テラーノベル
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「ほくと」(𝓡𝓲𝓷)『ジェシー』(友達)『こーち」(友達の好きな人)
ジェシーが画面を凝視したまま、固まった。
『……北斗、返ってきた』
「早っ。なんて?」
覗き込んだスマホの画面には、さっきまでの丁寧な敬語とは違う、少し砕けた文字が並んでいた。
『敬語じゃなくていいよ。あと、俺のことも『優吾」って呼んで。友達から、ジェシーがいつも俺のことそう呼んでるって聞いたから(笑)」
『あ、終わった……。俺、裏で呼び捨てにしてるのバレて嫌われた……!』
「いや、笑マークついてるし、むしろ喜んでるでしょ」
頭を抱えて机に突っ伏すジェシーの背中を、僕はトントンと叩いてやる。
本当に人騒がせな奴だ。
ジェシーは恐る恐る顔を上げると、意を決したように指を動かした。
『本当に!?じゃあ、優吾って呼ぶ!俺もタメ口でいい?』
送ったメッセージに、すぐさま[既読]がつく。
僕までなんだかドキドキしてしまって、二人で画面をじっと見つめた。
『うん、タメ口でいこう。よろしくね、ジェシー」
画面に表示されたその言葉を見て、ジェシーは『よっしゃあ!』と、今度こそ教室中に響き渡る声で叫んだ。
周りのクラスメイトが一斉にこちらを振り返る。
「声が大きいって!」
『だって北斗!優吾が俺の名前読んでくれた!タメ口でいいって!』
ジェシーの顔は、まるで世界中の幸せを全部集めたみたいに輝いている。
『今日、放課後空いてる?ちょっと話さない?」
さらに続けて送られてきた優吾先輩からのメッセージに、ジェシーは嬉しさのあまり完全にキャパオーバーを起こし、机の上で激しく悶え始めた。
誰かを好きになると、あんなに感情が忙しくなるんだな。
相変わらず僕にはよく分からない世界だけど、目の前で耳まで真っ赤にしている親友の姿を見て、僕は「まぁ、悪くないか」と小さく微笑んだ。
ChatGPT
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コメント
3件
うわ、このエピソードすごく良かったです!ジェシーの「裏で呼び捨てにしてるのバレて嫌われた…!」って焦りからの「よっしゃあ!」までのテンションのジェットコースター、めちゃくちゃ可愛かったです。北斗がトントンって背中叩いてあげるところも、親友の距離感が絶妙でほっこりしました。タメ口OKからの「放課後空いてる?」って流れ、読んでるこっちまでドキドキしましたよ!