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💚サイド


蓮くんがいつまで経っても帰ってこなくて


まさか…と思って様子を見にきた。


迷惑かもしれない。


今度こそ嫌われちゃうかもしれない。


でも、あのまま蓮くんが辛い思いをし続けるのは嫌だった。


💚「あ…。」


予想は的中。


いつものあいつらと一緒にいた。


ボコッ(殴)


ボコッ


💚「…っ!」


しばらく様子を見ていると


あいつらが蓮くんの顔に二発。


僕は我慢できなくて蓮くんのとこに走り出した。


💚「やめてください!」


🖤「え…。」


すごく怖い。


何されるか分かんないし…。


でも、蓮くんが辛い思いをするよりは全然マシだった。


🖤「亮…平…?」


モブ2「また阿部くんかよ〜!」


モブ1「目黒のこと助けてヒーロー気取るつもり?」


💚「人のこといじめて楽しんでるあんたらよりよっぽどマシだと思うけど?」


ここで押し負けたらダメ。

モブ1「…っ!」


先生「そこ!何してる!」


モブ2「ヤバっ!先生きたって!」


あいつらはそうやって逃げて行った。


危なっ…。


先生きてなかったらどうなっていたことか…。


🖤「亮平?」


💚「あ…蓮くん、大丈夫?」


🖤「うん…こんなの大したことないから。」


そうやってまた強がる。


蓮くんがほんとは大丈夫じゃないの知ってるよ?


でも、目立つ怪我はなさそうで良かったぁ。


🖤「でも、なんで…?」


💚「いくらなんでも遅いなぁと思って見にきただけだよ?」


💚「それに、この間僕の話聞いてくれたでしょ?お礼したくって。ニコニコ」


この間僕の話を黙って優しく聞いてくれたじゃん。


受け止めてくれたじゃん。


💚「たまにはお兄ちゃんさせてよ。」


🖤「あ、ありがとう。グスッ」


蓮くんが泣くなんて珍しい。


よっぽど辛かったんだよね…。


早く助けられなくて本当にごめんね…。


💚「お、胸でも貸してあげよっか?」


僕までしんみりとした雰囲気になったら蓮くんも心配すると思って


明るく振る舞う。


💚「今までよく耐えたじゃん。お疲れ様。」


🖤「うぅっ。グスッ」

蓮くんは本当に強くて温かい人。


僕にはないものを持ってる。


君に僕の本当の気持ちを伝えたら どう思うかな…。

今はまだ伝える勇気はないや…。


💛「阿部!」


💜「だいじょーぶ?」


照とたっくんが駆け寄ってきた。


💚「うん、大丈夫。」


💛「そっか良かった。」


💜「…。」


💚「…?」


たっくんの様子が少しおかしいような…?


この時は思ってもいなかった


それが自分のせいだなんて…。



💜サイド


💛「阿部!」


💜「だいじょーぶ?」

俺らも亮平達の様子が気になって探しに出た。


すると一応問題は解決したようで


めめが亮平に抱かれていた。


すげー複雑な気持ち…。


💚「うん、大丈夫。」


💛「そっか良かった。」

💜「…。」

💚「…?」

めめもなんでそんな亮平にベタベタくっつくかな…。


耐えらんない。


俺が重たいのは充分分かってる。


分かってるはずだった…。


なんで分からなかったんだろう。


俺のこの気持ちが亮平の負担になっていたなんて…。

















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