テラーノベル
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休日。
朝からリビングにはいい匂いが広がっていた。
らぴす「ん……いいにおい……」
メルト「おはよう、らぴす。」
らぴす「めるにぃ、おはよぉ。」
メルト「朝ごはんできてるよ。」
らぴす「ほんと?」
メルト「もちろん。」
らぴすは眠そうに目をこすりながら椅子へ座る。
そこへ――
心音「らぴす。」
らぴす「しおにぃ?」
心音「今日は大事な話がある。」
らぴす「えっ……。」
らぴすは少し不安そうな顔になる。
ロゼ「そんな怖がらなくていい。」
らいと「怒る話じゃなかよ。」
みかさ「安心して!」
心音は一枚の紙を机に置いた。
そこには大きく、
『本日限定 外出許可証』
と書かれていた。
らぴす「え……?」
何度も紙を見る。
夢じゃない。
らぴす「お、お外行けるの……?」
心音「うん。」
らぴすの目が一気に輝く。
らぴす「ほんとに!?」
ロゼ「ただし条件付き。」
らぴす「条件?」
心音「無理をしない。」
ロゼ「体調が悪くなったらすぐ言う。」
らいと「一人でどこか行かんこと。」
メルト「休憩はこまめに。」
みかさ「みんなの近くにいる。」
らぴす「うん!」
元気よく返事をするらぴす。
その笑顔を見た兄たちは思わず微笑んだ。
ピコン♪
スマホが鳴る。
莉犬 『らぴぴー!もう着くよー!』
てると 『迎えに来たー!』
まぜ太 『外いる』
やなと 『早くー!』
はりま 『楽しみだね!』
らぴす「みんな来た!」
心音「じゃあ行こうか。」
玄関を開けると、
莉犬「らぴぴーー!!」
ぎゅっ!
らぴす「わわっ!」
莉犬はいきなり抱きついた。
てると「らぴらぴ会いたかった!」
やなと「元気そう!」
はりま「今日はいっぱい楽しもう!」
まぜ太「体調第一な。」
らぴす「うん!」
心音「今日は頼んだぞ。」
莉犬「任せて!」
てると「絶対無理させない!」
やなと「俺らも見てる!」
はりま「みんなで守る!」
まぜ太「安心しろ。」
心音たちは安心したように頷いた。
そしてみんなで近くの公園へ。
らぴす「久しぶりだぁ……。」
風が気持ちいい。
鳥の鳴き声も聞こえる。
らぴすは小さく笑った。
莉犬「らぴぴ笑ってる!」
てると「可愛い!」
やなと「癒される!」
はりま「天使じゃん。」
まぜ太「いつも通り。」
らぴす「もぉ〜!」
その時。
らぴすの足が少しふらつく。
まぜ太「らぴす。」
らぴす「え?」
まぜ太「休憩。」
莉犬「ベンチ行こ!」
てると「ジュース買ってくる!」
やなと「荷物持つ!」
はりま「俺も!」
らぴす「まだ大丈夫だよ?」
まぜ太「無理しない約束。」
らぴす「……うん。」
素直にベンチへ座る。
少し休むだけで体は楽になった。
らぴす(ちゃんと休めば大丈夫なんだ……。)
兄たちだけじゃない。
いつメンも、自分の体調をちゃんと見てくれている。
その優しさが嬉しかった。
らぴす「みんな、ありがとう。」
莉犬「えへへ!」
てると「友達だから!」
やなと「当然!」
はりま「これからも一緒!」
まぜ太「一人で抱えんなよ。」
らぴすは少し照れながら笑った。
らぴす「うん!」
その笑顔を見て、みんなも自然と笑顔になる。
誰も気づいていなかった。
公園の少し離れた場所から、
誰かがらぴすたちを見つめていることを――。
その人物とは……?
――続く。
Next❤300.🌾4
コメント
4件
普通に楽しみすぎる
みぅです🤍🥀 「初めてのおでかけ」、読ませてもらいました…っ! らぴすの「お外行けるの…?」って、不安と期待が混ざった声が頭に浮かんで、胸がぎゅってなったよ。兄たちの「無理しない」の約束、ちゃんと守ろうとしてるらぴす、本当に可愛いし健気すぎる…🌙 そして莉犬たちの友情も温かくて、読んでて自然と笑顔になった。でも…最後の“誰か”が気になりすぎるよ!続きが待ち遠しいです…!✨