重い腰を上げ、「はあーい」と
言って出ようとするも
かっちゃんに
「チッ誰だよ!!!てめぇは寝とけ!!」
と怒鳴られた。
『えwww』
と私が言うと
「俺が出る」
とスっと立ち上がる。
え?
だめだよ!それは色々と…
色々とまずい!!!!!!
そう思って私も立ち上がると
『うっ…』
立ち上がった振動で気分が悪くて…
かっちゃんは玄関へ…
やばいって…
ガチャ
かっちゃんがドアを開ける。
オールマイト「美姫くん、すまん…緑谷少年へのお弁当だが…って、
爆豪少年!?!?なぜここに!?!?」
ピンポンの主はオールマイトさんだった。
「オールマイトぉ!?」
かっちゃんもびっくりしてる。
ちょっとww色々とやっぱりややこしいことに…
『あの…オールマイトさん…実は…』
説明しようとすると
「何を隠してんだてめぇらは…」
拳を握りしめながら言うかっちゃん。
私はジェスチャーで
手紙、(手で□を作って…書き物…)の事で
部屋に来て(かっちゃんが…ピンポンの動作をして…)
ごめんなさい…(謝るポーズ)
オールマイトさんは分かってくれたのか、
オールマイト「爆豪少年…、心配なのはわかるが…」
そう言った時だった。
グッッ
かっちゃんがオールマイトさんの胸ぐらを掴む。
『ちょっ!かっちゃん!?!?』
オールマイトさんに!?!?性格強!?!?
そしてオールマイトに向かって
「心配なんかしてねぇ!!あのクソナード!!今何処にいんだ!会ってぶっ○す!」
なんて理不尽www
けれどオールマイトさんは動じず
オールマイト「すまん、他言できない…」
と。
かっちゃんに掴まれていた胸ぐらから手を離し
お弁当箱をその場に置く。
オールマイト「ほんとにすまない…」
そう言って、立ち去ろうとすると
かっちゃんが。
「おい!!!!てめぇらが何考えてンのか知らねーけど…妊婦ほってらかしにすんじゃねぇ!不安にさせてんじゃねぇ!!
ヘラ鳥に言っとけ!!!てめぇの嫁さんだろが!!ちゃんと見たれやクソがァ!ってな!!」
…
かっちゃん…
まじ泣きそうだ。
悪阻で体調悪いからかな。
私は力が抜けてその場にしゃがみこむ。
そんな私をかっちゃんは
「俺の役目じゃねーだろ…」
と私を支え、抱きしめる。
かっちゃん…?
オールマイトさんは、
オールマイト「すまない…けれど美姫くんの事は伝えておく…
色々とすまない爆豪少年…」
一瞬、ギッ…と歯をかみ締めたかに見えた。
が、申し訳なさそうなそう言って、背を向ける。
「てめぇはすまねぇしか言えんのか!!待てコラァ!!!」
かっちゃんは怒鳴るも虚しくオールマイトさんは振り返らず、じゃ、と手を挙げるだけで…
行ってしまった。
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