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空き部屋を貸してもらって修行と遊んでる黒兎隊
「おい、月夜。頼まれたもんできたぜぇ…ケヒヒッ」
「感謝する!」
『え、なにそれなにそれ??』
「テッテレテッテッテー槍羽〜【ダミ声】その名の通り、クジャクの羽に見立てた月夜特注品、暗殺専用の武器だぜ。羽は鋼鉄よりも硬くしなやか。且つ紙のように軽く、羽自体の細部までが鋭い武器だから扱いには気をつけろよ?制作費高ぇんだぞこれ」
『すっごいね。月夜特注品って黎明特注品もあるのに…アカマルにも今度なにか作ってあげなよ!経費で落としてるの?』
「あ?オレが自分で考えたから経費だな。アカマルにか、そうだなぁ…」
「おいコラ黄色!研究は経費じゃなくて自腹でやれって、言ってんだろうが!!今回は許すが趣味の研究は自腹だ!お前そんくらいの金あるだろ!!」
「キコエマセーン」
「このド変態黄色!お前が温泉取材してたらその町にお前の変態具合を言いふらすからな! 」
「そうなる前に三鳥に命令して止めるからムリだなぁ、ケヒッ」
「この黄色い卑劣ゲス野郎め…」
「三鳥!あとワンセットを50ですぅ!」
「「はい!」」
「コケッ!」
お母さんと変態が口論している間に緑兎が三鳥を訓練してる。三鳥はそれぞれ海で使う鉄球を両足に枷のようにつけて訓練中。
・月夜はジャンプ力と持続性を高める
・黎明は音を立てないようにしつつ飛行能力を上げる訓練
・アカマルは引きずりつつ持久力を高める為に走り込みとバランス力を上げるために棘の上に立たせて動いてもらう
緑兎、動物相手に中々の鬼畜……
「三鳥にいいこと教えてあげますよぉ!人は能力じゃない、それらはあくまでも補助。全てを解決するのはスペックだ。つまり…能力や武器など使わずに圧倒的勝つものこそが強く、真の強者はそれに補助を付けることによってより一層強くなれる。……って、先生が教えてくれたですぅ」
「「流石です!」」
「コケ!」
『え……緑兎にそんなこと教えてたの??』
「……」
白兎はずっと無言で刀の手入れをしてる…確かに筋肉こそが全てとか聞いたことはあるけども、一理はあるけども!暴論すぎる…
「つまり、蒼兎さんもスペックが高いからこそ強いのであろう??」
「え…うん、そうだけど……僕は泣き虫で怖がりだし…」
「「「「『…(いや殺しが容赦なくできるのは怖がりとも泣き虫とも言えない)』」」」」
あ、何故かアラトと三鳥以外の黒兎隊で何かが揃ったかもしれない。そういう気がする、むしろそうかもしれない
「アラトじゃなくて蒼兎だよ赤兎くん……」
『あれ?聞こえちゃってた?』
「すっごく聞こえちゃってたね〜」
「緑兎さん…我々6年生も訓練に参加させてください!!」
ん?、雑渡昆奈門にツッコミされた。お母ちゃんに向けたのに……てか6年生は居るの分かってたけどわざわざ教えを乞うんだね〜
「いいですよぉ?じゃあ今度は全員でボクと追いかけっこですぅ!盲目or耳栓をしたボクに負けたヤツはみーんな黄兎さんから”ワクワク?性癖ねじ曲げ体験!10分間バージョン”受けてもらいまぁす!! 」
「……なんですかそれ??」
「一言でいえば…10分間という時間の中、 性癖ねじ曲げて一生まともに出来ないようにする。オスならある意味…去勢と思え。」
あ、流石に立花仙蔵くんが聞いたこともない単語で変な体験させられそうだから質問しちゃうよね……てか紺兎、6年生どころか近くに居た忍たまやプロ忍たちが息子抑えちゃってるじゃん。こういう時に馬鹿正直に言わなくていいと思うよ、僕は。
『ん?ちょっとそれは…まだ未来のある若い子たちに酷じゃない?』
「じゃあ妥協して”大人の階段、ニンジャ修行隠密演習編”の刑にしてやるぜぇ?ケヒヒ」
「そりゃただ誰にもバレずに好みの春画を本屋で買ってこい!己の尊厳と性癖を守るため、命懸けでやる隠密or演習!お母さんはそういうの許しません!!」
「え〜別の大人の階段登っちゃうんですかぁ??あと見本はアハトがいいですぅ!アートさんの性癖とかって黄兎さんにも分からないんですよね?」
「おもろそうだし採用。」
「僕で遊ばないでよぉ…」
『でもアルトのは知りたい。それにね…ん、アムトは黄兎と違って経費でも自分のお金でも春画を見向きもしないから気になってたんだよね!』
「ぶっちゃけ性欲があるかも怪しいぜぇ?」
「コラ!!!三鳥、蒼兎以外の黒兎隊!!みんなここに座りなさい!!!!あとアハト、アート、アルト、アムトなんてうちには居ません!!」
え〜…色んな人の前で説教?なんか最近は紺兎の態度でかいんだよね〜…多分責任感を感じちゃってるのかなぁ…………ならば、警告をした方がいいか。これからの為にも…な
『ん?また間違ってたかな?でも仕方ないよね、好奇心は猫を殺すって言うけど好奇心こそが発見を生み出すものなんだから』
「確かにそうだがなボス…」
『それに、一度あることは二度あるし、二度あることは三度ある、仏の顔も三度まで。って言うけどさ?それでも欲や好奇心、悪意…たとえ善意であろうとも、一度あれば何度でも繰り返されるのは知ってるでしょ?』
「でもボス達は直す気がないだろ」
『何言ってるのさ?それで終わるならまだしもキミらふたりと俺達はまた違う。でも今回は僕たちの方が強制させようとしてたしごめんね。それに〜?実力者集団の中でも名前を覚えられない存在ってある意味すごいでしょ〜?じゃあ今更気を使いつつ呼ぶよりもいつも通りの方が本人にも負担が来ない!』
「…ボスの嘘では無い警告だな…アカマル、今は鳴くな、暴れるな、静かにしろ。死ぬぞ」
「コケ…」
「訓練の疲れが吹き飛ぶ程にはヒヤヒヤするわね…流石ボス」
『はい解散解散!』