オリキャラです(
せっかくなら素敵な小説を書こうかと…
最近また蜜月アン・ドゥ・トロワ
という曲を聴き始めまして、
それ聴きながら書いたらいい小説できんじゃね?とか思って((
はい、書くんです(
それでは行ってらっしゃいませ!
(ないと→ 桜 しおり→ 梦)
深夜2時、辺りは街灯もなく
暗闇が続いている。
目が覚めてしまったから
外へ出て散歩をしていたところ。
桜「…〜♪」
何処からか素敵な歌声が聴こえる。
声を頼りに、道を歩いていると
路地裏の方から聴こえて来ることがわかった。
路地裏に入るのは抵抗があったけれど、
覚悟を決めて1歩踏み出した。
梦「…あの……」
桜「わっ、女の人?珍しいね」
梦「へ?」
桜「ここによく来る人はみんな男の人なんだ」
桜「みんな体目当て」
黄金色に輝く路地裏では
濃い桃色の髪と瞳を持った綺麗な女性…?
が座り込んでいた。
梦「そう、なんですの……?」
桜「うん……女の子だと思ってる?俺の事(笑」
梦「はい…とてもお綺麗な方だと……」
桜「ざんねーん、男でーす ♪」
梦「…可愛らしいですわ ♪」
桜「えーほんとぉ?あんがと〜(笑」
改めて声を聞くと比較的低い音で
男性なのだと判別できるようになった。
梦「…わたくし、森の奥の城で
メイドとして働いておりますの ♪」
桜「ほへー…」
数時間ほど彼とお話をしていると
突然 彼はウチの喋り方について指摘してきた。
桜「ねぇ、その話し方って……」
梦「、!…いつもこうですわ(笑」
桜「違う」
梦「……?」
桜「その話し方に
慣れていないような素振りがあった」
桜「…君、昔なんかあったでしょ」
梦「っ…!」
桜「俺、なんでも分かっちゃうんだ〜♪」
桜「話してごらん、お兄さんは軽蔑したりしないよ」
優しく微笑む姿は出会った時とは
全く違う親しさがあった。
何時間経っただろう。
ないとさんは涙を流すウチの話を真剣に聞いてくれて
気づけば日が昇りかけていた。
桜「…なるほどね」
梦「ごめんなさいッ…上手く言葉にできなくてッ…」
桜「大丈夫、ちゃんと分かったよ」
桜「要は昔の事が原因で”シラフ”でも
その話し方をするようになったから、屋敷の主が
元の話し方で受け入れてくれるか不安ってことでしょ?」
梦「っ、はいッ……」
桜「んー、俺は大丈夫だと思うけどな〜」
梦「えッ…?」
桜「だってさ、君の仕えてる王子様は
そんな事で捨てるような人じゃないと思うんだよね」
桜「てか、そんなんでメイド捨ててたら
王子やってらんないでしょ(笑」
少し笑ってウチの頭を撫でてくる。
そんな彼の姿はまるで兄のようだった。
あれから1年、あの人はもう見かけていない。
それらしい人は何度も見たけれど、
皆あの人に似ている別の人。
兄弟だったのかな、なんて考えている。
今日もまた大好きな王子様の傍で沢山笑ってみる。