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アメリカ×ソ連　再投稿

第19話 - 第19話

238

2025年03月11日

#アメリカ

#ソ連

#アメソビ

#ソ連受け

#countryhumans

#カンヒュBL

AKSNOS★🍬🍸

（アメリカ目線）

ソ連が目を覚まさないまま、１週間以上経った

その間もずっと俺は病院に通い続け、その度に花束を飾っていた

今日は会議に出席しないといけなくて、ソ連のところには行けなかった

不安で不安でいっぱいだった

このままソ連が目を覚まさなかったらどうしよう

このままソ連が死んでしまったら……

最悪の事態しか頭に浮かばなかった

上手く熱が入らず、なにも分からないまま会議が終わった

会議が終わった後、俺のことを日本が心配してくれた

俺は笑って「大丈夫」と一言だけ返し、俯いた

日本もソ連のことを知っていたので、俺のことを思ってくれたのか、それ以上はなにも言わなかった

直ぐに病院に行く準備を始めた

その時に、親父から電話がかかって来た

何年振りの電話だろうか、などと思いながら電話に出る

「よー、親父

なんのy」

［ソ連さんが目を覚ましましたよ！］

「……う”ぇ”っっ！？！？」

聞き間違いかと思い、10回くらい聞き返す

全て本当だと返ってきたので、地球温暖化が治ったのかというほど全身で喜んだ

そのまま近くにあった机をぶっ壊した

嬉しくて嬉しくて、俺は号泣した

そのままタクシーに飛び乗り、病院に急いだ

病院内を看護師さんに注意されながらも走って、ソ連がいる病室に飛び込む

まだ動かない方がいい、と周りに止められながらもソ連が腹を抑えながら上半身を起こし、俺と目を合わせた

すると、ソ連が今まで見たこともない様な嬉しそうな、幸せそうな笑顔をしていた

その笑顔を見た瞬間、俺は病室の出入り口で膝から崩れ落ちて泣いた

親父が俺を引きずる様にソ連のベットまで運んでくれた

［こら、ソ連さんが起きたのに泣いてばかりではダメですよ！］

「う”わ”ぁ”ぁ”ん”、よ”か”っ”た”あ”あ”あ”あ”ｯｯ

ソ”連”か”生”き”て”る”ぅ”ぅ”ぅ”」

ソ連のベットの上でもボロボロ泣いていたら、暖かい手が俺の頭の上に優しく乗る

『心配させて悪かったな…アメリカ』

その声を聞いてさらに俺は泣いてしまった

そこから数時間が経過してようやく、俺の心と涙腺は治った

ソ連は親父や看護師さんに寝かせられ、そのまま俺の方を見ている

看護師さんや親父は気を利かせて、病室から出て行った

ソ連を見ていると

抱きしめたい

そう思ってしまう

でも、今のソ連の体に俺の力を加えてしまうと、すぐに壊れてしまいそうで、怖いので何もしないでいる

「本当に良かった…ソ連…

俺、ずっと不安で不安で……」

『大袈裟だな…

まぁ、正直俺も怖かった

本気で死を目の前にしたのはな』

そう言ってソ連は、俺の手を握る

『そしてなにより、アメリカ…

君から離れてしまうのが怖かった…』

ドキン

と、俺の心臓が高鳴った気がする

やっぱ俺ってめちゃくちゃ愛されてる

凄く今が幸せだった

『なぁ、アメリカ…』

「！、なっ何？」

『………撫でて欲しい』

凄く恥じらいながらソ連は俺の方を見て、そう述べた

かｯｯｯｯｯｯｯｯ

可愛いッッ

なんだこの生き物ッッッ

一生愛すッッッッッッ

「ぁ、いいよ！」

『…ありがとな』

ソ連の頭にゆっくりと自分の右手を乗せて、左から右へと優しく撫でる

気持ちよさそうにソ連は目を閉じていた

正直、今起きていることは全て夢なんじゃないかと思う

でも、ソ連の髪の毛の感触、暖かい体温が俺に現実だと伝えてくれる

「ねぇ、ソ連…」

『ん、何だ？』

「キス……してもいい………？」

『…』

問いを投げかけた瞬間、ソ連の顔が赤くなった

少し目を逸らし、迷う様な素振りを見せてから、俺の目を見て

『いいぞ……』

と言ってくれた

直ぐに俺はソ連の唇を自分の唇で塞いだ

あの時と違って、暖かくて、ソ連の呼吸する声が聞こえる

それが嬉しくて、何度も何度も口付けをした

途中で

『っ…しつこいｯ』

と言ってソ連に拒まれたが、止めることが出来なかった

でも、ソ連も受け入れる様に俺に抱きついてくれた

最終的に覆い被さる様に長くキスをした

『んｯ…ふ、ぅ』

ソ連の色っぽい声が俺の鼓膜を揺らす

それがとても心地よくて、幸せだった

数分間キスをした後、口を離した

『はーっ…はーっ……』

「ごっ、ごめん！やりすぎたっ！！」

慌てて俺は頭を下げる

『本当にな……』

呆れた様にため息をつくソ連

怒らせたかと、顔を上げてソ連の顔をみると

ソ連の顔は幸せそうに微笑んでいた

その瞬間、俺は顔が一気に熱くなる感覚がした

そしてまた泣きそうになってしまった

『ちょ…もう泣くなよ…

俺はアメリカの笑顔が見たいんだが…？』

そうソ連に言われ、俺は半分泣きながら、今の幸せを顔で表すくらいの満面の笑みを作った

すると、ソ連は俺の顔を見て、満足そうに笑った

そして、俺は数時間ソ連と話した後、病室から出て、めちゃくちゃいいことがありました顔で家に帰った

その日の夜ご飯はめちゃくちゃ美味しかった

そして、ソ連の作ったご飯の味を思い出して、また食べたいなぁと一人呟いた

続く

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おめでとうソ連生き返った

何これ、マジ尊い_:(´ཀ`」 ∠):口角地球の周り回ってるし、尊ﾀﾋしかけるし…主さんのこともアメソのことも一生推します！

AKSNOS★🍬🍸

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