦僕のクラスメイトだよ。


白¦その子、どうするん。


予想外なことを聞かれて、戸惑ってしまう。


水¦…みんないいよって言ってくれるかな。


白¦みんなリビングにおるで。

白¦言ってみる?


水¦そーだね…、







水¦ただいまっ☆


桃¦…ぇ、誘拐?


大神さんは年齢に対して体が小さいからそうやって思うのも無理は無い。


水¦んーん、違うよ?笑



〜説明中〜



黒¦なるほどな…、

黒¦部屋は空いとるからここに住まわせてもええけど…、


水¦…ッ!✨️


青¦助けたいんよな?


水¦うん。


青¦わかった、ええで。


水¦やったぁっ!✨️








大神さんの傷の治療をしていると日が昇ってしまった。


赤¦ん゛ッ…、


桃¦ぁ、起きたかな?


赤¦ぇ…ぅあ…ッ゛


水¦ごめんね、見捨てられなくてさ。


赤¦迷惑じゃ…っ?


黒¦迷惑ちゃうからここに居させてるんやろ?


赤¦ぁぁ…、ごめんなさいっ…


白¦謝らんくてええんやで?


謝らなくていいそう言うと大神さんは困ったような表情をした。


水¦どーしたの?


赤¦ぇ、ぁ、ぃや…、

赤¦謝らないならどーすればいいのかなって…思って..、💦


桃¦なるほどねぇ…、


赤¦そーいえば…、水さんは僕のこと嫌いじゃないんですか…?


水¦きゅーにどーしたの?嫌いなわけないじゃん?


そう言うと大神さんは安堵の表情を浮かべた。

何故そんなことを聞くのだろう。


青¦そういえば、腹減っとらんか?


赤¦…大丈夫です。


青¦ほんま?その様子やとあんま食べてないんちゃう?


赤¦食べれないんです。吐いちゃって…、


水¦なるほどねぇ…、ゼリーとかは?


赤¦分からないです…っ


黒¦ヨーグルトならあるで、食べてみるか?


赤¦こわっ..ぃ…かもです…、


白¦栄養取れればええんやったらスープとかでもいけるんちゃう?


桃¦まぁ、確かに?どぉかな?


赤¦わかんなぃ…ですっ


黒¦挑戦してみるか。


赤¦あぁ…はぃ…、









黒¦できたで〜、!


赤¦ぁ…ッ


水¦大丈夫だよ。頑張ってみよ?


赤¦はぃ…ッ


スプーン1杯分にも満たないぐらいのスープを口に含み嚥下する。


赤¦…!おいしぃ…っ


黒¦嬉しいわ、ありがとうな笑


一口ずつゆっくりと飲み進めるが段々と手が遅く、嚥下もゆっくりになってきている


赤¦ん、っ..ッ


白¦無理せーへんでな。


赤¦ふッ..ぅぁっ((泣


水¦気持ち悪い?


赤¦ぅん…゛


桃くんが察したようにゴミ箱を大神さんの口元へ寄せ、背中をさする。


赤¦んぅ゛っ、やら゛ッ((暴


青¦大丈夫やで。落ち着きや。


赤¦ぅ゛ぁ゛っ..ぉえ゛ッ((嗚咽


水¦じょーず。がんばれ


赤¦ぉぇ゛ッ..ぇ゛ッ..((吐

赤¦はぁ゛ッ…げほっ…


黒¦大丈夫?


赤¦ぁ、ぅ、ごめんなさぃ…、


黒¦今日の学校は休もな。


水¦僕は…?


黒¦仕方ないなぁ笑


水¦やったぁっ!

水¦大神さんっ!なんかする?


赤¦赤で…大丈夫


水¦…赤ちゃんねっ!


赤¦ぅん…、((欠伸


うっすらと開いた眠そうな目で相槌をうち、大きな欠伸をする。


水¦眠いかな?

水¦ん〜…一緒にねる?僕も眠いし…


赤¦寝るぅ…、


水¦こっち…、行こ?


赤¦ぅん…((うとゞ


白¦おやすみ笑



✦・┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ・✦


気が向いた時に続編だすよ。

下手でごめんね。

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