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『もう一度、君を選ぶ』
第三十八話
「隠せない視線」
土曜日。
照が支社のある街へ戻ってきた。
駅の改札を抜けると、辰哉が手を振る。
💜「照!」
💛「お待たせ」
自然に並んで歩き出す。
休日だから仕事の話も少ない。
他愛ない会話をしながら、ゆっくり時間が流れていく。
────────
翌週、月曜日。
支社。
🖤「深澤さん、おはようございます」
💜「おはよう、目黒」
目黒は何気なく辰哉の顔を見る。
昨日までより表情が柔らかい。
どこか機嫌もいい。
🖤「……」
(昨日、誰かと会ってたのかな)
そんなことを考えてしまう自分に苦笑した。
────────
昼休み。
社員食堂。
🧡「めめ」
🖤「はい?」
🧡「深澤さんのこと、見すぎや」
目黒は思わずむせた。
🖤「そんな見てないですよ」
🧡「見とる見とる」
🧡「本人だけ気付いてへんけど」
目黒は黙り込む。
否定できなかった。
────────
午後。
辰哉と目黒は会議室で資料を確認していた。
💜「ここ直したら完成かな」
🖤「はい」
目黒は資料を受け取る。
その時、辰哉の指先が少しだけ触れた。
たったそれだけ。
それなのに心臓が大きく鳴る。
💜「目黒?」
🖤「……あ、すみません」
💜「疲れてる?」
🖤「大丈夫です」
辰哉は少し心配そうに笑う。
💜「無理しないでね」
その優しさが、余計につらかった。
────────
夜。
目黒は一人で帰り道を歩いていた。
(もう無理だな)
認めるしかない。
好きになってしまった。
でも。
相手は教育係。
職場の先輩。
この気持ちは伝えられない。
そう思っていた、その時。
会社のグループチャットに一枚の写真が送られてきた。
合同会議の日に撮った集合写真。
社員全員が写っている。
目黒は写真を拡大する。
辰哉の隣には照が立っていた。
肩が触れそうなくらい近い距離。
二人とも自然な笑顔だった。
目黒はその写真をしばらく見つめる。
胸の奥に、小さな引っかかりが残る。
(この二人……)
まだ確信はない。
けれど、その違和感は日に日に大きくなっていくのだった。
♡300⤴︎で次投稿します💖
コメント
7件
丁度、ONのDVD📀流してて💛💜のシンメトリーのシーンで、これ読んでて頭がどうにかなりそうになってる💦
まってるー!!! ひーくんの嫉妬好きすぎるわほんと… 長編大変だよね〜 お疲れ様!

大丈夫だよね😱 いや、大丈夫でしょう!って 思っているけれど 不安… すっかりひかるの気持ち😅 優しいふっかさんに惚れてしまうのはわかるけれど めめ、ごめんなさい