TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

39を込めた日常を

一覧ページ

「39を込めた日常を」のメインビジュアル

39を込めた日常を

1 - 第0話

♥

1,000

2025年03月01日

シェアするシェアする
報告する

代わり映えのない風景。

いつもの雰囲気の部屋。机にはキレートレモンの瓶が1つと、

様々な機材。

俺はその中でも目立つ大きなパソコンの前に座っていた。

「___ねえみんな!13周年の企画、どうする?」

俺は、パソコンに話しかけた。

俺の名前はぺいんと。しがないゲーム実況者だ。

俺が属するゲーム実況者グループ「日常組」は、今年の3月9日に13周年を迎える。

そのため、俺はメンバーの「クロノアさん」「しにがみ」「トラゾー」に、周年祝いで企画するものを提案しようとしていた。

わくわくする気持ちを抑えられなくて、声にそれが乗っている。

パソコンの画面はdoscordを映していて、俺のアイコンが声と同期してチカチカ光る。

『…あの、ぺいんとさん』

すると、ヘッドフォン越しに声が聞こえた。

まだ幼く聞こえる、しにがみの声だった。

「ん?何?」

俺は深く考えずに聞き返す。

『…僕、ずっと考えていたんですけど……』

しにがみの雰囲気が、いつもと違う。

すごく言いにくそうで、俺も何だ、と気になってくる。

「何?早く言えよ」

俺は気になる気持ちからつい彼を急かしてしまった。

彼は言った。

『…僕、日常組辞めます』

と。



39を込めた日常を。

loading

この作品はいかがでしたか?

1,000

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚