テラーノベル
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ー 注意事項 ー
・こちらはmnps様の二次創作となっております
・ご本人様や関係者様とは一切関係ありません
・この作品にはBL要素が含まれますので、苦手な方はご注意ください
ご理解いただける方は、ぜひ楽しんでいってください!
しゃがみ込んだまま。
shkは膝を抱えていた。
落ち着こう。
そう思っても。
胸の鼓動は速いままだった。
人が行き交う。
誰かが笑う。
口は動いている。
でも。
何も届かない。
「……。」
一人じゃない。
そう言い聞かせても。
心細さは消えなかった。
その時。
トン。
肩に。
優しく手が触れた。
shkの肩がびくっと震える。
ゆっくり振り返る。
そこにいたのは。
smだった。
目が合う。
smは少しだけ息を切らしていた。
きっと。
走ってきたんだ。
何も言わない。
ただ。
ゆっくり手を動かす。
『見つけた。』
その三文字を見た瞬間。
shkの張りつめていたものが。
ぷつりと切れた。
目に涙が滲む。
慌てて拭う。
でも。
次から次へと溢れてきた。
『ごめん。』
『ごめん……。』
手話が震える。
smは首を横に振った。
『違う。』
『無事でよかった。』
その言葉で。
もう我慢できなかった。
涙がこぼれる。
肩も小さく震える。
『怖かった。』
『急に誰もいなくなって。』
『どうしたらいいか分からなかった。』
『聞こえないから……。』
『みんなを呼べなくて……。』
手話が途中で止まる。
涙で前が滲む。
smは静かに見つめていた。
それから。
ハンカチを取り出す。
そっと差し出した。
shkは少し笑う。
泣きながら。
受け取る。
『ありがと。』
smは小さく頷く。
そして。
もう一度だけ。
手を動かした。
『迎えに来た。』
『だから大丈夫。』
その手話は。
とてもゆっくりで。
とても優しかった。
shkは何度も頷く。
涙を拭きながら。
『……うん。』
『うん。』
少しして。
先生とak、pyも駆け寄ってきた。
「shk!」
akは安心したように大きく息をつく。
「よかった……!」
pyもほっとした表情を浮かべた。
「怪我はありませんか?」
shkは笑って頷く。
『大丈夫。』
先生は申し訳なさそうに頭を下げた。
「ごめんね。」
「先生の確認が足りなかった。」
その口元を読んだshkは。
首を横に振る。
『違います。』
『俺も立ち止まっちゃったから。』
すると。
隣にいたsmが。
珍しく一歩前へ出た。
メモ帳を開く。
【誰が悪いじゃなくて、次から同じことが起きないようにしたいです。】
先生はその文字を見つめる。
そして。
大きく頷いた。
「……そうだね。」
「ありがとう。」
帰り道。
四人は並んで歩いていた。
今度は。
誰も離れないように。
shkは歩きながら。
そっとsmの制服の袖を見る。
少しだけ。
掴みたくなる。
でも。
やめた。
その代わり。
smとの距離を。
ほんの一歩だけ縮めた。
smは何も言わない。
でも。
歩幅を少しだけ緩める。
shkに合わせるように。
その小さな優しさに。
shkはまた笑った。
コメント
1件
みぅです🥀 第13話、すごく良かった…。 smが「見つけた」って伝えた瞬間、shkの張りつめていたものが切れて涙があふれるところ、胸がぎゅっとなったよ。手話が揺れるほど必死に伝えようとする気持ち、切なくて愛おしかった。 最後、歩幅を合わせてくれるsmの優しさで、また泣きそうになった。 二人の距離が少しずつ縮まっていくのが、本当に温かい。 次も静かに読ませてください🌙
荻一野
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