この作品はいかがでしたか?
164
この作品はいかがでしたか?
164
💜サイド
💚「蓮くん、落ち着いた?」
🖤「うん…。ありがとう。」
💚「良かったぁ。ニコニコ」
そうやってまた笑う。
その笑顔を俺だけに見せてよ。
💜「…。」
💛「…?」
💜「…あのさ、亮平?ちょっと良い?」
💚「ん?どうしたの…?」
💜「ちょっと来て…。」
亮平の腕を引っ張って屋上へと向かう。
💚「たっくん…?」
もう、我慢できない。
亮平には幸せになってほしいと思ってるから、
ほんとは伝えないつもりだった。
でも、もう抑えられない。
亮平が他のやつと笑ってるの見たくないんだ。
俺のものにしたいんだ。
💚「ねぇ、たっくん?どうしたの?」
💜「あのさ…俺…」
💜「亮平のこと好きなんだ。」
💚「へ…。」
言っちゃった…。
でも、後悔はない。
💜「お、俺と付き合ってくれる?」
亮平、顔真っ赤じゃん。
💚「あ…えっと、その。」
この告白が亮平のこと困らせるって分かってる。
分かってるけどどうしても言いたくて…。
亮平優しいから色々考えてくれてるんだよね?
💜「俺、亮平の全部受け止めるから。」
💜「あ…返事はまた今度で良いから、じゃあ行くね。」
そう言って俺は屋上から出て行った。
この選択に後悔はない。
💚サイド
💜「…あのさ、亮平?ちょっと良い?」
💚「ん?どうしたの…?」
💜「ちょっと来て…。グイッ」
そう言って腕を引っ張られる。
💚「たっくん…?」
どうしたんだろう…。
明らかにいつもと様子が違う。
たっくんに連れて行かれた先は屋上だった。
💚「ねぇ、たっくん?どうしたの?」
💜「あのさ…俺…」
💜「亮平のこと好きなんだ。」
💚「へ…。」
顔が熱い。
なんでたっくんが…?
俺なんかを…?
『好き』と言われて嫌なわけではない。
でも、それをスッと受け入れることはできなかった。
💜「お、俺と付き合ってくれる?」
返事に困ってしまう。
💚「あ…えっと、その。」
💜「俺、亮平の全部受け止めるから。」
💜「あ…返事はまた今度で良いから、じゃあ行くね。」
そう言ってたっくんは屋上から出て行った。
💚「…っ!」
どうしたら良いのか分からなかった。
悲しいわけでもないのに涙が出てくる。
胸がすごく苦しい。
頭の中は蓮くんとたっくんのことでいっぱいだった。
🖤サイド
あの後ふっかが亮平連れてどこかに行った。
🖤「あ、ふっか!」
しばらくして戻っときた。
🖤「あれ…亮平は?」
亮平は一緒じゃないらしい。
💜「あ〜、ちょっとね。」
🖤「そっか。」
何かあったのだろうか。
たぶん2人の問題だからそっとしておこうと思った。
💜「あ、めめ?」
🖤「どうしたの?」
💜「めめってさ…亮平のこと好きなの?」
🖤「え…?」
💜「俺が見ててそう思っただけ、だけど…。」
『好き』なのかな…。
男性として。
🖤「え、なんでそんなこと…。」
💜「俺、さっき亮平に告ってきたんだわ。」
それを聞いた瞬間モヤモヤした感情が自分の中で生まれた。
なぜだろう。
🖤「…。」
💜「ほんとはどうなのか知らないけどさ…。」
🖤「…。」
ふっかの言うことを黙って聞くことしかできなかった。
💜「これは宣戦布告だから。」
🖤「…っ!」
そう言ってふっかはその場を去って行った。
実際のところ自分がどう思っているのかも分からない。
でも、亮平が誰かのものになるのはすごく嫌だった。
俺じゃない誰かと笑い合ってるのも嫌だった。
俺が亮平のこと幸せにしたいって思った。
これは『恋』って気持ちなの…?
コメント
2件
ついに目黒が気づいたー!続き楽しみです!
続きがめっちゃ楽しみ😊