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こんなことが起きたら 発狂して崖から飛び降りてしまう笑
代わり映えのない風景。
いつもの雰囲気の部屋。机にはキレートレモンの瓶が1つと、
様々な機材。
俺はその中でも目立つ大きなパソコンの前に座っていた。
「___ねえみんな!13周年の企画、どうする?」
俺は、パソコンに話しかけた。
俺の名前はぺいんと。しがないゲーム実況者だ。
俺が属するゲーム実況者グループ「日常組」は、今年の3月9日に13周年を迎える。
そのため、俺はメンバーの「クロノアさん」「しにがみ」「トラゾー」に、周年祝いで企画するものを提案しようとしていた。
わくわくする気持ちを抑えられなくて、声にそれが乗っている。
パソコンの画面はdoscordを映していて、俺のアイコンが声と同期してチカチカ光る。
『…あの、ぺいんとさん』
すると、ヘッドフォン越しに声が聞こえた。
まだ幼く聞こえる、しにがみの声だった。
「ん?何?」
俺は深く考えずに聞き返す。
『…僕、ずっと考えていたんですけど……』
しにがみの雰囲気が、いつもと違う。
すごく言いにくそうで、俺も何だ、と気になってくる。
「何?早く言えよ」
俺は気になる気持ちからつい彼を急かしてしまった。
彼は言った。
『…僕、日常組辞めます』
と。
39を込めた日常を。