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夢にゾディルとエンジンが出てきてびっくりしたのでその夢をテーマに書いてみました!夢にも出てくるって、夢女子の末期症状すぎるw
私は自分の村を出て、武器づくりの修行をしている。この村に来てから4年半が経ち、やっとある程度の武器は作れるようになってきたところだ。しかも半年前にこの村に獄卒から武器を20個ほど作って欲しいと依頼が来たんだ。訓練生が自分たちで武器を選んで戦うらしい。そのなかの1つ、刀を私は作ったんだ。結構きれいに作れたから、いい人に使っていてほしいな。
でもこの村は武器作りの名所だから観光客も多い分、狙ってくる人も多いわけ。そこで応戦できるようにある程度は戦えるようにしている。もし襲撃されたら、村の鐘がなって、私たちはすぐ応戦しなくてはならない。できればやりたくないな。過去に1回だけ鐘がなったことがあるけど、その時は荒し屋って人たちが大量の武器を取っていった。人に危害は加えられなかったが、この村、『鍛治屋』は大きな損害を被った。それ以降、この村は呪い屋によって悪意があるものは立ち入れないようになった。
カーンカーン
え?鐘がなっている?何かが襲撃してきたのかな?応戦しなきゃ。
ブーブー
〘こちら鍛治屋警備隊本部。南口より荒らし屋を発見。繰り返す。南口より荒らし屋を発見。敵は3人ほど確認されている。紫のランプに注意し、鍛冶屋は直ちに製造品をかくまうように。警備隊は南口付近に警戒しろ。〙
今、夜なのに、、、眠いな。とりあえず今作ってる途中の刀をしまって、妹のところに行こう。確か東口と南口の間に家があった気がするから。急がないと。
妹は唯一の私の家族だ。両親はかつて掃除屋だったが、班獣によって殺された。そのころまでは私も掃除屋になろうと思っていたが、両親を失ってから一変、鍛冶屋になると決意した。両親が仲良くしていたからだ。妹はそのまま掃除屋で保護することもできたが、私についていくと言ったので、鍛冶屋の村に一緒に住んでいる。しかし、妹は鍛冶屋になりたいわけではなかったので、村に住むだけで、戦える力もないし、武器も持っていない。だから私が助けなきゃ。
「お姉ちゃん!!」
『よかった。大丈夫?』
「うん。」
『早く隠れよ。荒らし屋が来るかもしれないし。』
「俺等がなんだって?」
は?誰?紫のランプに、鍛冶屋ではない服装。荒らし屋?
「おいらはジャバー。荒らし屋だよ。白い髪に、鍛冶屋の服、赤い目の背の低い女の子。君がマユちゃんだね?」
『なんで私の名前を、』
「おいらたちについて来てくんない?」
『は?目的は何?』
「ボスがマユちゃんと話したいんだって。君はまだギバーじゃないけど、すごい力を持ってるんだ。」
『嫌だ。てか警備隊は?』
「今ボスとクリーニが戦ってる。ボスは話すのが得意じゃないからおいらにこさせたんだよ。だからついてきてくんない?」
「私のお姉ちゃんを連れて行かないで。」
何してるの?包丁を持って荒らし屋に立ち向かったって、あなたは何もできないでしょ。やめて。両親と同じことはしないで。誰かを庇って死ぬなんてやめて。
「おいおい。おいらはマユちゃんに興味があるわけ。君は来なくていいんだよ。しかも君素質ないし。」
ガシ
「マユちゃんゲットー。もらってくね〜」
え?こんなんで私死ぬかもしれないの?やだ。やめてよ。
「マユは回収したか?」
「ボス!もちろんっすよ〜」
『やめて。』
「え?」
『離してよ!』
ドサ
よし。離れた。次は、妹を逃がして、警備隊の人呼んで、、、いや待って、この人がボスってことは、警備隊がやられたってこと?まさかそんなことないよね。
グサッ
「…っ」
『!!』
なんで?なんで妹が刺されてるの?なんで?何あの鋭いの?ボスって呼ばれてた人のマントが、刺さって、、
「ハナ!!」
「すまんな。心残りになるものはすべて排除するつもりだった。妹という存在は大きいものだろ。」
『だからって殺さなくてもっ!!』
「これでお前にこの村の心残りはないだろ。荒らし屋に来い。」
『…』
「もしこのまま残ると、掃除屋がお前を回収するだろう。または獄卒だな。」
『…っ⁉』
「少なくともこのまま鍛冶屋に残れることはないだろうね〜」
『あなたたちのせいでしょ』
「もしお前が持っている力を使いこなせたら、妹を蘇らせることもできるかもしれないぞ。お前はそれだけの力を持っている。」
『え?その力の使い方ってのはあなたたちが教えてくれるの?』
「もちろんだ。」
『お菓子ってある?』
「山程あるよw盗ればいいし」
『じゃあ行ってもいいかも。でも嫌になったらすぐ辞めるから。』
「かまわん。嫌にさせることはないだろう。」
「ボス実はツンデレなんよ。ちょーかわいいんだよ。あイタッ。クリーニちゃーん。ひどいよー」
「うるさい」
「遊びはそこまでにしろ。掃除屋が来るぞ。」
『斑獣いないのに?』
「壁に穴を空けたからな。入ってくるだろ。」
『がちか早く行こ』
「そうだな。」
それから、クトー二のマンホールはバリケードの外でしか使えないので、外に逃げることになった。でも私は足が遅いからジャバーに担がれてだけど、、、恥ずかし。
外に出る途中に掃除屋が何人かいた。本部に近いしもしかしたら、知り合いいるかも。会いたくないな。
「マユ…⁉」
『エンジン⁉』
噂をすればって感じ。最悪だ。
next♡…40
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