テラーノベル
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「俺たちの大好きな3人の記念すべき退院に乾杯!」
「乾杯ー!」
「乾杯!」
佐久間の元気な声を合図に、九人はテーブルを囲んだ。
張り詰めた空気は、不思議なくらいどこにもない。
いつもの楽屋のような、温かい時間が流れていた。
「病院のご飯も美味しかったけど。」
阿部が笑う。
「やっぱりみんなで食べるご飯が一番だね。」
「そうやね!」
康二が大きく頷く。
「なんか久しぶりや。」
深澤もピザを一口食べながら笑う。
「退院祝いってことで。」
「今日はカロリー気にしない。」
「明日から頑張ればいい!」
佐久間の言葉に部屋中が笑いに包まれた。
食事をしながら自然と話題はこれからのことへ移っていく。
渡辺がグラスを置き、ゆっくり話し始めた。
「入院中さ。」
「あべちゃんと。」
「ふっかと。」
「三人で歌って踊ってみたんだ。」
ラウールが身を乗り出す。
「え!」
「本当に!?」
渡辺は頷く。
「最初はあべちゃんと二人で『Cry out』。」
「その次は三人で『Grandeur』。」
「全部は無理だった。」
「体力が全然足りなかった。」
深澤も苦笑する。
「終わった瞬間、全員床に倒れた。」
「でも。」
阿部が続ける。
「全く踊れないわけじゃなかった。」
「筋トレと体力づくりをすれば。」
「きっと戻せる。」
「歌も。」
「ボイトレをすれば前より歌いやすくなるかもしれない。」
部屋が静かになる。
阿部はゆっくりとメンバーを見渡した。
「だから。」
「俺。」
「もう一度。」
「みんなでステージに立ちたい。」
渡辺も力強く頷く。
「俺も。」
「九人で。」
「もう一回。」
深澤も笑顔で言った。
「絶対、帰ってきたい。」
その言葉を聞いた瞬間だった。
「もちろん!」
ラウールが即答した。
「絶対そうしよう!」
康二も笑顔で続く。
「めっちゃ楽しみやん!」
佐久間は拳を握る。
「俺、待ってた!」
「また九人でライブやろう!」
宮舘も穏やかに微笑む。
「その日を楽しみにしている。」
目黒は阿部を見ながら静かに頷く。
「一緒に頑張ろう。」
岩本も大きく頷いた。
「全員で。」
「また同じ景色を見よう。」
その言葉に、阿部の胸は熱くなった。
誰一人、「無理だ」とは言わなかった。
誰一人、「諦めよう」とは言わなかった。
九人全員が同じ未来を見ていた。
しばらく談笑が続いたあと、岩本が真剣な表情になる。
「一つ。」
「提案がある。」
全員が岩本を見る。
「今後活動しやすくするためにも。」
「三人が女の子になったこと。」
「正式に公表した方がいいと思う。」
部屋が静まり返る。
岩本は続けた。
「阿部が活動休止してから。」
「ファンのみんなもすごく心配してる。」
「理由が分からないから。」
「いろんな憶測も出始めてる。」
目黒も頷く。
「俺もネットを少し見た。」
「心ないことを書いてる人もいる。」
「でも。」
「ちゃんと事実を伝えれば。」
「余計な憶測は減らせると思う。」
ラウールも真剣な表情になる。
「俺たちが隠してる限り。」
「ファンはずっと不安なままだよね。」
宮舘が静かに口を開く。
「正直に伝えることも。」
「誠意の一つだと思う。」
渡辺は深く息を吸う。
阿部を見る。
深澤を見る。
そして静かに頷いた。
「俺は。」
「公表したい。」
深澤も迷いなく答える。
「俺も。」
阿部もゆっくり頷く。
「隠し続けるより。」
「ちゃんと公表して。」
「また九人で前を向きたい。」
その言葉に、メンバー全員が笑顔で頷いた。
「じゃあ決まり。」
岩本が優しく言う。
「今後活動していくために。」
「三人のことを正式に公表しよう。」
九人の意見は、一つになった。
不安は消えていない。
これから世間がどんな反応をするかも分からない。
それでも。
九人なら乗り越えられる。
コメント
2件

あべちゃんの時と一緒で 又みんなでパーティー🎉なんだね。 誰1人後ろを向いて無い 責めたり可哀想も無い 素敵な最高のグループですね。 時々あるめめあべのちょっとした確認が ホッとするし良いですね🥰
ああ〜〜〜第39話、読み終わったよ……!!!😭💕 退院おめでとう!そしてみんなでご飯食べるシーン、もうほっこりが止まらなかった🥺✨ 特に阿部ちゃんが「もう一度みんなでステージに立ちたい」って言ったところ、マジで胸が熱くなったよ…!九人全員が「無理だ」なんて言わずに同じ未来を見てるの、尊すぎるでしょ😭💖 公表の話も、ちゃんとファンのこと考えてるのが伝わってきて、九人の絆がさらに深まった感じがしたな〜!続きが待ちきれない!⋆♡
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